3.5 インスタンス設定の構成
Oracle APEX開発インスタンスの様々な一般設定を制御します。これには、ワークスペースのプロビジョニング動作、電子メール・プロビジョニング、記憶域、電子メール、ウォレット情報、レポート出力、ワークフロー設定、アプリケーション・ギャラリ設定、「ヘルプ」メニュー、ワークスペース・サイズ・オプション、アプリケーションID範囲およびバックグラウンド・ジョブの構成などが含まれます。
ノート:
開発環境のセキュリティとパフォーマンスを確保するために、一部の管理機能はOracle Cloudで実行されているOracle APEXインスタンスでは使用できません。- ワークスペース・プロビジョニングの構成について
インスタンス管理者は、ワークスペースをプロビジョニング(または作成)するときのオートメーションの程度を決定します。 - 電子メール・プロビジョニングの無効化
ワークスペースのプロビジョニングを無効にし、ユーザーにメッセージを送信するには、「プロビジョニング方法」を「自動」に設定した状態で「電子メール・プロビジョニング」を使用します。 - 記憶域の構成
インスタンス管理者は、ワークスペース・リクエスト時の新規スキーマの要求、表領域の自動拡張、記憶域リクエストの自動承認、または指定日数に達したアップロード済ファイルの削除という記憶域オプションを構成できます。 - 電子メールの構成
APEXでメールを送信できるようにするには、インスタンス管理者がインスタンスレベルで電子メール設定を構成する必要があります。 - ウォレット情報の構成
APEXインスタンスのウォレット情報(認証および署名された資格証明を格納)を構成します。 - インスタンスのレポート出力の構成
エンド・ユーザーはPDFを含む様々な形式でレポートをダウンロードおよび出力できます。 - ワークフロー設定の構成
タスクおよびワークフローの保存期間を構成します。 - アプリケーション・ギャラリの構成
アプリケーション・ギャラリのインストール・ソースとして使用される場所を構成します。 - 「ヘルプ」メニューの構成
APEX開発環境の右上隅に表示される「ヘルプ」メニューのターゲットURLを構成します。 - ワークスペース・サイズ・リクエストの構成
新しいワークスペースとスキーマをリクエストするときや既存のワークスペースの領域を追加でリクエストするときに使用可能なサイズ・オプションを構成します。 - アプリケーションID範囲の管理
新しいアプリケーションのIDの範囲を制御します。 - バックグラウンド・ジョブの構成
「バックグラウンド・ジョブ・クラス」と「最小実行頻度(分)」の設定を構成します。
親トピック: Oracle APEX管理サービス