リソース要求に対する可変時間数の割当

リソースがプロジェクトでフルタイムの作業をする必要がない場合は、プロジェクトの可変時間数に対して1人以上のリソースを要求または割り当てることができます。

一部またはすべての曜日(休日を含む)の様々な時間に勤務するようにリソースを割り当てることも、スケジュール要件を満たす柔軟な曜日設定で週当たりの時間数を要求することもできます。これにより、リソースをより適切にスケジュールできます。

要求時間数に可変時間数を指定してリソース要求を作成または更新し、割当または要求の期間中に繰り返される週次パターンに対してリソースを割り当てます。リソース割当スケジュールを調整して、変動時間数または週次時間数を追加することもできます。

ノート: 更新できるのは、「オープン」ステータスのリソース要求のみです。

週当たりで特定の時間数を要求した場合、リソース・マネージャは、リソースの合計週次空き時間数に基づいて空きキャパシティをレビューできます。たとえば、要求が毎週25時間の場合、要求を履行するために毎週25時間の残りのキャパシティがあるリソースを割り当てることができます。

空きキャパシティの計算は、要求時間数に基づいて行われます。要求が週次時間数の場合、空きキャパシティは、要求された期間の各週にリソースに残っている空き時間数合計に基づきます。プロジェクト・カレンダ時間数、1日当たりの時間数または可変時間数を使用して要求時間数が指定されている場合、空きキャパシティは、要求された期間の各日におけるリソースの空き時間数に基づきます。

グループの要求や割当を更新する場合、可変時間数の時間が非稼働日に重なったときはカレンダや勤務日で時間を調整できます。

次の例について考えます。

  • 1つの割当内で、あるリソースは月曜日と火曜日に毎日8時間、木曜日と金曜日に毎日4時間勤務し、水曜日には勤務しません。プロジェクト・マネージャは、そのようなリソース割当を要求できます。

  • プロジェクトの週次ビルドを処理するには、システム管理者が毎週火曜日または木曜日に1回作業する必要があります。プロジェクト・マネージャは、プロジェクトの期間中、1日当たり4時間の木曜日のリソースを要求します。リソース・マネージャは、この日次時間数を火曜日に調整してリソースを割り当てます。

  • プロジェクト・マネージャは、DBAアナリストに対して毎週5時間の要求を発行します。リソース・マネージャは、曜日に柔軟性があることを知っているので、稼働率スコアが毎週5時間以上のリソースを割り当てます。

  • プロジェクト・カレンダの非稼働日である土曜日に作業が開始するようにスケジュールされているプロジェクトについて、リソース・マネージャは複数の割当を作成しています。そのプロジェクトが2週間遅れます。これらの割当を調整するには、「割当スケジュールの変更」ページで影響を受けるすべての割当を選択し、割当が当初の計画より2週間後の土曜日に再度開始されるように、開始日と終了日を14カレンダ日数分調整できます。