モニタリングに使用するコマンド

Oracle GoldenGate MA Webインタフェースから、様々なレベルでExtractおよびReplicatグループに関する情報を表示できます。もう1つの方法として、コマンドライン・インタフェースを使用して様々なプロセスをモニターする方法があります。

「Performance Metrics Serviceからのプロセスのモニター」を参照してください。

コマンドの構文、使用方法の詳細および例は、『Oracle GoldenGateコマンドライン・インタフェース・リファレンス』を参照してください。

コマンド 表示内容
INFO {EXTRACT | REPLICAT} group [DETAIL] 実行ステータス、チェックポイント、ラグ概算および環境情報
INFO ALL

システム上のすべてのOracle GoldenGateプロセスに関するINFO出力を表示します。

STATS {EXTRACT | REPLICAT} group

実行した操作の数など、処理量に関する統計を表示します。

STATUS {EXTRACT | REPLICAT} group

ExtractおよびReplicatプロセスの実行ステータス(起動、実行中、停止、異常終了)を表示します。

LAG {EXTRACT | REPLICAT} group

最後に処理されたレコードとデータ・ソースのタイムスタンプとの間のレイテンシを表示します。

INFO {EXTTRAIL  | RMTTRAIL } trail

関連するプロセスの名前、最後に処理されたデータの位置、最大ファイル・サイズを表示します。

SEND {EXTRACT | REPLICAT } group

プロセスと選択したオプションに応じて、メモリー・プール、ラグ、TCP統計、長時間実行トランザクション、プロセス・ステータス、リカバリ進行状況などに関する情報が戻されます。

VIEW REPORT group

破棄ファイルまたはプロセス・レポートの内容を表示します。

VIEW GGSEVT

Oracle GoldenGateエラー・ログの内容を表示します。

COMMAND ER wildcard

COMMANDタイプに応じた次の情報:

INFO
LAG
SEND
STATS
STATUS
wildcard
は、影響を受けるプロセス・グループに応じたワイルドカードの指定です。たとえば:
INFO ER ext*
STATS ER *
INFO PARAM

静的情報を問い合せて表示します。

GETPARAMINFO

現在実行中のパラメータ値を表示します。

INFO DISTPATH

分散パスに関する情報を返します。このコマンドを実行する前に、そのデプロイメントの分散サービスが稼働していることを確認します。

INFO EXTTRAIL

ローカル証跡の構成情報を取得します。トレイル名、書込み元のExtract、最新のデータ処理位置、割り当てられた最大ファイル・サイズが表示されます。

INFO RMTTRAIL

リモート証跡の構成情報を取得します。トレイル名、書込み元のExtract、最新のデータ処理位置、割り当てられた最大ファイル・サイズが表示されます。

INFO ER

複数のExtractおよびReplicatグループの情報を1つの単位として取得します。

INFO CHECKPOINTTABLE

チェックポイント表の存在を確認し、作成された日時を表示します。

INFO CREDENTIALS

資格証明のリストを取得します。

INFO ENCRYPTIONPROFILE

サービス・マネージャで使用可能な暗号化プロファイルに関する情報を返します。

INFO HEARTBEATTABLE

データベースに構成されたハートビート表に関する情報を表示します。

INFO AUTHORIZATIONPROFILE

デプロイメント内のすべての認可プロファイルまたは特定のデプロイメントの特定の認可プロファイルの情報をリストします。

INFO MASTERKEY

現在オープンしているマスター・キー・ウォレットの内容を表示します。ウォレット・ストアが存在しない場合は、新しいウォレット・ストア・ファイルが作成されます。このウォレット・ストア・ファイルは、様々な暗号化キーを作成時にホストするために使用されます。

INFO PROFILE

管理対象プロセスのプロファイルに関する情報を返します。

INFO RECVPATH

レシーバ・サービスのターゲットで開始される分散パスに関する情報を返します。このコマンドを実行する前に、レシーバ・サービスが実行中であることを確認します。

INFO SCHEMATRANDATA

Oracleデータベースにのみ有効です。Oracleのスキーマレベルのサプリメンタル・ロギングが、指定したスキーマに対して有効かどうか、またはインスタンス化情報があるかどうかを確認します。このコマンドを使用する前に、DBLOGINコマンドを使用してデータベース接続を確立してください。

INFO TRACETABLE

データベースのローカル・インスタンスに指定したトレース表が存在することを確認します。

INFO TRANDATA

データベースに応じて異なる出力を表示します。

STATS DISTPATH | RECVPATH

分散パス(DISTPATH)またはレシーバ・パス(RECVPATH)の統計を取得します。

STATS ER

複数のExtractおよびReplicatグループの統計を1つの単位として取得します。ワイルドカードとともに使用すると、その条件を満たすすべてのExtractおよびReplicatグループにコマンドを適用します。

STATUS ER

複数のExtractおよびReplicatグループのステータスを1つの単位として取得します。

STATUS DEPLOYMENT

指定したデプロイメントのステータスを表示します。

STATUS PMSRVR

パフォーマンス・サービスのステータス。

STATUS SERVICE

指定したOracle GoldenGateサービスのステータスを表示します。