MySQL Heatwaveエンジンによって生成されたDDLのフィルタリング
MySQLデータベース・サービスは、MySQLデータベース・サービス・バージョン8.0.33からHeatWaveが有効になっており、RAPIDクラスタ・プラグインがインストールされています。RAPIDクラスタは、MySQLデータベース・サービス・インスタンスでHeatWaveを有効にすると、そのインスタンスにアタッチされます。次のDDL文を使用して、任意の元表をHeatWaveエンジンにロードできます:
ALTER TABLE mysrc.emp secondary_engine = RAPID;
ALTER TABLE t1 secondary load;
表がエンジンにロードされると、このDDL文がMySQLバイナリ・ログに記録されます。
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Oracle GoldenGate for MySQLのExtractでこの表(
mysrc.emp
)のDDLキャプチャが有効になっている場合、前述のDDL文はExtractによって処理され、DDLはExtractによって証跡ファイルに書き込まれます。 -
ソースとターゲットの両方がMySQL Heatwaveである場合、DDLはターゲットのMySQLに正常に適用されます。
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ソースがMySQL HeatWaveであり、ターゲットがHeatWaveでない場合は、Replicatで次のようなエラーがスローされます:
ALTER TABLE vinsrc.emp1 secondary_load;
ERROR 1286 (42000): Unknown storage engine 'rapid'
このエラーを回避するには、Extractパラメータ・ファイル内で次のDDLオプションを使用して、これらの問合せをフィルタします。DDL INCLUDE MAPPED , EXCLUDE INSTR 'secondary_load';