証跡用の領域の見積

Oracle GoldenGate証跡データの格納に必要になるディスク領域を見積もるためのガイドラインを次に示します。
  1. ネットワークが使用できない可能性のある最長の時間を見積もります。考えられる最長の停止時間に対応するのに十分なデータを格納するよう計画します。そうしないと、停止時間がディスク容量より長くなった場合にソースとターゲットのデータを再同期化する必要があります。

  2. ビジネス・アプリケーションで1時間に生成されるトランザクション・ログのボリュームを見積もります。

  3. 次の式を使用して、必要なディスク領域を計算します。

    [source transaction log volume in one hour] x [number of hours downtime] x .4 = trail disk space

    Oracle GoldenGateで必要なトランザクション・ログのデータは40パーセントのみのため、この式では40パーセントという乗数を使用します。

    ノート:

    この式は控えめな見積りです。Oracle GoldenGateの構成後、テストを実行し、必要な領域を正確に割り出します。一般的には、サブセット・レプリケーションの場合、必要な証跡ディスク領域が大幅に少なくなる可能性があります。

証跡アクティビティがビジネス・アプリケーションによって干渉されないようにするには、別個のディスクまたはファイル・システムを割り当てて証跡ファイルを含めます。証跡ファイルは、ローカル・ストレージ、ネットワーク接続ストレージ(NAS、SAN)、共有ファイル・システムまたはクラスタ・ファイル・システム(ACFS、DBFS)に配置できます。