データベース接続の準備

Oracle GoldenGate for Db2 z/OSのデータベース接続、システムおよびパラメータ設定の構成について学習します。

接続スレッド数の指定

各Oracle GoldenGateプロセスはデータベース接続を行います。使用するプロセスの数および想定する他のDb2接続の数に応じて、DSNTIPE Db2 Thread Managementパネルで次のDb2システム・パラメータを調整する必要があります。

  • MAX USERS(マクロDSN6SYSP CTHREAD)

  • MAX TSO CONNECT(マクロDSN6SYSP IDFORE)

  • MAX BATCH CONNECT(マクロDSN6SYSP IDBACK)

ログ読取りではRRSAFを使用し、次のことが可能です。

  • 次のものに対するプロセスごとに2つのDb2スレッド。

    • Extract

    • Replicat

    • 管理クライアント・コマンドDBLOGIN (データベースにログインします)

    • DEFGENユーティリティ(列マッピングのデータ定義を生成します)

  • IFIコールに対するExtract用に追加で1つのDb2スレッド。

  • 各ExtractおよびReplicatプロセスによって発行されるSQLEXECパラメータ文ごとに追加で1つのDb2スレッド。

ODBC接続互換性の確認

Db2 ODBC初期化ファイルを正しく構成したことを確認するには、Db2 UDB z/OS ODBCガイドおよびリファレンスのガイドラインに従います。重要な考慮事項の1つは、大カッコの開始と終了([および])のコーディングです。大カッコは、異なるコード化文字セットID (CCSID)で異なってエンコードされる可変文字ですが、ODBC初期化ファイルでは、IBM-1047 CCSIDのものである必要があります。Db2 ODBCは、他のCCSIDのカッコを認識しません。次のことに注意してください。

  • 1つ目(開始)のカッコは、16進文字X'AD' (0xAD)を使用する必要があります。

  • 2つ目(終了)のカッコは、16進文字X'BD' (0xBD)を使用する必要があります。

正しい大カッコのコードを設定するには、次のいずれかの方法を使用します。

  • OEDITでhexコマンドを使用して、各文字の16進コードを適切に変更します。

  • iconvユーティリティを使用してODBC初期化ファイルを変換します。たとえば、CCSID IBM-037からIBM-1047に変換するには、次のコマンドを使用します。

    iconv -f IBM-037 -t IBM-1047 ODBC.ini > ODBC-1047.ini 
    mv ODBC-1047.ini ODBC.ini 
    
  • ファイルの作成または変更時、CCSID IBM-1047を使用するよう端末エミュレータまたは端末構成を変更します。