Oracle GoldenGate Microservicesのアップグレード – GUIベース

GUIを使用してOracle GoldenGate Microservicesをアップグレードするステップについて学習します。

Oracle GoldenGate Microservices Architectureをインストールするには、次を参照してください

https://docs.oracle.com/en/middleware/goldengate/core/23/coredoc/install-oracle-goldengate.html

この時点で、新しいOracle GoldenGate 23ai MAホームと、Oracle GoldenGate MAの以前のリリース・ホームが必要です。

サービス・マネージャのアップグレード

最新のOracle GoldenGate MAバージョンをインストールした後、次のステップはサービス・マネージャをアップグレードすることです。
  1. URL https://hostname:servicemanager_portからサービス・マネージャにログインします。

  2. サービス・マネージャの概要ページの「デプロイメント」セクションで「サービス・マネージャ」リンクを展開します。

  3. 「詳細」をクリックし、「デプロイメントの詳細」セクションの横にある鉛筆アイコンをクリックして、GoldenGateホーム・パスを編集するためのダイアログ・ボックスを開きます。

  4. 「GoldenGateホーム」を、新しいOracle GoldenGateホームへのフルパスで更新します。

  5. 「発行」をクリックします。

  6. 「デプロイメント」セクションに戻り、「アクション」フィールドの「再起動」アイコンをクリックして、サービス・マネージャを再起動します。

デプロイメントのアップグレード

デプロイメントは、サービス・マネージャと同じステップでアップグレードすることも、サービス・マネージャのアップグレード後にアップグレードすることもできます。

デプロイメントをアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. すべてのExtractおよびReplicatプロセスを正常に停止します。
    • Extractの正常な停止に時間がかかる可能性があるため、オープン(長時間実行)トランザクションおよびBounded Recoveryがあるか確認します。

    • 不要なオープン・トランザクション(SEND EXTRACT group_name SHOWTRANSなど)が表示されている場合は、それらのトランザクションをスキップするか、ただちに強制的に停止できます。この場合、次のコマンドを使用してBounded Recoveryチェックポイントを取得できます。

      SEND EXTRACT group_name, BR BRCHECKPOINT immediate

  2. サービス・マネージャからOracle GoldenGate 23aiホーム・ディレクトリの現在の場所を確認します。
    1. サービス・マネージャにログインします。http://hostname:servicemanager_port
    2. サービス・マネージャの「概要」ページの「デプロイメント」セクションでServiceManagerリンクを展開します。
    3. GoldenGateホーム・パスをコピーします。
  3. 「デプロイメント」セクションに戻り、アップグレードするデプロイメントのリンクを展開します。
  4. 「詳細」をクリックし、Oracle GoldenGate 23aiホーム・ディレクトリのデプロイメントのGoldenGateホームを編集します。
    1. サービス・マネージャ・デプロイメントの詳細の横にある鉛筆アイコンをクリックします。
    2. Oracle GoldenGateホーム・パスを新しいOracle GoldenGateホーム・ディレクトリへの完全パスで更新します。
    3. 「発行」をクリックします。
    4. Oracle GoldenGateホーム・パスが更新されたことを確認します。
  5. サービス・マネージャのページで、左側のナビゲーション・ペインからデプロイメント名を選択します。
  6. 必要に応じて、「構成」をクリックし、環境変数の設定を変更します。

    統合ビルド機能を使用するOracle GoldenGate for Oracle Databaseでは、TNS_ADMINのみをOracle GoldenGate内のOracle Database Clientソフトウェアに調整する必要があります。

    TNS_ADMIN = tnsnames.oraおよびsqlnet.oraの場所

    OGG_HOME環境変数は、DATABASE_HOMELD_LIBRARY_PATHおよびJAVA_HOMEを自動的に検出できます。

    ノート:

    21cから23aiにアップグレードする場合、この手順は不要です。Oracle GoldenGate 19c以前から23aiにアップグレードする場合は、TNS_ADMIN環境変数のみが必要です。
  7. (SQL Serverのみ) Linux上のOracle GoldenGate 23ai for SQL Serverには、データベース接続用のODBCドライバが含まれています。必須ではありませんが、パッケージのドライバを使用することをお薦めします。パッケージのドライバを使用するには、2つの新しい環境変数を作成し、以前に作成したodbc.iniファイルを更新する必要があります。

    次の環境変数をデプロイメントに追加します:

    • ODBCSYSINI = ${OGG_HOME}/msodbc

    • ODBCINI = ${OGG_HOME}/msodbc/odbc.ini

    新しい環境変数を作成したら、既存のodbc.iniファイルをGoldenGate msodbcフォルダにコピーし、DSNエントリのODBCドライバ値を次のように変更します:
    Driver=Microsoft ODBC Driver for SQL Server
  8. 「発行」をクリックして変更内容を保存し、サービス・マネージャのホーム・ページに戻ります。
  9. デプロイメントの「アクション」フィールドで「再起動」アイコンをクリックし、「OK」をクリックしてデプロイメントを再起動します。
  10. 「管理サービス」に再度ログインし、ExtractおよびReplicatを起動します。