Db2 z/OSのデータベース・ユーザーおよび権限の準備

データベース・ユーザーの作成およびOracle GoldenGate for Db2 z/OSの権限の割当てについて学習します。

Oracle GoldenGateには、データベース・ユーザー・アカウントが必要です。次のガイドラインに従ってこのアカウントを作成し、権限を割り当てます。

次の表に、Db2 z/OSで作成された専用のOracle GoldenGateユーザーに必要なシステム権限を示します。

次の表に示すDb2権限を、ExtractおよびReplicatの専用のデータベース・ユーザーに割り当てます。これらは、Db2 ODBCで必要な権限以外に必要なものです。記載がないかぎり、すべてのExtract権限は、初期ロードおよびログベースのExtractプロセスに適用されます。

次の表に示す権限は、Oracle GoldenGateプロセスを実行するユーザーに、SYSCTRLDBADMのいずれかと、SQLADM権限を付与することによって設定できます。

表4-2 Oracle GoldenGate for Db2 z/OSに必要な権限

ユーザー権限 Extract ストアド・プロシージャ Replicat

リモートDb2サブシステムにCONNECTします。

はい

はい

はい

MONITOR2

(これは、初期ロードExtractには適用されません)

Y

-

N

次のSYSIBM表に対するSELECT ON:

SYSTABLES

SYSCOLUMNS

SYSTABLEPART

SYSKEYS

SYSINDEXES

SYSCOLAUTH

SYSDATABASE

SYSFOREIGNKEYS

SYSPARMS

SYSRELS

SYSROUTINES

SYSSYNONYMS

SYSTABAUTH

SYSAUXRELS

Y

-

Y

ソース表に対するSELECT脚注 1

Y

-

N

ターゲット表のINSERTUPDATEDELETE

N

-

Y

CREATE TABLE脚注2

N -

Y

ODBCプラン(デフォルトはDSNACLI)に対するEXECUTE

Y

-

N

SQLEXECプロシージャまたは使用する問合せで必要とする権限脚注 3

Y

-

N

脚注1

表にLOB列が含まれている場合または初期ロードExtract (使用する場合)に対してのみ、ソース表に対するSELECTが必要です。

脚注2

コマンドライン・インタフェースからADD CHECKPOINTTABLEを使用してデータベース・チェックポイント機能を使用する場合は必須です。

脚注3

SQLEXECによって、Oracle GoldenGateプロセスによるストアド・プロシージャおよび問合せの実行が可能になります。