リソース要求の請求可能割当
リソース・マネージャまたはプロジェクト・マネージャとしてリソース要求を作成する際には、リソース割当を請求可能割当タイプとして指定できます。現在の請求可能割当または請求不可割当で計算された可用性スコアに基づいて、候補のリソースを評価します。
請求可能割当の要求
プロジェクト・マネージャがプロジェクト・リソース要求を送信する際、その要求が請求可能割当用であるかどうかを「プロジェクト・リソース要求の作成」または「プロジェクト・リソース要求の編集」ページで指定できます。
「割当タイプ」を「請求可能」または「請求不可」として選択します。リソースの請求可能パーセンテージを割当理由とともに指定できます。請求可能パーセンテージで請求可能な割当時間のパーセンテージを示すことができます。
オープン要求の「確認済」または「予約済」割当に対して割当タイプを設定できます。
リソース評価
現在の請求可能割当の空きキャパシティ・スコアおよび稼働率に基づいてリソースを評価できます。
管理者が設定した空きキャパシティ・スコア計算に応じて、次のいずれかで計算されます。
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請求可能割当のみ
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請求可能割当と非プロジェクト・イベント(休暇や研修など)
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すべての割当および非プロジェクト・イベント
リソース要求を履行する前に、リソースの稼働率および現在の請求可能割当を次の方法で確認できます。
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検索および評価ページをレビューします。
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「予約済」ステータスの請求可能および請求不可の割当が表示される「リソース詳細」ページを使用して、「スケジュール」領域でガント・チャートを表示します。
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「リソース・マネージャ・ダッシュボード」を使用して、請求可能割当のみ、またはすべて割当の予測稼働および実績稼働をレビューします。「請求可能割当のみ」オプションを選択します。
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Oracle Transactional Business Intelligenceで、請求可能および請求不可の割当に対する分析を作成し、リソース稼働率を確認します。
要求履行
これでリソースの評価および確定、承認、提案または推薦が完了したため、請求可能割当の要求を遂行できます。リソース割当を承認するには、プロジェクトに対するプロジェクト・リソース割当の承認権限が必要です。
管理者がリソースのオーバーブックをどのように設定したかに応じて、次のことを考慮する必要があります。
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オーバーブックが許可されておらず、2つの請求可能割当が重複している場合、リソースを割り当てることはできません。ただし、1つの請求可能割当と1つの請求不可割当が重複している場合、警告は表示されますが続行できます。
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オーバーブックが許可されていて、請求可能と請求不可に関係なく2つの割当に重複がある場合、警告が表示されますが要求は履行できます。