7 RESTfulサービスを使用したデータ交換の有効化
RESTfulサービスは、データベースへのアクセスに使用されるRESTfulサービスの宣言仕様を有効にします。
RESTfulサービスを使用すると、ワークスペースで使用可能なデータベース・オブジェクトの上部に標準ベースの一連のAPIを作成できます。これらのAPIにより、基礎となるデータ・ソースに直接接続することなく、外部システムが問合せ、挿入、更新または削除でデータを安全に操作できるようになります。
Oracle APEX内で作成されたRESTfulサービスの定義は、Oracle REST Data Services (ORDS)リポジトリに格納され、ORDSベースのRESTサービスと呼ばれます。
ノート:
リリース18.1より前は、APEX内で作成したRESTfulサービスの定義は、コアAPEXスキーマのメタデータ表内に格納されていました。これらはAPEXベースのRESTサービスと呼ばれていました。APEXベースのRESTサービスは、APEXリリース22.1でサポートされなくなりました。
ORDSリリース21.4.2以降には、残りのAPEXベースのRESTサービスをORDSベースのサービスにアップグレードできる移行スクリプトが含まれています。詳細は、『Oracle REST Data Servicesリリース・ノート』のOracle APEX Restfulサービス・モジュールの移行に関する項を参照してください。
この項では、RESTfulサービスの概念を示し、APEXを使用してRESTfulサービスを作成、編集および削除する方法について説明します。
ノート:
RESTfulサービスを有効にするかどうかは、ワークペース管理者が制御します。無効化されている場合、「RESTfulサービス」アイコンは表示されません。- Oracle APEXでのOracle RESTfulサービスについて
この項では、Oracle REST Data Services (ORDS)によって実装されるRESTfulサービスを紹介します。また、APEX内やその他のOracleツール内で使用される、RESTfulサービスを構成する様々なコンポーネントを示す用語を説明します。 - RESTオブジェクトの有効化
ORDSのAutoREST機能を使用してRESTオブジェクトを有効にします。 - REST対応オブジェクトに対する認可の有効化
RESTfulサービス・ページのREST対応オブジェクトへのアクセスを制限します。結果としてもたらされた認可ロール情報を使用して、ORDSでユーザー・ロールを構成します。 - RESTfulサービスにアクセスする方法
SQLワークショップからRESTfulサービスにアクセスします。 - ORDSベースのRESTfulサービス・モジュールの例の作成方法
ORDSベースのRESTfulサービス・モジュールの例を作成する方法を学習します。 - RESTfulサービス・モジュールの管理
サンプルのRESTfulサービス・モジュールをインストールする方法を学習します。ORDS RESTfulサービス・モジュールを作成、編集および削除できます。 - リソース・テンプレートの管理
リソース・テンプレートは、URIをグループ化して、特定のRESTfulサービス・モジュールに関連付ける方法です。 - リソース・ハンドラの管理
リソース・ハンドラは、特定のHTTPメソッドを処理するための問合せまたは無名PL/SQLブロックです。 - APEXからSQL Developer Webへの直接アクセス
「SQLワークショップ」メニューからSQL Developer Webにアクセスします。
関連項目:
Oracle APEX管理ガイドのワークスペースのRESTfulサービスの有効化およびパス接頭辞の定義