7.2 RESTオブジェクトの有効化

ORDSのAutoREST機能を使用してRESTオブジェクトを有効にします。

ヒント:

ORDSのAutoREST機能はデータベース・オブジェクトに基づいてRESTfulサービスを作成する最も簡単な方法ですが、短所および制限事項があります。AutoRESTについてさらに学習するには、『Oracle REST Data Services開発者ガイド』RESTアクセス(AutoREST)のためのスキーマ・オブジェクトの自動有効化に関する項を参照してください

必須

このプロシージャを実行するには、環境が次の要件を満たしている必要があります:

  • ORDSでスキーマを登録する必要があります。

    スキーマを登録するには、ORDSへのスキーマの登録を参照してください。

  • 有効にするRESTオブジェクトが存在し、AutoRESTに準拠している必要があります。

オブジェクトをREST対応にするには:

  1. ワークスペースのホームページで、「SQLワークショップ」をクリックして、「RESTfulサービス」をクリックします。
    「RESTfulサービス」ホームページが表示されます。
  2. RESTfulデータ・サービス・ツリーで「有効なオブジェクト」をクリックします。
  3. 「AutoRESTオブジェクトの作成」をクリックします。
  4. 「オブジェクトのAutoREST有効化」ダイアログで次のようにします:
    1. オブジェクト・タイプ - AutoRESTを有効にするデータベース・オブジェクトのタイプを選択します。
    2. オブジェクト - AutoRESTを有効にするオブジェクトを選択します。
    3. オブジェクト別名 - 選択したオブジェクトに使用する別名を入力します。この別名は、AutoREST URL内のオブジェクト名を置き換えます。デフォルトはオブジェクト名です。セキュリティ上の理由から、基礎となるオブジェクト名と異なる別名を指定することを常にお薦めします。
    4. 認可が必要 - AutoREST対応オブジェクトにアクセスしようとしている外部ユーザーに、関連ロールが割り当てられている必要があるかどうかを指定します。

      「認可が必要」「はい」に設定されている場合、「認可ロール」にロール名が表示されます。オブジェクトの認可を有効にした場合、結果としてもたらされた認可ロール情報を使用してORDSでユーザー・ロールを構成できます。

      ノート:

      「認可が必要」設定を無効にすると、オブジェクトがパブリック・アクセス可能になります。この設定を有効にするには、さらにユーザー・ロールを構成してユーザーにアクセス権を付与する必要があります。
    5. 完全なURL - 完全なURLを表示します。URLをコピーするには、「クリップボードにコピー」をクリックします。
    6. 「作成」をクリックします。

オプション

オブジェクトがREST対応になると、提供されたURIを使用してデータにアクセスできるようになります。このURIは、JSON形式です。

  1. ブラウザを使用してRESTful URIのプレーン・テキスト・コンテンツを表示するには:
    1. RESTfulデータ・サービス・ツリーで「有効なオブジェクト」をクリックします。
    2. 「解析対象オブジェクト」で、オブジェクト名をクリックします。
    3. RESTful URIをコピーします。

      ヒント:

      「クリップボードにコピー」アイコン(クリップボードにコピー)をクリックすると、RESTful URIをすばやくコピーできます。
    4. 新しいブラウザ・タブを開き、コピーしたURIをURLフィールドに貼り付け、[Enter]を押します。

    選択した表の表データを公開するJSONドキュメントが、ブラウザに表示されます。