データベース接続の準備
Oracle GoldenGate for Sybaseのデータベース接続、システムおよびパラメータ設定の構成について学習します。
Oracle GoldenGate for Sybaseは、Sybase SDK FOR SAP ASE 16.0.3のDB-Library
パッケージで使用可能なクライアント・ライブラリを使用して、Sybase ASEデータベースに接続します。接続するには、リストされた接続を使用してデータベース・サーバー、ポート、データベース名およびユーザー情報を指定するか、DSQUERY
を使用してサーバー名、データベースおよびユーザー情報を指定するように接続を構成できます。
どちらのタイプの接続も、Web UIの「DB接続」メニューの「管理サービス」から追加できますが、DSQUERY
を使用するには、Oracle GoldenGateサーバーでの追加の設定が必要です。
LinuxでのDSQUERY接続の構成
DSQUERY
接続を使用するには、接続詳細をinterfaces
ファイルにリストする必要があります。このファイルは、/opt/sap
などのSDK FOR SAP ASE 16.0.3インストール・フォルダに作成して保存する必要があります。
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Sybase SDKをインストールしたユーザーとして接続し、次に示すようにSybase SDKインストール・ディレクトリに移動し、
interfaces
という新しいファイルを作成します。ファイル拡張子は必要ありません。cd /opt/sap vi interfaces
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interfaces
ファイルに次の情報を追加します(環境に応じてフィールドを編集してください)。servername master tcp ether Host_IP_Address Database_Port_Number query tcp ether Host_IP_Address Database_Port_Number #Connections using SSL #master tcp ether Host_IP_Address Database_Port_Number ssl="CN=host name" #query tcp ether Host_IP_Address ssl="CN=<host name"
ノート:
interfaces
ファイル内の接続情報の必要なレイアウトに従うことが重要です。interfaces
ファイルの詳細は、次のSybaseのドキュメントを参照してください。interfaces
ファイルには、次のルールが適用されます。-
各SAP ASEのエントリは1つのみですが、エントリには複数の行が存在する可能性があります。
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servername
行の後に続く各行は、空白またはタブで始まる必要があります -
行の各要素は、単一の空白で区切る必要があります。
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各エントリは、ブランク行で区切ります。
例:
sybase_source master tcp ether 10.0.0.100 5000 query tcp ether 10.0.0.100 5000
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保存してファイルを閉じます。
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interfaces
ファイルへのエントリの作成後、管理サービスのWebインタフェースからデータベース接続を作成し、「接続タイプ」の下の「サーバー名」オプションを選択して、interfaces
ファイルのservername値をリストし、残りの接続の詳細を指定できます。ノート:
デプロイメントの作成時に、Oracle GoldenGate Configuration Assistantのステップ3の「環境変数」セクションで
LD_LIBRARY_PATH
およびSYBASE
変数を設定しなかった場合は、Sybase SDKインストールの値を使用して、欠落している変数を手動で追加する必要があります。そうしないと、データベース接続が失敗する可能性があります。環境変数は、Service Managerの「デプロイメント」タブで追加できます。追加するには、デプロイメント名を展開して「構成」を選択します。デプロイメントの構成を変更した場合は、変更を有効にするために管理サービスを再起動する必要があります。