シミュレーションの実行および結果のレビュー

「改善ステップ」パネルで、「シミュレーションの実行」ボタンをクリックします。

メッセージにジョブ番号が表示されます。この番号をノートにとります。「ジョブのモニター」ページでジョブの進捗を追跡できます。「ジョブのモニター」ボタンをクリックします。シミュレーションに戻るには、「ジョブのモニター」ページの「完了」アイコンをクリックします。

ジョブが完了すると、「影響を受けるインシデント・パス数」パネルに結果が表示されます。「表示基準」フィールドで、「ユーザー」、「コントロール」または「ロール」を選択します。グリッドに、シミュレーションの影響を受ける各ユーザー、コントロールまたはロールの現行および残りのインシデントの数、およびこれらの数の差が表示されます。

  • 「現行」は、実際に存在する保留中のインシデントの数として定義されます。

  • 「残り」は、シミュレーションされた変更が実装された場合に存在する数値として定義されます。

「全体的な保留中のインシデント」グラフには、少し異なる結果が表示されます。すべての保留中のインシデントの現行の値と残りの値、およびシミュレーションの影響を受ける値と影響を受けない値が表示されます。

オプションで、「改善レポートの実行」を選択して改善ステップおよび作業しているシミュレーションの結果を保存または印刷します。または、シミュレーション改善計画ダッシュボードを使用して、シミュレーションを選択し、その改善計画ステップと結果を表示します。このダッシュボードは、Oracle Business Intelligenceカタログで使用できます。

「ユーザーおよびロール影響」ページには、シミュレートされた変更の影響を受けるユーザーおよびロールがリストされます。このページにアクセスするには、「ユーザーおよびロール影響」ボタンをクリックします。

  • このページには、ユーザーにアクセス権を付与しないパスのレコードのみが表示されます。たとえば、コントロールで2つの権限(P100とP200)間のコンフリクトを定義するとします。ユーザーは両方にアクセスできます。改善ステップでは、ユーザーにアクセス権を付与するロール階層からのP100の削除をシミュレートします。「ユーザーおよびロール影響」ページには、P100へのユーザーのアクセス権のレコードは表示されますが、P200へのユーザーのアクセス権のレコードは表示されません。

  • 直接の親からアクセス・ポイントを削除した場合、インシデントを解決できないだけではありません。一部のユーザーは削除されたアクセス・ポイントに正当にアクセスできても、改善計画の実装によってその正当なアクセスが遮断される場合があります。「ユーザーおよびロール影響」ページには、両方のタイプのユーザー、つまりコントロール違反が解決されたユーザーと正当なアクセス権を失ったユーザーがリストされます。シミュレーションが実装された場合にアクセス権が付与されなくなるロールが文書化されます。