Oracle GoldenGate for Db2 LUWのインストールの前提条件

Db2 LUWデータベース用にOracle GoldenGateをインストールするための前提条件について学習します。

Db2 LUWのインストール・システムの選択

Oracle GoldenGate for Db2 LUWをインストールするには、次の構成のいずれかを使用します。

  1. Oracle GoldenGateをリモートで接続するには、次のオプションから選択してDb2 LUWに接続します。

    • Db2 Connect v10.5以降

    • IBM Data Server Client v10.5以降

    • IBM Data Server Runtime Client v10.5以降

    Oracle GoldenGateがDb2 LUWサーバーにリモートで接続しない場合は、ポイント3を参照してください。

  2. リモート取得/適用の場合は、リモート・データベース・サーバーを登録して、リモートでデータベース・サーバーに接続するようにOracle GoldenGateを構成します。「リモートの取得または配信用のシステムの選択と構成」を参照してください。

  3. Oracle GoldenGateをインストールし、インストール時に次の環境変数の値を指定します。

    • LD_LIBRARY_PATHには、インストールされたclient/server lib64ディレクトリへのパスが必要です。

    • DB2INSTANCEは、Oracle GoldenGateが実行されるサーバー上のローカル・インスタンスの値に設定する必要があります。

リモートの取得または配信用のシステムの選択と構成

リモート・インストールでは、ソースまたはターゲットのデータベース・サーバーに対してリモートのサーバーにOracle GoldenGateをインストールします。このサーバーは、Db2 LUWデータベースに対してOracle GoldenGateでサポートされているLinux、UNIXまたはWindowsプラットフォームです。Oracle GoldenGateのビルドは、インストール・サーバーで実行されているDb2 LUWのバージョンに適合する必要があります。

この構成では、データベースの場所はExtractおよびReplicatに対して透過的です。ExtractはソースDb2 LUWデータベース・サーバーのDb2ログを読み取ることができ、ReplicatはターゲットDb2 LUWサーバーにデータを適用できます。

リモートの取得または配信を構成する手順:

  1. DB2 Connectがインストールされたリモート・サーバーでDb2 for LUWをインストールし、実行します。
  2. 次のDB2コマンドを使用して、Db2ソースまたはターゲット・データベースでリモート・サーバーを登録します。
    catalog tcpip node db2_node_name remote remote_DNS_name
    
  3. 次のDB2コマンドを使用して、リモート・サーバーのDb2 LUWデータベースでDb2ターゲット・ノードを登録します。
    catalog tcpip node db2_node_name remote remote_DNS_name server remote_port_number
  4. 次のDB2コマンドを使用して、リモート・サーバーのDb2カタログにDb2ソース・データベースまたはDb2ターゲット・データベースを追加します。
    catalog db database_name as database_alias at node db_node_name
     

    ノート:

    これらのコマンドの詳細は、IBM Db2 LUWのドキュメントを参照してください。

  5. リモート・サーバーのDb2 LUWデータベースに適したOracle GoldenGateのビルドをダウンロードしてインストールします。