メンテナンス・タスクの自動化
Oracle GoldenGateで使用される様々なリソースを効率的に管理するために、証跡ファイルのパージ、ラグ・レポートの生成、証跡ファイルのアーカイブなどのメンテナンス・タスクの自動化を設定できます。この項では、証跡ファイルの操作に関連するタスクの自動化について学習します。
ラグ・レポート生成の自動化については、「ラグ・レポートの生成」を参照してください。
証跡のアーカイブ
証跡ファイルをパージするかわりに、指定した場所で証跡をアーカイブするように選択できます。この自動化タスクにより、特定の時間後に、証跡ファイルを指定した場所に自動的にアーカイブできます。証跡ファイルのアーカイブを自動化するには:
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左側のナビゲーション・ペインで、「タスク」をクリックし、「トレイルのアーカイブ」を選択します。
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「トレイルのアーカイブ」ページで、「トレイルのアーカイブ・タスク」の横にあるプラス(+)記号をクリックして、新しいトレイルのアーカイブ・タスクの作成ダイアログ・ボックスを開きます。
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新しいトレイルのアーカイブ・タスクの作成ダイアログ・ボックスに、次の詳細を入力します。
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名前: タスクの名前を指定します。
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有効: このトグル・スイッチはデフォルトで有効です。タスクを保持するがアクティブ化しない場合は、無効にすることもできます。
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トレイル: アーカイブする証跡ファイルの名前を指定します。
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順序のサブセットのアーカイブ: 証跡ファイルから特定の順序のみをアーカイブする場合は、このトグル・スイッチを有効にします。このオプションを有効にすると、「順序の開始」ボックスと「順序の終了」ボックスが有効になります。これらのテキスト・ボックスで順序の開始値と終了値を指定します。
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ターゲット・タイプのアーカイブ: ターゲット・タイプは「ファイル・システム」のままですが、アーカイブされた証跡ファイルが格納されるサブディレクトリを指定できます。
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アーカイブ頻度: 証跡ファイルをアーカイブする頻度間隔を指定します。証跡ファイルは、指定した間隔が完了すると自動的にアーカイブされます。
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「発行」をクリックしてタスクを作成します。
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「トレイルのアーカイブ・タスク」表の「アクション」列から、アイコンを使用してタスクを編集または削除できます。
証跡のパージ
証跡のパージ・タスクを自動化すると、Oracle GoldenGateは、処理または消費された証跡ファイルを定期的に削除します。このタスクを自動化すると、指定した間隔後に証跡ファイルが削除され、ディスク領域の過剰な消費が回避されます。証跡の自動パージを設定するには:
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管理サービスの左側のナビゲーション・ペインで、「タスク」をクリックし、「トレイルのパージ」を選択します。
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記号をクリックして証跡消去タスクを追加します。 -
「名前」でタスクに名前を割り当てます。操作名では、大文字と小文字が区別されます。たとえば、TASK1という名前の操作と、task1という名前の別の操作を作成できます。
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証跡パスまたは証跡名を「Trail」フィールドに入力します。
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+記号をクリックして、証跡を「選択されたトレイル」リストに追加します。
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チェックポイントを使用する必要がない場合は、「チェックポイントの使用」オプションを無効にします。ただし、Oracleではチェックポイントを使用することをお薦めします。チェックポイントを使用しない場合、証跡は、保持ルールが満たされた場合に消費されたかどうかに関係なくパージされます。
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「ルールの保持」の値を設定して、証跡消去タスクをアクティブにしておく必要がある最長時間数、最長日数またはファイル数を指定します。
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証跡消去タスクを実行する必要がある間隔(時間または日数)を「パージ頻度」フィールドに指定し、「発行」をクリックします。
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必要であれば「トレイルのパージ」タスク表を使用してタスクを編集または削除します。
PURGE EXTTRAILも参照してください。
プロセスのパージ
この自動化タスクを使用すると、指定した期間後にER、Extract、Replicatなどのプロセスを自動的にパージできます。Oracle GoldenGateプロセスの自動パージを構成するには:
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管理サービスの左側のナビゲーション・ペインで、「タスク」をクリックし、「プロセスのパージ」を選択します。
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「名前」ボックスにタスクの名前を入力します。
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操作に対応するExtractタスクまたはReplicatタスク(初期ロード・プロセス)の「プロセス名」を選択します。リストには、すべてのプロセスが含まれているため適切なタスクを選択してください。
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操作に対応するExtractタスクまたはReplicatタスク(初期ロード)の「プロセス・タイプ」を選択します。
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「停止ステータスの使用」を有効にすると、タスクのステータスを使用して消去タスクが実行されます。
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どれくらいの時間や日数が経過してからプロセスを消去すべきかを入力して、「発行」をクリックします。
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「タスクのパージ」表で、対応するアイコンを使用してプロセス消去タスクを編集または削除します。