15.14 CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2プロシージャ(バインド・バージョンなし)

バルク操作を使用して、指定された問合せからコレクションを作成します。

このメソッドは、CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_2メソッドよりも非常に高速です。問合せはアプリケーション所有者として解析されます。同じ名前のコレクションが、カレント・アプリケーションIDの同じセッション内にカレント・ユーザー用として存在すると、アプリケーション・エラーが発生します。

このプロシージャはCREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_Bと同じです。ただし、SELECT句の最初の5列は数値である必要があり、次の5列は日付である必要があります。日付データ型の列に続いて、最大50個の文字データ型の列をSELECT句に指定できます。

このプロシージャは、バルク動的SQLを使用して、名前付きコレクションにフェッチ操作と挿入操作を実行します。このプロシージャには、2つの制限事項があります。

  1. メンバー・データに対してMD5チェックサムは計算されません。
  2. 問合せp_queryの列値は、2,000バイト以内である必要があります。列値が2,000バイトを超える行がある場合は、実行中にエラーが発生します。Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.1)以降では、この列の制限は4,000バイトです。

構文

APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2 (
    p_collection_name   IN VARCHAR2,
    p_query             IN VARCHAR2,
    p_max_row_count     IN NUMBER   DEFAULT )

パラメータ

パラメータ 説明
p_collection_name コレクションの名前。最大長は255文字です。このコレクションが、カレント・ユーザーの指定された名前で、同じセッションに存在すると、エラーが戻されます。
p_query コレクションのメンバーを移入するために実行する問合せ。
p_max_row_count p_queryの問合せから戻され、コレクションに追加される行の最大数。

次の例では、EMPLOYEESという名前のコレクションを作成し、EMP表のデータを移入します。最初の5列(mgr、sal、comm、deptnoおよびnull)はすべて数値で、次の5列はすべて日付です。p_generate_md5NOであるため、MD5チェックサムは計算されません。

DECLARE
    l_query varchar2(4000);
BEGIN
    l_query := 'select empno, sal, comm, deptno, null, hiredate, null,
        null, null, null, ename, job, mgr from emp where deptno = 10';
    APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2 (
        p_collection_name => 'EMPLOYEES',
                  p_query => l_query);
END;