標準の表のサポートの制限

これらの制限は、Extractに適用されます。

  • Oracle GoldenGateでは、任意の数の行を含む表をサポートします。

  • 行の長さは最大4MBです。列の変更前および変更後の両方イメージを処理範囲に含むようにOracle GoldenGateが構成されている場合、完全な変更前イメージと変更後イメージの長さの合計に適用される長さは、最大4MBになります。たとえば、行識別子として使用されている列でUPDATE操作が実行されると、変更前および変更後のイメージが処理され、合計で4MBを超えることはできません。変更前および変更後のイメージは、行識別子でない列にも必要ですが、競合の検出および解決(CDR)の比較列として使用されます。CLOBなど、4KBを超えるデータが許可される文字の列では、最初の4KBのデータのみが行内に格納され、4MBの最大行長が可能になります。BLOBなど、4KBを超えるデータが許可されるバイナリの列では、最初の8KBのデータが行内に格納され、4MBの最大行長が可能になります。

  • Oracle GoldenGateでは、データベースによってサポートされている表ごとに最大列数がサポートされています。

  • Oracle GoldenGateでは、データベースによってサポートされている最大列サイズがサポートされます。

  • Oracle GoldenGateでは、列に次のデータ型の1つが含まれていないかぎり、列が1つだけ含まれている表がサポートされています。

    • LOB

    • LONG

    • LONG VARCHAR

    • Nested table

    • ユーザー定義型(UDT)

    • VARRAY

    • XMLType

  • 未使用の列を含む表に対するレプリケートの前に、DBOPTIONS ALLOWUNUSEDCOLUMNを設定します。

  • Oracle GoldenGateでは、次のパーティション化属性を持つ表がサポートされます。

    • レンジ・パーティション化

    • ハッシュ・パーティション化および時間隔パーティション化

    • コンポジット・パーティション化

    • 仮想列ベースのパーティション化

    • 参照パーティション化

    • リスト・パーティション化

  • Oracle GoldenGateでは、仮想列を含む表がサポートされますが、これらの列に対する変更データのキャプチャも適用も行われません。データベースでは仮想列がトランザクション・ログに書き込まれず、Oracle Databaseでは仮想列に対するDMLが許可されません。同じ理由から、初期ロード・データは仮想列に適用できません。仮想列から非仮想列へのデータのマップは行えます。

  • Oracle GoldenGateでは、仮想列を含む一意索引を考慮しません。

  • Oracle GoldenGateでは、Oracle Exadataとの間のレプリケーションがサポートされます。Exadataハイブリッド列圧縮をサポートするには、ソース・データベース互換性が11.2.0.0.0以上に設定されている必要があります。

  • Oracle GoldenGateでは、Transparent Data Encryption(TDE)がサポートされます。

  • Oracle GoldenGateでは、DDLレプリケーション・サポートの一環として、あるいはDDLサポートとは無関係のスタンドアロン機能としてTRUNCATE文がサポートされます。

  • Oracle GoldenGateでは、XMLバイナリおよびXMLオブジェクト・リレーショナルのSQL*Loaderダイレクト・パス・インサートを除き、ダイレクト・ロードINSERTのキャプチャがサポートされます。サプリメンタル・ロギングが有効であることと、データベースがアーカイブ・ログ・モードであることが必要です。次の直接ロード方式がサポートされています。

    • /*+ APPEND */ヒント

    • /*+ PARALLEL */ヒント

    • DIRECT=TRUEを設定したSQLLDR

  • Oracle GoldenGateは、Extractの圧縮オブジェクトからのキャプチャを完全にサポートしています。

  • Oracle GoldenGateでは、XAおよびPDML分散トランザクションがサポートされます。

  • Oracle GoldenGateでは、FLASHBACK ARCHIVEを有効にした表でのDML操作がサポートされます。ただし、Oracle GoldenGateでは、FLASHBACK ARCHIVE句を含む表を作成するDDL、またはフラッシュバック・データ・アーカイブ自身を作成、変更または削除するDDLはサポートされません。