Oracle GoldenGate環境のバックアップ
Oracle GoldenGateの処理を開始したら、障害に備えて処理の状態を残しておく上で、効果的なバックアップ・ルーチンが不可欠です。Oracle GoldenGateの作業ファイルをリストアできない場合、レプリケーション環境全体を再インスタンス化し、初期ロードを新たに完了する必要があります。
ベスト・プラクティスとして、バックアップ・ルーチンにOracle GoldenGateホーム・インストール全体($OGG_HOME
)を含めます。ディレクトリのルートに重要なサブディレクトリ、ファイルおよびプログラムが非常に多くあり、個別に追跡することは困難です。いずれにしても、最も重要なファイルがバックアップ領域の大半を占めるため、単純にインストール・ディレクトリ全体をバックアップすることは、高速で簡単なリカバリのためには理にかなっています。Oracle GoldenGateホーム・インストール・ディレクトリ以外に、Oracle GoldenGateインストールの構成設定を含む$OGG_ETC_HOME
ディレクトリをバックアップする必要があります。