構成サービス
Oracle GoldenGate 23ai以降、高可用性(HA)の目的でOracle GoldenGateの構成ファイルを管理するための新しい構成サービスが使用可能になりました。サービス・マネージャ・デプロイメント内の個別のConfigService
プログラムによって、このサービスが管理されます。ConfigService
は、このサービス・マネージャによって管理されるすべてのデプロイメントの構成ファイルを管理します。構成データの内容は次のとおりです。
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Microservices構成データ
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パラメータ・ファイル
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チェックポイント・データ
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データベースおよびユーザー資格証明
ConfigServiceを有効にすると、次の図に示すように、この構成データは別のファイル・システムまたはデータベースにバックエンドとして別々に格納されます。
構成サービスの機能を次に示します。
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構成サービスは、Oracle GoldenGateインストールを使用する他のすべてのプロセスにREST APIを提供し、重要な構成データを管理します。
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複数のOracle GoldenGateインストールで、同じ高可用性データ・ストアを使用できます。
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構成データ・ストアは、Oracle GoldenGateから独立して管理されます。
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外部アプリケーションは、Oracle GoldenGateから独立して構成データを問い合せることができます。
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透過的フェイルオーバーおよび別のサーバーへの切替えがサポートされています。
異なるノード上にある2つの同一のOracle GoldenGateインストールで、構成サービスを使用して、高可用性のためにデータベース・サーバー内で構成データを外部で格納する場合を考えてみます。インストールの1つで障害が発生した場合、フェイルオーバー・メカニズムを使用すると、あるノードから別のノードに自動的に切り替わり、構成サービスを使用して構成データをデータベース・サーバーに送信および格納し続けます。
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構成サービスの使用を選択すると、構成ファイルは
$OGG_ETC_HOME
ディレクトリまたは$OGG_VAR_HOME
ディレクトリに格納されません。