プロジェクト・リソース要求ステータス
ステータスによって、プロジェクト・リソース要求のライフサイクルが追跡され、使用可能な処理が制限されます。
プロジェクト・リソース要求タイプによって、要求に使用できるステータスが決まります。プロジェクト・リソース要求タイプは次のとおりです。
-
新規リソース
-
割当スケジュール変更
-
割当取消
新規リソース
次の図は、「新規リソース」要求タイプの確認済割当のプロジェクト・リソース要求ステータスのフローの例を示しています。

次の表では、「新規リソース」要求タイプのプロジェクト・リソース要求のステータスについて説明し、各ステータスに許可されている処理を示します。
要求ステータス |
摘要 |
使用可能な処理 |
---|---|---|
下書き |
要求ステータスは、要求者が次の操作をした場合に「下書き」になります。
|
|
オープン |
要求ステータスは、要求者が次の操作をした場合に「オープン」になります。
「オープン」ステータスは、リソース・マネージャが要求を遂行するためにリソースを検索および評価するための要求の準備が完了していることを示します。 |
|
確認済割当に提案済、予約済割当に提案済 |
要求ステータスは、リソース・マネージャが1つのリソースについて要求の遂行のために承認を求めて1つ以上のリソースを送信すると、「確認済割当に提案済」または「予約済割当に提案済」になります。 |
|
割当に推薦済 |
1つのリソースに対する要求を遂行するためのリソースとして、リソース・マネージャが1つ以上のリソースをプロジェクト・マネージャに送信し評価を依頼した場合、要求ステータスは「割当に推薦済」になります。 |
|
複数のリソースについて処理中 |
要求ステータスは、リソースが要求の遂行のために提案または承認されたが、要求されて未履行のリソースの未処理数量が残っている場合、複数のリソースについて処理中になります。 |
|
複数のリソースによって履行済 |
要求ステータスは、次の場合に「複数のリソースによって履行済」になります。
|
プロジェクト・マネージャの処理は、次のとおりです。
リソース・マネージャの処理は、次のとおりです。
|
確認済割当によって履行済、予約済割当によって履行済 |
要求ステータスは、次の場合に「確認済割当によって履行済」または「予約済割当によって履行済」になります。
|
要求の複製 |
リソースの置換 | プロジェクト・マネージャがリソース・マネージャに対してリソース置換のためのリソース要求を発行すると、リソース要求ステータスは「リソースの置換」になります。 |
リソース・マネージャの処理は、次のとおりです。
|
取消済 |
要求ステータスは、プロジェクト・マネージャまたはリソース・マネージャが要求を取り消すと、「取消済」になります。 |
|
割当スケジュール変更または割当取消
割当スケジュールの変更または取消を開始すると、アプリケーションによって、変更を追跡するプロジェクト・リソース要求が作成されます。
次の表では、要求タイプが「割当スケジュール変更」または「割当取消」のプロジェクト・リソース要求のステータスについて説明し、各ステータスに許可されている処理を示します。
要求ステータス |
摘要 |
使用可能な処理 |
---|---|---|
修正待ち |
要求ステータスは、次の場合に「修正保留中」になります。
|
ノート: 修正を取り消す処理は割当が対象です。
|
承認済の修正 |
要求ステータスは、次の場合に「承認済の修正」になります。
|
なし |
取消済の修正 |
要求ステータスは、プロジェクト・マネージャまたはリソース・マネージャが割当修正を取り消すと、「取消済の修正」になります。 |
なし |
棄却済の修正 |
要求ステータスは、プロジェクト・マネージャまたはリソース・マネージャが割当修正を棄却すると、「棄却済の修正」になります。 |
なし |
要求タイプが「割当スケジュール変更」または「割当取消」のプロジェクト・リソース要求の削除、複製または取消を行うことはできません。