データベース構成
Extractプロセスは、ソースSybaseサーバーのSybase Replication APIを直接コールします。Oracle GoldenGateによるデータ・キャプチャをサポートするように、このサーバーのソース・データベースを次のように構成する必要があります。
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ExtractはSybase LTMを使用してSybaseトランザクション・ログを読み取るため、Sybase Replication Serverで構成されたデータベースに対してはExtractを実行できません。同じデータベース上のトランザクション・ログを読取りできるコンテキストを確保できるのは、一度に1つのプロセスのみです。
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Sybase Multisiteの可用性では、Sybase Replication Serverを利用してウォーム・スタンバイおよびターゲット・サブスクリプション・データベースにトランザクションをレプリケートします。Oracle GoldenGate for Sybaseはプライマリ・ウォーム・スタンバイからは取得できませんが、SAP Sybase Rep Serverがそのデータベースのトランザクション・ログを制御していないため、Multisiteの可用性ターゲット・サブスクリプション・データベースからは取得できます。
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DSQUERY
変数は、Oracle GoldenGateがサーバー名を使用してデータベースに接続するために使用されます。DSQUERY
変数を、Oracle GoldenGateが使用するデータベースを含むサーバー名に設定します。また、SYBASE
環境変数を適切に設定します。 -
Extractプロセスには、ログの2次切捨てポイントを管理するための権限が必要です。詳細は、「2次切捨てポイントの初期化」を参照してください。
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データベース・ページ・サイズを4K、8K、16K、32Kまたはそれ以上に構成します。
UPGRADECHECKPOINT table_name
コマンドを使用してターゲットのSybaseデータベースのチェックポイントを更新するには、プログラムで作成される行サイズが2Kページを超えるように構成する必要があります。ターゲット・データベースのページ・サイズが2Kに構成されていると、チェックポイントのアップグレードは失敗します。これはReplicatに対してのみ有効です。