15.13 CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2プロシージャ

バルク操作を使用して、指定された問合せからコレクションを作成します。

このメソッドは、CREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_2メソッドよりも非常に高速です。問合せはアプリケーション所有者として解析されます。同じ名前のコレクションが、カレント・アプリケーションIDの同じセッション内にカレント・ユーザー用として存在すると、アプリケーション・エラーが発生します。

このプロシージャはCREATE_COLLECTION_FROM_QUERY_Bと同じです。ただし、SELECT句の最初の5列は数値である必要があり、次の5列は日付である必要があります。日付データ型の列に続いて、最大50個の文字データ型の列をSELECT句に指定できます。

このプロシージャは、バルク動的SQLを使用して、名前付きコレクションにフェッチ操作と挿入操作を実行します。このプロシージャには、2つの制限事項があります。

  1. メンバー・データに対してMD5チェックサムは計算されません。
  2. 問合せp_queryの列値は、2,000バイト以内である必要があります。列値が2,000バイトを超える行がある場合は、実行中にエラーが発生します。Oracle Database 11gリリース2 (11.2.0.1)以降では、この列の制限は4,000バイトです。

構文

APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2 (
    p_collection_name       IN VARCHAR2,
    p_query                 IN VARCHAR2,
    p_names                 IN apex_application_global.vc_arr2,
    p_values                IN apex_application_global.vc_arr2,
    p_max_row_count         IN NUMBER   DEFAULT NULL,
    p_truncate_if_exists    IN VARCHAR2 DEFAULT 'NO' )

パラメータ

パラメータ 説明
p_collection_name コレクションの名前。最大長は255文字です。このコレクションが、カレント・ユーザーの指定された名前で、同じセッションに存在すると、エラーが戻されます。
p_query コレクションのメンバーを移入するために実行する問合せ。
p_names 問合せ文で使用されるバインド変数名の配列。
p_values 問合せ文内のバインド変数で使用されるバインド変数値の配列。
p_max_row_count p_queryの問合せから戻され、コレクションに追加される行の最大数。
p_truncate_if_exists YESの場合、コレクションが存在していれば、まずコレクションのメンバーが切り捨てられます。NOの場合(YESでない場合)、コレクションが存在していれば、エラーが発生します。

次の例は、CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2プロシージャを使用して、EMPLOYEESというコレクションを作成し、そこにEMP表のデータを移入する方法を示しています。最初の5列(mgr、sal、comm、deptnoおよびnull)はすべて数値で、次の5列はすべて日付です。

DECLARE
    l_query varchar2(4000);
BEGIN
    l_query := 'select empno, sal, comm, deptno, null, hiredate, null,
        null, null, null, ename, job, mgr from emp where deptno = :b1';
    APEX_COLLECTION.CREATE_COLLECTION_FROM_QUERYB2 (
        p_collection_name => 'EMPLOYEES', 
                  p_query => l_query,
                  p_names => apex_util.string_to_table('b1'),
                 p_values => apex_util.string_to_table('10'));
END;