A アイテム・タイプについて

アプリケーション・ビルダーで使用可能なアイテム・タイプの説明およびアイテムの動作を制御するページ・デザイナの重要な属性を確認します。

アイテムは、HTMLフォームの一部にしたり、対話グリッド列で使用することができます。アイテムは、テキスト・フィールド、テキスト領域、パスワード、選択リスト、チェック・ボックスなどにできます。開発者がページ・アイテムの動作を制御するには、ページ・デザイナでアイテムの属性を編集します。特定のアイテム属性についてさらに学習するには、ページ・デザイナで属性を選択して、「ヘルプ」タブを選択します。

ヒント:

アプリケーションにプラグイン・アイテムを含めることもできます。プラグインは、<My Plug-in> [Plug-in]と表示されます。「プラグインの実装」を参照してください。

A.1 チェック・ボックス

単一のチェック・ボックスを表示し、ユーザーがこれを選択または選択解除できるようにします。

チェック・ボックス・アイテムは常に、チェック済値または未チェック値という2つの値のいずれかを持ちます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定デフォルトの使用 - 「オン」に設定すると、チェック・ボックスでは「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、チェック・ボックスで定義されたアプリケーション・レベルのコンポーネント設定が使用されます。

    関連項目: チェック・ボックスの構成

    「デフォルトの使用」「オフ」に設定されている場合は、次のカスタム設定が表示されます。

    • チェック済値 - ユーザーがチェック・ボックスを選択した場合にページ・アイテムに格納される値を入力します。値は255文字以内で指定できます。

      「ファセット検索」ページで、ファセットが「LOV」に基づいて問合せ列をフィルタする場合、この値は「LOV」の表示値と戻り値の両方に一致する必要があります。表示値と戻り値が異なる場合は、この列でこのファセット・タイプを使用できません。かわりに、チェック・ボックス・グループファセットを使用してください。

    • 未チェック値 - ユーザーがチェック・ボックスの選択を解除した場合に、ページ・アイテムに格納される値を入力します。チェック時にNULLを格納する場合は、この属性を空白にすることもできます。値は255文字以内で指定できます。

      ノート: この値は、ページ・アイテムに移入される値が「チェック済値」または「未チェック値」のいずれにも一致しない場合に使用されます。

A.2 チェック・ボックス・グループ

複数の値をチェック・ボックスとして表示し、エンド・ユーザーが複数の値を選択できるようにします。

ノート:

はい/いいえのチェック・ボックス(つまり、値が1つのみになるチェック・ボックス)には、チェック・ボックス・タイプまたは切替えアイテム・タイプを使用することをお薦めします。

チェック・ボックスとして表示されるアイテムには、LOVが必要です。選択されたボックスに対応する値は、1つのコロンで区切られた文字列に格納されます。

次の例では、従業員名(ename)が表示されますが、従業員番号(empno)が戻されます。

SELECT ename, empno FROM emp;

関連項目:

戻り値の分割の詳細は、Oracle APEX APIリファレンスAPEX_UTILを参照してください。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定数値列 - チェック・ボックスの表示に使用されるレイアウト列の数を入力します。たとえば、2という値を指定すると、2列のチェック・ボックスが表示されます。デフォルトでは、1つの列にすべての値を表示します。
  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。
  • 複数の値タイプ - ソース列に複数の値が含まれているかどうか、およびそれらのエンコード方法を決定します。
  • 複数の値セパレータ - 相互に値を区切る文字を指定します。

    「複数の値」属性についてさらに学習し、例を表示するには、ページ・デザイナのヘルプまたは「「複数の値」属性の構成」を参照してください。

A.3 カラー・ピッカー

「表示形式」の設定に応じて、色を選択または入力するためのコントロールが表示されます。エンド・ユーザーは、カラー値を入力するか、インラインまたはポップアップのカラー・スペクトルからカラー値を選択できます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定デフォルトの使用 - 「オン」に設定すると、「カラー・ピッカー」では「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「カラー・ピッカー」で定義されたアプリケーション・レベルのコンポーネント設定が使用されます。

    「デフォルトの使用」「オフ」に設定されている場合は、次の設定が表示されます。

    • 表示形式-カラー・ピッカーの表示方法を選択します。オプションは次のとおりです。

      • ポップアップ - カラー・スペクトルのピッカーを開くアイコンが付いたテキスト・フィールドとして表示します。

      • インライン - インラインのカラー・スペクトルとして表示します。

      • カラーのみのポップアップ - カラー・スペクトルのポップアップを開くボタンとして表示されます。

      • ネイティブ・カラー・ピッカー - ネイティブ・ブラウザのカラー入力(UIはブラウザに依存)として表示します。

    • モード - カラー・ピッカーに表示される情報の量を選択します。オプションには、「シンプル」または「完全」があります。

    • カラー・プリセット - カラー・ピッカーに事前定義された色のセットを表示するかどうか、およびテーマとカスタムのどちらの色を表示するかを指定します。オプションには、「なし」「テーマ・スタイル・カラー」「カスタム・カラー」があります。

    • コントラスト対象 - このアイテムの色を別のアイテムの色または静的な値と比較し、それらのコントラスト比をカラー・ピッカーUIに表示します。このオプションを有効にすると、すべてのユーザーがアクセスできる十分なコントラストの色を選択できます。オプションには、「なし」「ページ・アイテム」「静的カラー」があります。

    • 戻り値の形式 - このアイテムによって返される色の値の形式を指定します。カラーが別の有効な形式で入力された場合でも、この形式で表示され、返され、サーバーに送信されます。オプションには、「16進」「RGB」「RGB/RGBA」「HSL」「HSL/HSLA」「任意のCSS値」があります。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

A.4 コンボボックス

値リスト・アイコンが付いたテキスト・アイテムを表示します。

エンド・ユーザーが独自のテキストを追加できる小さいリストには、コンボボックス・アイテムを使用するようにお薦めします。エンド・ユーザーがアイコンをクリックすると、値のサジェスチョン・ドロップダウンが含まれたポップアップ・ウィンドウが表示されます。コンボボックス・アイテムでは、フィルタリングとフリー・テキスト入力をサポートします。「複数の値」属性が有効になっていると、コンボボックスにはチップとして選択したオプションが表示されます。

ヒント:

フリー・テキスト入力なしの選択には、「選択リスト」、「1つ選択」または「複数選択」の使用を検討してください。大規模な結果セットには、「ポップアップLOV」を検討してください。「選択リスト」「1つ選択」「複数選択」および「ポップアップLOV」を参照してください。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定複数選択 - 選択後にサジェスチョン・ドロップダウンを開いたままにするかどうかを制御します。有効にすると、選択済ステータスを示すチェック・ボックスが各オプションの横に追加されます。このオプションは、複数の値アイテムにのみ適用されます。
  • 設定リスト内の最大値 - 選択ボックスに表示するオプションの最大数を入力します。指定しない場合、最大250のオプションが表示されます。この値によって、多数の行が返されないようにすることでパフォーマンスが向上し、数文字のみが入力された場合に戻りセットが非常に大きくなることもなくなります。

  • 設定検索時にフェッチ - ユーザーがアイテムに入力したときに、一致する値をデータベースから取得するかどうかを指定します。「検索時にフェッチ」では、ユーザーが文字を入力するたびに、一致するレコードがデータベースから取得されます。それ以外の場合、ページをロードするときに、すべてのリスト値がロードされます。

    多数のレコードをロードすると、ページの初期ロード時間に影響する可能性があるため、選択リストが大きい場合は、「検索時にフェッチ」を使用することをお薦めします。さらに学習するには、ヘルプを参照してください。

  • 設定手動入力アイテム - 指定されたアイテムに、LOVデータセットにない手動で入力されたエントリが保持されます。この構成は、「コンボボックス」値をさらに処理し、データセットに値が存在するかどうかを知る必要がある場合に使用します。さらに学習するには、ヘルプを参照してください。

  • 設定値HTML式 - 選択肢のレンダリング方法を定義します。この属性では、HTMLとテンプレート・ディレクティブをサポートします。「テンプレート・ディレクティブの使用」を参照してください。

    たとえば:

    <div class="your-container">
        <span class="your-item">Name: &NAME.</span>
        {if ?CAPITAL/}<span class="your-item">Capital: &CAPITAL.</span>{endif/}
        {if ?NATIONALITY/}<span class="your-item">Nationality: &NATIONALITY.</span>{endif/}
        {if ?POPULATION/}<span class="your-item">Population: &POPULATION.</span>{endif/}
    </div>
  • 検索一致タイプ - 入力値に対する検索の実行方法を選択します。「検索時にフェッチ」を使用する場合、この設定が問合せのパフォーマンスに影響する可能性があります。オプションは次のとおりです。

    • 次を含む(列索引が使用されなくなります)
    • 次で始まる
  • 検索大/小文字を区別 - 検索で大/小文字が区別されるかどうかを制御します。

  • 検索最小文字数 - 検索を実行する前に入力する必要がある最小文字数を指定します。

  • 複数の値タイプ - ソース列に複数の値が含まれているかどうか、およびそれらのエンコード方法を決定します。
  • 複数の値セパレータ - 相互に値を区切る文字を指定します。

    「複数の値」属性についてさらに学習し、例を表示するには、ページ・デザイナのヘルプまたは「「複数の値」属性の構成」を参照してください。

  • セッション・ステートストレージ - セッション・ステートの保持方法を選択します。オプションは次のとおりです。

    • リクエストごと(メモリーのみ) - ステートをデータベースに保存しません。ステートを使用できるのは、現在のリクエストを処理しているときのみです。AJAXリクエストでアイテムを使用する必要がある場合は、「送信するページ・アイテム」を使用してアイテム名を必ず渡してください。

      手動入力アイテムの作成時には、「リクエストごと(メモリーのみ)」を選択するようにお薦めします。

    • セッションごと(永続) - リクエストをまたがって値にアクセスできるように、各セッションの値がデータベースに保存されます。

    • ユーザーごと(永続) - セッションをまたがってアクセスするために、データベースに値を格納することでユーザーに対して保持します。

ヒント:

このアイテム・タイプを作成するにはLOVを定義する必要があります。アプリケーション・レベルでのLOVの作成複数選択リスト・アイテムでの操作およびカスケードLOVの作成を参照してください。

A.5 日付ピッカー

カレンダ・アイコン付きのテキスト・フィールドを表示します。エンド・ユーザーは、テキスト・アイテムに直接日付を入力するか、カレンダ・アイコンをクリックしてカレンダ・ポップアップから日付(およびオプションで時間)を選択します。

このアイテムの書式マスクに時間コンポーネントが含まれている場合にのみ、カレンダ・ポップアップに時間が表示されます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定時間の表示 - 時間情報を含めるにはこのオプションを有効にします。

  • 設定表示形式 - 日付ピッカーの表示モードを選択します。オプションは次のとおりです。

    • ポップアップ - アイテムがフォーカスを受け取った場合、またはカレンダ・アイコンがクリックされた場合にポップアップに表示されます。

    • インライン - カレンダは常にページにインラインで表示されます。テキスト・フィールドは表示されず、現在の日付の選択がカレンダで強調表示されます。

    • ネイティブHTML - ブラウザでサポートされている場合は、ネイティブHTML入力日付型を使用してレンダリングします。「時間の表示」がオフの場合、'date'型が表示され、「時間の表示」がオンの場合、'datetime-local'型がレンダリングされます。ノート: これらの日付型の正確な表示は、ブラウザによって異なります。モバイル・デバイス上でアプリケーションが使用されている場合は、ネイティブHTMLが優先オプションとなる場合があります。

      「ネイティブHTML」の使用については注意してください。ネイティブ日付型は必要な日付書式に非常に固有であるため、アイテムの書式マスクはAPEXによって自動的に設定され、変更できなくなります。ただし、これはエンド・ユーザーに表示される書式ではありません。エンド・ユーザーには、現在のロケールに適した書式で日付が表示されます。

  • 設定最小日付 - このアイテムに最小日付があるかどうかを指定します。オプションは次のとおりです。

    • なし - 定義された最小日付がありません。

    • アイテム - 最小日付は、別のアイテムの値から動的に導出されます。

    • 静的 - 最小日付は、静的値であるか、絶対値または今日の日付からの相対値として定義されます。

    追加属性は、選択された値に基づいて条件付きで表示されます。

  • 設定最大日付 - 入力または選択可能な最大日付を入力します。追加属性は、選択された値に基づいて条件付きで表示されます。

  • 設定複数月 - カレンダに複数の月を表示するかどうか、およびいくつ表示するかを決定します。「いいえ」を選択してこのオプションを無効にするか、月数を選択します。

  • 設定デフォルトの使用 - 「オン」に設定すると、「日付ピッカー」では「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「日付ピッカー」で定義されたアプリケーション・レベルのコンポーネント設定が使用されます。「日付ピッカーの構成」を参照してください

    「デフォルトの使用」「オフ」に設定されている場合は、次の属性が表示されます。

    • 外観と動作 - 日付の選択に使用されるカレンダの外観を制御します。この属性は、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」である場合にのみ適用されます。オプションは次のとおりです。

      • 週の表示 - 年間通算週を表示するかどうかを決定します。
      • 月ピッカー - 月を、ユーザーが別の選択を行うことができるボタンとしてレンダリングするか、単にテキストとしてレンダリングするかを制御します。
      • 年ピッカー - 年を、ユーザーが別の選択を行うことができるボタンとしてレンダリングするか、単にテキストとしてレンダリングするかを制御します。
      • 複数の月でページ区切り - 複数の月を表示するときのページ区切りサイズを1か月のみにするかどうか、または月数を決定します。
      • 「今日」ボタンの表示 - 現在の日付を選択するために「今日」ボタンを表示するかどうかを決定します。
      • 「クリア」ボタンの表示 - 日付ピッカーの値をクリアするために「クリア」ボタンを表示するかどうかを制御します。この属性は、「表示形式」「インライン」に設定されている場合にのみ適用されます。
    • 月の範囲外の日 - 現在表示中の月の範囲外の日の動作を指示します。この属性は、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」に設定されている場合にのみ適用されます。オプションは次のとおりです。
      • 非表示 - 現在表示中の月の範囲外の日は非表示になります。
      • 選択可能 - 現在表示中の月の範囲外の日は表示され、選択できます。
      • 表示可能 - 現在表示中の月の範囲外の日は表示されます。
    • 時間の増分 - 時間選択コントロールで使用される時間の増分(分単位)。この属性は、手動で入力して保存することもできる増分の時間を選択するために使用します。

      この属性は、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」のどちらかに設定され、「時間の表示」が有効になっている場合にのみ使用します。

    • 表示条件 - どのような場合にカレンダ・ポップアップを表示するかを制御します。このオプションは、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」のどちらかに設定されている場合にのみ使用します。オプションは次のとおりです。

      • アイテム・フォーカス - アイテムがフォーカスを受け取った場合、またはカレンダ・アイコンがクリックされた場合。
      • アイコン・クリック - カレンダ・アイコンをクリックした場合のみ。
  • 外観書式マスク - このコンポーネントに適用する日付書式マスクを入力します。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

A.6 日付ピッカー(jQuery) (サポート対象外)

カレンダ・アイコン付きのテキスト・フィールドを表示します。エンド・ユーザーは、テキスト・アイテムに直接日付を入力するか、カレンダ・アイコンをクリックしてカレンダ・ポップアップから日付(およびオプションで時間)を選択します。

ノート:

「日付ピッカー(jQuery)」アイテム・タイプはサポートが終了したため、使用しないでください。使用可能なカスタマイズを保持するために、既存のアプリケーションは新しい日付ピッカーを使用するように自動的に切り替わりません。アプリケーション・ビルダーでアプリケーションの「ユーティリティ」セクションにある「アプリケーションのアップグレード」を使用して、新しい日付ピッカーを使用するようにアプリケーションのすべての日付ピッカーを切り替えることができます。「アプリケーションのアップグレードの実行」を参照してください

このアイテムの書式マスクに時間コンポーネントが含まれている場合にのみ、カレンダ・ポップアップに時間が表示されます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定時間の表示 - 時間情報を含めるにはこのオプションを有効にします。

  • 設定表示形式 - 日付ピッカーの表示モードを選択します。オプションは次のとおりです。

    • ポップアップ・カレンダ - アイテムがフォーカスを受け取った場合、またはカレンダ・アイコンがクリックされた場合にポップアップに表示されます。

    • インライン - カレンダは常にページにインラインで表示されます。テキスト・フィールドは表示されず、現在の日付の選択がカレンダで強調表示されます。

    • ネイティブHTML - ブラウザでサポートされている場合は、ネイティブHTML入力日付型を使用してレンダリングします。「時間の表示」がオフの場合、'date'型が表示され、「時間の表示」がオンの場合、'datetime-local'型がレンダリングされます。ノート: これらの日付型の正確な表示は、ブラウザによって異なります。モバイル・デバイス上でアプリケーションが使用されている場合は、ネイティブHTMLが優先オプションとなる場合があります。

      「ネイティブHTML」を使用する場合に注意してください。ネイティブ日付型は必要な日付書式に非常に固有であるため、アイテムの書式マスクはAPEXによって自動的に設定され、変更できなくなります。ただし、これはエンド・ユーザーに表示される書式ではありません。エンド・ユーザーには、現在のロケールに適した書式で日付が表示されます。

  • 設定最小日付 - このアイテムに最小日付があるかどうかを指定します。オプションは次のとおりです。

    • なし - 定義された最小日付がありません。

    • アイテム - 最小日付は、別のアイテムの値から動的に導出されます。

    • 静的 - 最小日付は、静的値であるか、絶対値または今日の日付からの相対値として定義されます。

    追加属性は、選択された値に基づいて条件付きで表示されます。

  • 設定最大日付 - 入力または選択可能な最大日付を入力します。追加属性は、選択された値に基づいて条件付きで表示されます。

  • 設定複数月 - カレンダに複数の月を表示するかどうかを決定します。「オン」に設定すると、「月数」属性が表示されます。一度に表示する月の数を入力します。

  • 設定デフォルトの使用 - 「オン」に設定すると、「日付ピッカー」では「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「日付ピッカー」で定義されたアプリケーション・レベルのコンポーネント設定が使用されます。

    関連項目: 日付ピッカーの構成

    「デフォルトの使用」「オフ」に設定されている場合は、次の属性が表示されます。

    • 外観 - 日付の選択に使用されるカレンダの外観の制御オプションは次のとおりです。

      • 週の表示
      • 月ピッカー
      • 年ピッカー

      この属性は、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」のどちらかに設定されている場合にのみ使用します。

    • 月の範囲外の日 - 現在表示中の月の範囲外の日の動作を指示します。オプションは次のとおりです。
      • 非表示 - 現在表示中の月の範囲外の日は非表示になります。
      • 選択可能 - 現在表示中の月の範囲外の日は表示され、選択できます。
      • 表示可能 - 現在表示中の月の範囲外の日は表示されます。

      この属性は、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」のどちらかに設定されている場合にのみ使用します。

    • 時間の増分 - 時間選択コントロールで使用される時間の増分(分単位)。この属性は、手動で入力して保存することもできる増分の時間を選択するために使用します。

      この属性は、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」のどちらかに設定され、「時間の表示」が有効になっている場合にのみ使用します。

    • 表示条件 - カレンダ・ポップアップが表示されるタイミングを制御します。オプションは次のとおりです。

      • アイテム・フォーカス - アイテムがフォーカスを受け取った場合、またはカレンダ・アイコンがクリックされた場合。
      • アイコン・クリック - カレンダ・アイコンをクリックした場合のみ。

      このオプションは、「表示形式」「ポップアップ」または「インライン」のどちらかに設定されている場合にのみ使用します。

  • 外観書式マスク - このコンポーネントに適用する日付書式マスクを入力します。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

A.7 イメージの表示

データベースBLOB列に格納されているイメージまたはイメージURLに基づくイメージを表示します。

ノート:

このアイテム・タイプは対話グリッド列ではサポートされていません。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定基準 - アイテムの取得元を決定します。属性についてさらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

  • 設定代替テキスト列 - このイメージの代替テキストを保持する大文字のページまたはアプリケーション・アイテム名を入力します。このテキストは、エンド・ユーザーがこのアイテムにナビゲートすると、スクリーン・リーダーによって読み上げられます。

  • 設定ファイル名列 - BLOB列に関連付けられているファイル名列値を保持する大文字のページまたはアプリケーション・アイテム名を入力します。

  • 設定MIMEタイプ列 - アップロードされたファイルのMIMEタイプの格納に使用する大文字のページまたはアプリケーション・アイテム名を入力します。MIMEタイプは、ファイルをダウンロードするときにBLOBのコンテンツの表示に使用するアプリケーションを識別するために、ブラウザによって使用されます。

  • 設定BLOB最終更新列 - 関連付けられているBLOBが最後に更新されたときの日付列値を保持する大文字のページまたはアプリケーション・アイテム名を入力します。この値は、ブラウザ・キャッシュに使用され、ブラウザからの最後のリクエスト以降にイメージが変更されているかどうかを識別するために使用されます。イメージが更新されていない場合は、ブラウザ・キャッシュからイメージが取得されます(使用可能な場合)。

A.8 マップの表示

GeoJSONポイント形式の座標に基づいてマップを表示します。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定背景 - 標準のマップ背景を選択するか、「共有コンポーネント」で定義されているカスタム・マップ背景を選択します。

    ノート:

    すぐに利用可能なマップ背景のコントリビュータとライセンスの詳細や、それらをGitbubで表示する方法は、ページ・デザイナのヘルプを参照してください。

    オプションは次のとおりです。

    • デフォルト - デフォルトのマップ背景を使用します(OpenStreetMapブライトまたはダーク・テーマ用のOpenStreetMapダーク)。
    • OpenStreetMapブライト - OpenStreetMapデータに基づく汎用ベースマップ。このベースマップ・スタイルによって、データの詳細なロケーション・コンテキストが提供されます。
    • OpenStreetMapダーク - OpenStreetMapデータに基づく控えめなダーク・ベースマップ。このベースマップ・スタイルによって、データのビジュアライゼーションが強調されます。
    • OpenStreetMapポジトロン - OpenStreetMapデータに基づく控えめなライト・ベースマップ。このベースマップ・スタイルによって、データのビジュアライゼーションが強調されます。
    • Oracleワールド・マップ - HERE Mapデータに基づく汎用ベースマップ。このベース・マップ・スタイルによって、データのロケーション・コンテキストが提供され、データのビジュアライゼーションが強調されます。
    • 共有コンポーネント - 「共有コンポーネント」で定義されたカスタムのマップ背景を使用します。
  • 設定カスタム背景 - 「背景」「共有コンポーネント」で設定されている場合にのみ表示されます。使用する背景マップを選択します。
  • 設定ズーム・レベル - このレイヤーが表示されるズーム・レベルを指定します。最小値は1です。最大値は18です。
  • 設定マーカーの表示 - マーカーを表示するかどうかを指定します。
  • 設定マーカーの色 - マーカー塗りつぶしの色を指定します。詳細は、ヘルプを参照してください。
  • 設定ツールチップ - 表示されるマーカーのツールチップ・テキストを指定します。ツールチップ属性は、HTMLおよびAPEXテンプレート・ディレクティブをサポートします。
  • 設定マップ・コントロールの表示 - マップ・コントロールを表示するかどうかを指定します。これにより、ズームと回転のコントロールがマップに追加されます。
  • 設定対話型マップ - マップを対話型にするかどうかを指定します。無効にすると、対話性のない静的マップが作成されます。
  • 設定高さ - 表示されるマップの高さ(ピクセル)を指定します。マップのデフォルトの高さは、その幅に基づいて3:2のアスペクト比で計算されます。

A.9 表示のみ

入力不可テキスト・アイテムを表示します。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定書式 - オプションには、「プレーン・テキスト」「HTML」または「マークダウン」があります。
  • 設定基準 - フィールドに表示される内容を指定します。オプションは次のとおりです。
    • ページ・アイテム値 - ページ・アイテムの現在の値が表示されます。
    • LOVの値の表示 - ページ・アイテムの現在の値がLOVを使用して別の表示値にマップされます。
  • 設定改行の表示 - 「オン」を選択すると、表示値の改行がHTML改行に変換されて、HTML出力で表示されます。
  • 設定ページの送信時に送信 - ページの送信時に現在のアイテム値を送信するかどうかを指定します。
  • セッション・ステートデータ型 - ページ・アイテムのデータ型(VARCHAR2またはCLOB)を選択します。
  • セッション・ステートストレージ - セッション・ステートの保持方法を選択します。オプションは次のとおりです。
    • リクエストごと(メモリーのみ) - ステートをデータベースに保存しません。ステートを使用できるのは、現在のリクエストを処理しているときのみです。AJAXリクエストでアイテムを使用する必要がある場合は、「送信するページ・アイテム」を使用してアイテム名を必ず渡してください。
    • セッションごと(永続) - リクエストをまたがって値にアクセスできるように、各セッションの値がデータベースに保存されます。

A.10 ファイルのアップロード

「参照」ボタンが付いたテキスト・フィールドを表示します。ユーザーは「参照」ボタンを使用して、ローカル・ファイル・システムのファイルを検索し、アップロードすることができます。

ノート:

対話グリッド列ではサポートされません。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 表示表示形式 - ファイル参照アイテムの表示方法に応じた表示スタイルを選択します。オプションは次のとおりです。
    • インライン・ファイル参照 - ページ上の他のテキスト・フィールドとアイテムに似たファイル参照入力フィールドを表示します。
    • インライン・ドロップ・ゾーン - ファイル参照入力フィールドを、タイトルと説明が示されるインライン・ドロップダウンとして表示します。
    • ブロック・ドロップ・ゾーン - ファイル参照入力フィールドを、タイトルと説明およびファイルを選択するためのボタンを備えたウィザード形式のドロップゾーンとして表示します。
    • ネイティブ・ファイル参照 - ファイル参照アイテムの表示に、ブラウザのネイティブ・フォーマットを使用します。

    「表示形式」スタイルの選択によって、その他の表示される属性が決まります。

  • 表示ドロップ・ゾーンのタイトル - 「表示形式」「インライン・ファイル参照」「インライン・ドロップ・ゾーン」、または「ブロック・ドロップ・ゾーン」に設定されている場合にのみ表示されます。

    ドロップ・ゾーンのタイトルを指定します。このフィールドが空白のままの場合は、デフォルトで、テキスト・メッセージAPEX.ITEM.FILE.DROP_FILEまたはAPEX.ITEM.FILE.DROP_FILESが使用されます。

  • 表示ドロップ・ゾーンの説明 - 「表示形式」「ブロック・ドロップ・ゾーン」または「インライン・ドロップ・ゾーン」に設定されている場合にのみ表示されます。

    ドロップ・ゾーンの説明を入力します。このフィールドを空白のままにすると、「表示形式」属性の選択に応じて、次のテキスト・メッセージがデフォルトで使用されます。

    • 「表示形式」「ブロック・ドロップ・ゾーン」に設定されている場合:

      • APEX.ITEM.FILE.DROP_OR_CHOOSE_FILE
      • APEX.ITEM.FILE.DROP_OR_CHOOSE_FILES
    • 「表示形式」「インライン・ドロップ・ゾーン」に設定されている場合:

      • APEX.ITEM.FILE.DROP_OR_SELECT_FILE
      • APEX.ITEM.FILE.DROP_OR_SELECT_FILES
  • 表示キャプチャに使用 - カメラのデフォルトを設定します。この属性は、モバイル・デバイスからアプリケーションを使用するときに、アイテムがデバイスのカメラをオープンできるようにするために使用します。

    ノート: 「キャプチャに使用」属性を構成すると、モバイル・デバイスのユーザーはファイルを選択できなくなります。ただし、写真の撮影、カメラの切替え、すでにデバイスに存在する写真の使用ができます。

    デスクトップでは、選択した値に関係なく、アイテムは常に同じように機能します。

  • 「記憶域」「タイプ」 - アップロードしたファイルが格納されるデータベース表を選択します。オプションは次のとおりです。

    • アイテム・ソース属性で指定されたBLOB列 - 行の自動処理(DML)プロセスによって使用される表およびアイテム・ソース属性で指定された列にアップロードされるファイルを格納します。列はBLOBデータ型である必要があります。ファイルがダウンロードされる場合、行の自動フェッチ・プロセスの表名が使用されます。

    • 表APEX_APPLICATION_TEMP_FILES - ビューAPEX_APPLICATION_TEMP_FILESでアクセスできる一時的な場所にアップロードしたファイルを格納します。「ファイルをパージするタイミング」の選択に応じて、Oracle APEXにより、セッションの最後またはアップロード・リクエストの最後にファイルが自動的に削除されます。

    「記憶域タイプ」「表APEX_APPLICATION_TEMP_FILES」の場合:

    • ファイルをパージするタイミング - Oracle APEXが一時ファイルを削除するタイミングを定義します。

    • 複数ファイルの許可 - この属性を有効または無効にして、複数のファイルを一度にアップロードできるかどうかを指定します。複数のファイル名は、コロンで区切られたリストとしてページ・アイテムに格納されるようになります。

      「複数ファイルの許可」が無効になっている場合にファイルにアクセスするには:

      select *
        from apex_application_temp_files
       where name = :page item name;

      「複数ファイルの許可」が有効になっている場合にファイルにアクセスするには:

      declare
          l_file_names apex_t_varchar2;
          l_file       apex_application_temp_files%rowtype;
      begin
          l_file_names := apex_string.split (
                              p_str => :page item name,
                              p_sep => ':' );
          for i in 1 .. l_file_names.count loop
              select *
                into l_file
                from apex_application_temp_files
               where name = l_file_names(i);
              -- add code here to store the uploaded file in your own table
          end loop;
      end;

    「記憶域タイプ」「アイテム・ソースで指定されたBLOB列」の場合:

    • MIMEタイプ列 - アップロードされたファイルのMIMEタイプの格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテム名を大文字で入力します。MIMEタイプは、ファイルをダウンロードするときにBLOBのコンテンツの表示に使用するアプリケーションを識別するために、ブラウザによって使用されます。

    • ファイル名列 - アップロードされたファイルのファイル名の格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテムを入力します。

    • 文字セット列 - アップロードされたファイルの文字セットの格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテム名を大文字で入力します。BLOBの文字セットはアップロード時に自動的に設定されません。エンド・ユーザーは、アップロードするドキュメントの文字セットを設定する必要があります。

    • BLOB最終更新列 - ファイルのアップロード時の現在のタイムスタンプの格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテム名を大文字で入力します。この日付値は、ブラウザ・キャッシュに使用されます。

  • ストレージファイル・タイプ - ブラウザがアップロードするファイルを制限するために使用できるカンマで区切られたファイル・タイプのリストを指定します。例については、ヘルプを参照してください。

  • 「記憶域」「最大ファイル・サイズ」 - このアイテムによってアップロードするファイルの最大許容ファイル・サイズ(KB)を入力します。

A.11 ジオコーディングされた住所

郵便宛先住所を座標に変えるジオコーディング機能を提供します。

ジオコーディングは、Oracle Elocationジオコーディング・サービス(https://elocation.oracle.com/elocation/home.html)へのRESTリクエストを使用してブラウザによって実行されます。ジオコーディングが機能するには、ユーザーのブラウザがインターネットに接続されている必要があります。

ジオコーディング入力データは、住所の一部(通り、番地、郵便番号、市区町村など)にマップされている他のページ・アイテムから取得されます。ジオコーダは、一致候補のリストを含むポップアップ・ウィンドウを表示します。一致を選択すると、アイテムのセッション・ステート値はGeoJSON形式の住所の座標になります。

「構造化住所」属性によって、ジオコーディング・サービスに提供される住所部分が構造化方式なのか、非構造化方式なのかが決まります。構造化とは、明示的なページ・アイテムが通り、郵便番号、市区町村、地域などの住所部分にマップされることを意味します。構造化された住所は、より正確なジオコーディング結果であり、また住所の修正をページ・アイテムに返送することもできます。非構造化とは、住所全体に対して1つの項目のみが使用され、住所部分がカンマで区切られることを意味します。非構造化モードでは、住所の修正はサポートされません。

ジオコーディングされた住所アイテムを使用するには、少なくとも1つの他の入力アイテムが必要で、正確な住所に最大8つの入力アイテムが必要です。

「構造化住所」「オフ」の場合、アイテムは1つのテキスト・フィールドまたはテキスト領域にのみマップされ、エンド・ユーザーはカンマで区切って住所部分を入力します。次のアイテム属性は、プロパティ・エディタの「設定」に表示されます。

  • 設定国タイプ - ジオコーディングに静的な国を使用するか、アイテムから国を導出するかを選択します。オプションには、「静的」または「アイテム」があります。

  • 設定 - ジオコーディングに使用する国を選択します。

  • 設定構造化住所 - 「オフ」を選択します。ジオコーディング・サービスに提供される住所部分が構造化方式なのか、非構造化方式なのかを判定します。

  • 設定住所アイテム - 非構造化住所部分を含むアイテムをカンマで区切って選択します。

  • 設定一致ベクトル・アイテム - ジオコーダのページ・アイテムを選択して、一致ベクトルを返します。一致ベクトルは17桁の文字列で、各住所属性がジオコーディングに使用されるデータとどのように一致しているかに関する詳細情報が示されます。詳細は、アイテム・ヘルプを参照してください。

  • 設定ジオコーディングのトリガー - ジオコーディングをいつトリガーするかを決定します。これには、ブラウザがジオコーディング・サービスへのRESTリクエストを実行し、一致候補を含むポップアップ・ウィンドウを表示することが含まれています。オプションには、「自動」「動的アクション」および「jQueryセレクタ」があります。詳細は、アイテム・ヘルプを参照してください。

「構造化住所」「オン」の場合は、次のアイテム属性がプロパティ・エディタの「設定」に表示されます。
  • 設定国タイプ - ジオコーディングに静的な国を使用するか、アイテムから国を導出するかを選択します。オプションには、「静的」または「アイテム」があります。

  • 設定 - ジオコーディングに使用する国を選択します。

  • 設定構造化住所 - 「オン」を選択します。ジオコーディング・サービスに提供される住所部分が構造化方式なのか、非構造化方式なのかを判定します。

  • 設定住所のサニタイズ - このスイッチを有効にすると、ジオコーディング・サービスからマップ済アイテムに住所データがフィードバックされます。

  • 設定通りアイテム - 住所の通り部分を含むアイテムを選択します。

  • 設定番地アイテム - 住所の番地部分を含むアイテムを選択します。

  • 設定郵便番号アイテム - 住所の郵便番号部分を含むアイテムを選択します。

  • 設定市アイテム - 住所の部分を含むアイテムを選択します。

  • 設定市のサブエリア・アイテム - 住所の市のサブエリア部分を含むアイテムを選択します。

  • 一致ベクトル・アイテム - ジオコーダのページ・アイテムを選択して、一致ベクトルを返します。一致ベクトルは17桁の文字列で、各住所属性がジオコーディングに使用されるデータとどのように一致しているかに関する詳細情報が示されます。詳細は、アイテム・ヘルプを参照してください。

  • ジオコーディングのトリガー - ジオコーディングをいつトリガーするかを決定します。これには、ブラウザがジオコーディング・サービスへのRESTリクエストを実行し、一致候補を含むポップアップ・ウィンドウを表示することが含まれています。オプションには、「自動」「動的アクション」および「jQueryセレクタ」があります。詳細は、アイテム・ヘルプを参照してください。

ノート:

「ジオコーディングされた住所」アイテムと「マップの表示」アイテムは、両方ともOracle Elocation Map Cloudサービス(https://maps.oracle.com/elocation/ajax/index.jsp)と連携しています。このサービスは、サーバー上のAPEXデータベースではなく、ブラウザによってアクセスされます。これにより、ユーザーのデータ保護が影響を受ける可能性があります。ジオコーディング・アイテムおよび「マップの表示」アイテムは、GeoJSON形式(https://de.wikipedia.org/wiki/GeoJSON)で座標を格納します。ジオメトリ部分のみが使用されることに注意してください。現在サポートされているのは「ポイント」ジオメトリのみです。たとえば:

{
  "type": "Point",
  "coordinates": [
    13.74081,
    51.05363
  ]
}  

A.12 イメージのアップロード

「イメージ・アップロード」アイテムが表示され、ユーザーはローカルのファイル・システムまたはデバイスから1つまたは複数のイメージをアップロードできます。イメージはオプションでトリミングやサイズの変更ができます。

「イメージ・アップロード」アイテム・タイプには、イメージのプレビュー、アップロード、サイズ変更およびトリミングに固有の属性が含まれます。

ユーザーの観点からは、このアイテム・タイプには、ユーザーがイメージを選択できるアップロード入力またはドロップ・ゾーンが表示されます。トリミングが有効な場合、ユーザーはトリミング前にズームインまたはズームアウト、イメージの移動ができるダイアログが表示されます。トリミングが完了するか、トリミングが有効になっていない場合はアップロード直後に、イメージ・プレビューが表示されます。イメージのサイズ変更は、クライアント側ではなくバックグラウンドで処理されます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 表示表示形式 - 「イメージ・アップロード」アイテムの表示スタイルを選択します。オプションは次のとおりです。

    • インライン・ファイル参照 - ページ上のその他のテキスト・フィールドおよびアイテムと似ているイメージ・アップロード入力フィールドが表示されます。
    • アイコン・ドロップ・ゾーン - アイコンのみのドロップゾーンを表示します。このドロップ・ゾーンは、値があるときにイメージのプレビューまたは複数イメージのアイコンに置き換えられます。
    • インライン・ドロップ・ゾーン - イメージ・アップロード入力フィールドをインライン・ドロップ・ゾーンとして表示し、タイトルと説明を示します。インライン・ドロップ・ゾーンに値がある場合、アイコンは選択したイメージのプレビューまたは複数のイメージのアイコンに置き換えられます。
    • ブロック・ドロップ・ゾーン - イメージアップロード入力フィールドを、タイトルと説明、およびファイルを選択するためのボタンを備えたウィザード形式のドロップゾーンとして表示します。ドロップ・ゾーンに値がある場合、アイコンは選択したイメージのプレビューまたは複数のイメージのアイコンに置き換えられます。
    • ネイティブ・ファイル参照 - ファイル参照アイテムの表示に、ブラウザのネイティブ・フォーマットを使用します。

    「表示形式」スタイルの選択によって、その他の表示される属性が決まります。

  • 表示ドロップ・ゾーンのタイトル - 「表示形式」「インライン・ファイル参照」「インライン・ドロップ・ゾーン」、または「ブロック・ドロップ・ゾーン」に設定されている場合にのみ表示されます。

    ドロップ・ゾーンのタイトルを指定します。このフィールドが空白のままの場合は、デフォルトで、テキスト・メッセージAPEX.ITEM.FILE.DROP_FILEまたはAPEX.ITEM.FILE.DROP_FILESが使用されます。

  • 表示ドロップ・ゾーンの説明 - 「表示形式」「インライン・ドロップ・ゾーン」または「ブロック・ドロップ・ゾーン」に設定されている場合にのみ表示されます。

    ドロップ・ゾーンの説明を入力します。このフィールドを空白のままにすると、「表示形式」属性の選択に応じて、次のテキスト・メッセージがデフォルトで使用されます。

    • 「表示形式」「インライン・ドロップ・ゾーン」に設定されている場合:

      • APEX.ITEM.FILE.DROP_OR_SELECT_FILE
      • APEX.ITEM.FILE.DROP_OR_SELECT_FILES
    • 「表示形式」「ブロック・ドロップ・ゾーン」に設定されている場合:

      • APEX.ITEM.FILE.DROP_OR_CHOOSE_FILE
      • APEX.ITEM.FILE.DROP_OR_CHOOSE_FILES
  • 「表示」「プレビュー・サイズ」 - 表示するプレビューのサイズを設定します。オプションは次のとおりです。
    • 自動 - デフォルトの選択。イメージのサイズを使用します。
    • 極小
    • 特大

    クラスapex-item-image--{size}を使用して、テーマに追加のサイズを定義します。

  • 表示キャプチャに使用 - カメラのデフォルトを設定します。この属性は、モバイル・デバイスからアプリケーションを使用するときに、アイテムがデバイスのカメラをオープンできるようにするために使用します。

    ノート: 「キャプチャに使用」属性を構成すると、モバイル・デバイスのユーザーはファイルを選択できなくなります。ただし、写真の撮影、カメラの切替え、すでにデバイスに存在する写真の使用ができます。

    デスクトップでは、選択した値に関係なく、アイテムは常に同じように機能します。

  • 「記憶域」「タイプ」 - アップロードしたファイルが格納されるデータベース表を選択します。オプションは次のとおりです。

    • アイテム・ソース属性で指定されたBLOB列 - 行の自動処理(DML)プロセスによって使用される表およびアイテム・ソース属性で指定された列にアップロードされるファイルを格納します。列はBLOBデータ型である必要があります。ファイルがダウンロードされる場合、行の自動フェッチ・プロセスの表名が使用されます。

    • 表APEX_APPLICATION_TEMP_FILES - ビューAPEX_APPLICATION_TEMP_FILESでアクセスできる一時的な場所にアップロードしたファイルを格納します。「ファイルをパージするタイミング」の選択に応じて、Oracle APEXにより、セッションの最後またはアップロード・リクエストの最後にファイルが自動的に削除されます。

    「記憶域タイプ」「表APEX_APPLICATION_TEMP_FILES」の場合:

    • ファイルをパージするタイミング - Oracle APEXが一時ファイルを削除するタイミングを定義します。オプションは次のとおりです。

      • セッションの終わり - 現在のOracle APEXセッションの終了時にファイルを削除します。
      • リクエストの終わり - 現在のHTTPリクエストの終了時にファイルを削除します。
    • 複数ファイルの許可 - この属性を有効または無効にして、複数のファイルを一度にアップロードできるかどうかを指定します。複数のファイル名は、コロンで区切られたリストとしてページ・アイテムに格納されます。

      「複数ファイルの許可」が無効になっている場合にファイルにアクセスするには:

      select *
        from apex_application_temp_files
       where name = :page item name;

      「複数ファイルの許可」が有効になっている場合にファイルにアクセスするには:

      declare
          l_file_names apex_t_varchar2;
          l_file       apex_application_temp_files%rowtype;
      begin
          l_file_names := apex_string.split (
                              p_str => :page item name,
                              p_sep => ':' );
          for i in 1 .. l_file_names.count loop
              select *
                into l_file
                from apex_application_temp_files
               where name = l_file_names(i);
              -- add code here to store the uploaded file in your own table
          end loop;
      end;

    「記憶域タイプ」「アイテム・ソースで指定されたBLOB列」の場合:

    • MIMEタイプ列 - アップロードされたファイルのMIMEタイプの格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテム名を大文字で入力します。MIMEタイプは、ファイルをダウンロードするときにBLOBのコンテンツの表示に使用するアプリケーションを識別するために、ブラウザによって使用されます。

    • ファイル名列 - アップロードされたファイルのファイル名の格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテムを入力します。

    • BLOB最終更新列 - ファイルのアップロード時の現在のタイムスタンプの格納に使用する、ページまたはアプリケーション・アイテム名を大文字で入力します。この日付値は、ブラウザ・キャッシュに使用されます。

  • トリミングトリミングの許可 - ユーザーがアップロードしたイメージをトリミングできるかどうかを決定するために有効または無効にします。デフォルトでは、アスペクト比は別のオプションが定義されていないかぎりアップロードされるファイルと一致します。

    ノート: 現時点では、「複数ファイルの許可」が有効な場合はトリミングがサポートされません。

  • トリミングアスペクト比 - 「トリミングの許可」が有効な場合にのみ表示されます。使用するトリミング機能のアスペクト比を指定します。

    オプションは次のとおりです。

    • オリジナル - アップロードされたイメージのアスペクト比を使用します。
    • 1:1 (正方形)
    • 16:9 (ワイドスクリーン)
    • 4:3 (標準)
    • 2:1 (ユニビジウム)
    • カスタム - 「カスタム・アスペクト比」属性を表示します。
  • トリミングカスタム・アスペクト比 - 「トリミング」「アスペクト比」「カスタム」に設定されている場合にのみ表示されます。

    使用するトリミング・ウィンドウのカスタム・アスペクト比を設定します。アスペクト比とは、画像の幅と高さの比例関係のことです。比率は、分数、小数または:表現(3:2など)のいずれかで入力します。

  • 「サイズ変更」「最大ファイル・サイズ」 - KB単位で設定されたイメージの最大ファイル・サイズ。値を入力すると、イメージが収まるようにスケール・ダウンされます。

  • サイズ変更最大ファイル幅 - ピクセル数で設定されたイメージの最大幅。値を入力すると、イメージが収まるようにスケール・ダウンされます。

  • サイズ変更最大高 - ピクセル数で設定されたイメージの最大高さ。値を入力すると、イメージが収まるようにスケール・ダウンされます。

A.13 非表示

非表示のアイテムはページ・ソース内に含まれていますが、レンダリングされません。

非表示のアイテム値は、セッション・ステートに保存されます。通常、ページ処理または他のページ・アイテムで必要とされる値の格納に使用されますが、エンド・ユーザーに表示されません。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定保護された値 - アイテムを保護し、ページがポストされたときに値を操作できないようにするかどうかを指定します。このオプションを有効にすると、ページの投稿時に非表示の値が操作されなくなります。
  • セッション・ステートデータ型 - ページ・アイテムのデータ型を選択します。オプションには、VARCHAR2またはCLOBがあります。
  • セッション・ステートストレージ - セッション・ステートの保持方法を選択します。オプションは次のとおりです。
    • リクエストごと(メモリーのみ) - ステートをデータベースに保存しません。ステートを使用できるのは、現在のリクエストを処理しているときのみです。AJAXリクエストでアイテムを使用する必要がある場合は、「送信するページ・アイテム」を使用してアイテム名を必ず渡してください。
    • セッションごと(永続) - リクエストをまたがって値にアクセスできるように、各セッションの値がデータベースに保存されます。

A.14 マークダウン・エディタ

マークダウンの短縮構文を使用してテキストに書式を追加できる単純なテキスト・エディタが表示されます。

ノート:

マークダウン・エディタは、対話グリッド列ではサポートされていません。
動作を制御するページ・デザイナ属性:
  • 設定ツールバー - マークダウン・エディタのツールバーを構成するためのいくつかのオプションを提供します。オプションは次のとおりです。
    • シンプル - ツールバーに基本の書式設定コントロールを表示します。
    • 完全 - ツールバーに書式設定コントロールの完全セットを表示します。
    • なし - ツールバーを非表示にします。
  • 設定構文の強調表示 - 太字、イタリック、コード・ブロックなどの特定のマークダウン要素に構文の強調表示を適用するかどうかを決定します。強調表示は、長さが4000文字未満のコンテンツでのみ行われます。
  • 検証必須の値- 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • セッション・ステートデータ型 - ページ・アイテムのデータ型(VARCHAR2またはCLOB)を選択します。
  • セッション・ステートストレージ - セッション・ステートの保持方法を選択します。オプションは次のとおりです。
    • リクエストごと(メモリーのみ) - ステートをデータベースに保存しません。ステートを使用できるのは、現在のリクエストを処理しているときのみです。AJAXリクエストでアイテムを使用する必要がある場合は、「送信するページ・アイテム」を使用してアイテム名を必ず渡してください。
    • セッションごと(永続) - リクエストをまたがって値にアクセスできるように、各セッションの値がデータベースに保存されます。

A.15 リスト・マネージャ

ポップアップLOVアイコン、「追加」および「削除」ボタン、選択された値のリストを含むテキスト・アイテムを表示します。

ノート:

対話グリッド列ではサポートされません。

値を入力するか、使用可能なアイテムのリストから選択します。これにより、ボタンを使用して、選択された値を管理できます。選択された値は、1つのコロンで区切られた文字列に格納されます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定フェッチ - ポップアップLOVが開かれたときのデータの表示方法を選択します。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • 複数の値タイプ - ソース列に複数の値が含まれているかどうか、およびそれらのエンコード方法を決定します。
  • 複数の値セパレータ - 相互に値を区切る文字を指定します。

    「複数の値」属性についてさらに学習し、例を表示するには、ページ・デザイナのヘルプまたは「「複数の値」属性の構成」を参照してください。

A.16 数値フィールド

数値フィールドとして表示され、自動書式設定をサポートします。

数値は、書式マスクに従ってデータ入力後にクライアントで書式設定されます。このアイテム・タイプでは、入力された値が数値かどうかが自動的にチェックされます。追加検証は必要ありません。検証は、クライアントとサーバーの両方で実行されます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 外観書式マスク - 表示用の数値を書式設定する方法を指定します。データ入力に使用する小数点セパレータは、ロケールによって決まります。

  • 設定最小値 - 最小許容値を入力します。値は、静的値または置換構文を使用した動的値です。

  • 設定最大値 - 最大許容値を入力します。値は、静的値または置換構文を使用した動的値です。

  • 設定数字の位置合せ - 表示する数値の位置合せ方法を選択します。アイテムが「読取り専用」としてレンダリングされる場合、または「HTMLフォームの要素属性」が指定されている場合、この設定は適用されません。

  • 設定仮想キーボード - タッチスクリーンで数値フィールドを使用する場合に表示する仮想キーボードを選択します。オプションは次のとおりです。

    • 小数 - 小数点キーが追加された数字のみのキーボード。
    • 数値 - 数字のみのキーボード。このオプションは、金額、PIN、郵便番号、クレジット・カード番号などに有用です。
    • テキスト - 通常の英数字キーボード。
  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。

    「共有コンポーネント」、「テキスト・メッセージ」でAPEX.PAGE_ITEM_IS_REQUIREDというメッセージを定義すると、事前定義されたエラー・テキストをアプリケーション固有のエラー・メッセージに置換できます。アプリケーション・レベル設定の「デフォルトのエラー表示位置」を更新することで、メッセージの表示位置を指定します。

A.17 パスワード

HTMLパスワード・フォーム要素を表示します。エンド・ユーザーがテキストを入力すると、入力した実際の文字のかわりに黒いドットが表示されます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。「いいえ」に設定すると、検証が行われず、NULL値が受け入れられます。
  • 設定, [Enter]を押すと送信 - 「オン」に設定した場合、ユーザーがフィールドで[ENTER]キーを押すと、ページが送信されます。
  • ソースセッション・ステートの保持 - 「リクエストごと(メモリーのみ)」に設定すると、値はデータベースに書き込まれず、現在のリクエストに対してのみ使用可能になります。機密性の高い値の場合は、これが推奨される設定です。ただし、「セッション・ステートの保持」の値に「セッションごと(ディスク)」が設定されている場合は、「セッション・ステートに暗号化された値を保存」「はい」に設定します。
  • セキュリティ認可スキーム - オプションで認可スキームを選択します。このコンポーネントをレンダリングまたは処理するためには、この認可スキームがTRUEと評価される必要があります。
  • セキュリティセッション・ステート保護 - この属性を「制限なし」または「制限付き」に設定して、セッション・ステート保護のレベルを選択できます。
    • 制限なし: URLまたはフォームでアイテムを渡して、アイテムを設定できます。URLにチェックサムは必要ありません。
    • 制限付き: アイテムをブラウザから設定することはできません。アイテムの値を内部プロセス、計算などに設定できる方法を制限する場合は、このオプションを使用します。この属性は、データ・エントリ・アイテムとして使用できないアイテムのみに適用され、「セッション・ステート保護」が無効になっていても常に監視されます。
  • セキュリティセッション・ステートに暗号化された値を保存 - APEXのセッション・ステート管理表に格納される機密コンテンツを暗号化できます。セッション・ステートへの格納時にアイテムを暗号化するには、この属性を「オン」に設定します。詳細は、「セッション・ステートおよびセキュリティについて」を参照してください。

A.18 パーセント・グラフ

パーセンテージ・グラフとして値を表示します。取得される値は、0から100までの間である必要があります。

A.19 ポップアップLOV

ポップアップLOVアイコン付きのテキスト・アイテムを表示します。エンド・ユーザーがアイコンをクリックすると、検索フィールドおよびサポートされる値のリストを含むポップアップ・ウィンドウが表示されます。

エンド・ユーザーが検索基準を入力して、表示される使用可能な値を絞り込むことができるため、大きなリストにはポップアップLOVが最適です。比較的小さなリストには、多くの場合、選択リストの方が適しています。

SELECT ename name, empno id FROM emp

いずれかの列が式の場合は、別名を使用します。たとえば:

SELECT ename||' '||job display_value, empno FROM emp

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定表示形式 - インラインのポップアップまたはモーダル・ダイアログのどちらで結果を表示するかを選択します。

  • 設定初期フェッチ - LOV用のデータの初期フェッチ方法を選択します。これは、ページがロードされた後、またはアイテムがリフレッシュされた(カスケードのためなど)後に、初めてポップアップを開いた場合にのみ適用されます。「最小文字数」属性も参照してください。

  • 設定複数の値 - 複数の値を選択または入力できるかどうかを指定します。

  • 設定手動入力 - 手動入力を許可するかどうかを選択します。

  • 複数の値タイプ - ソース列に複数の値が含まれているかどうか、およびそれらのエンコード方法を決定します。
  • 複数の値セパレータ - 相互に値を区切る文字を指定します。

    「複数の値」属性についてさらに学習し、例を表示するには、ページ・デザイナのヘルプまたは「「複数の値」属性の構成」を参照してください。

  • 検証必須の値- 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

A.20 QRコード

選択したソース値をQRコードにエンコードして表示します。

QRコードは、機械読取り可能な光学イメージが含まれたバーコードです。QRコードは、スマートフォンのカメラとQRコード・リーダー・アプリを使用したスキャンが可能で、情報を保存または共有できます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定保護された値 - QRコード・アイテムのエンコード値を保護するかどうかを指定します。「保護された値」スイッチを有効にすると、ページの投稿時に値が操作されないようになります。
  • QRコードデータ型 - QRコードに含まれるコンテンツのタイプを選択します。対応する接頭辞値が選択されたソース値の前に挿入されて、ユーザーQRコード・スキャナがコンテンツとやり取りする方法に影響を及ぼします。オプションは次のとおりです。
    • プレーン・テキスト
    • 電話番号 - 入力番号で電話アプリを開きます。電話番号には、特殊文字'(' , ')', '+', '-', '.',とスペースを含めることができます。電話番号の正確な書式は、電話のロケール設定に委任されます。
    • 電子メール - 電子メール・アドレスに向けた新しい電子メールを作成します。電子メール・アドレスの期待される形式は、先頭または末尾のスペースがない有効な電子メール・アドレスです。
    • SMS - テキスト・メッセージを番号に向けて作成します。電話番号には、特殊文字'('、')'、'+'、'-'、'.'とスペースを含めることができます。電話番号の正確な書式は、電話のロケール設定に委任されます。
    • 地理ロケーション - マップ・アプリケーションを特定の座標で開きます。期待される入力座標形式は、先頭または末尾にスペースのないlattitude,longitudeです。
  • QRコードサイズ - QRコードのサイズをピクセル数で設定します。「QRコード」アイテムの実際のピクセル・サイズは、テーマによって異なります。オプションは次のとおりです。
    • デフォルト

A.21 ラジオ・グループ

複数の値をラジオ・ボタン・オプションとして表示し、エンド・ユーザーが1つの値を選択できるようにします。

次の例では、従業員名(ename)が表示されますが、従業員番号(empno)が戻されます。

SELECT ename, empno FROM emp;

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定列の数 - 表示するラジオ・グループ列の数を入力します。たとえば、2という値では2列が表示されます。値が5個ある場合、3行に表示されます。

  • 設定選択時のページ・アクション - ラジオ・グループ値が選択されたときに実行されるアクションを選択します。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • 設定検証の実行 - この属性は「値の変更時のページ・アクション」「ページの送信」に設定されている場合にのみ表示されます。ページの送信時の検証の実行を制御します。この属性を「オフ」に設定すると、検証が実行されず、関連エラー・メッセージが表示されません。この属性を「オン」に設定すると、ページの送信時にすべてのページ検証、ビルトイン検証が実行され、関連エラー・メッセージが表示されます。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

A.22 リッチ・テキスト・エディタ

様々なテキスト書式設定オプションを持つテキスト領域を表示します。

エンド・ユーザーは、Microsoft Wordなどのワード・プロセッサを使用した場合と同様の形式で表示されるコンテンツを拡張できます。エンド・ユーザーは、Rich Text Format (RTF)ファイル形式のドキュメントをこのアイテムにカット・アンド・ペーストすることもできます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定ライブラリ - リッチ・テキスト・エディタのベースにするJavaScriptライブラリを指定します。「ORTL」を選択します。
  • 設定書式 - リッチ・テキスト・エディタで入力されるコンテンツの出力形式を指定します。オプションは次のとおりです。
    • HTML - このリッチ・テキスト・エディタのソースおよび出力用にHTMLを使用します。HTMLは、マークダウンよりも柔軟でより多くの書式設定オプションを提供しますが、安全性が低いため、表示する場合は信頼されているか、サニタイズされる必要があります。
    • マークダウン - このリッチ・テキスト・エディタのソースおよび出力用にマークダウン形式を使用します。マークダウンはHTMLよりも機能が制限されていますが、表示する前にまずパーサーを通過する必要があるため、より安全です。
  • 「設定」「書式」「HTML」の場合、次の追加属性が表示されます。
    • 設定ツールバー - エディタ内で使用できるテキスト書式設定オプションの数を選択します。使用可能なオプションには、「基本」「中間」または「完全」があります。
    • 設定ツールバー・スタイル - ツールバー・アイテムがエディタの幅よりも広い場合に1行のみを使用し、ポップアップ・メニューにオーバーフローさせるか、複数行に分割するかを選択します。オプションには、「オーバーフロー・メニュー」または「複数行」があります。
  • 設定最小高 - 編集可能領域の高さの最小値をピクセル単位で設定します。
  • 設定最大高 - 編集可能領域の高さの最大値をピクセル単位で設定します。この属性を空のままにすると、入力にあわせてエディタが無限に拡張されます。
  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。
  • セッション・ステートデータ型 - ページ・アイテムのデータ型(VARCHAR2またはCLOB)を選択します。
  • セッション・ステートストレージ - セッション・ステートの保持方法を選択します。オプションは次のとおりです。
    • リクエストごと(メモリーのみ) - ステートをデータベースに保存しません。ステートを使用できるのは、現在のリクエストを処理しているときのみです。AJAXリクエストでアイテムを使用する必要がある場合は、「送信するページ・アイテム」を使用してアイテム名を必ず渡してください。
    • セッションごと(永続) - リクエストをまたがって値にアクセスできるように、各セッションの値がデータベースに保存されます。

A.23 選択リスト

値セレクタの組込みリスト付きのアイテムを表示します。エンド・ユーザーがアイテムをクリックすると、サポートされる値のリストが現在のアイテムに直接埋め込まれて表示されます。

選択リストは、比較的小さな不連続のリストに最適です。エンド・ユーザーは、ポップアップ・ダイアログにフォーカスを変更する必要なく、非常に迅速にリストから値を選択できます。大きなリストには、ポップアップLOVの使用を検討してください。

select [displayValue],
       [returnValue]
  from ...
 where ...
 order by ...

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定選択時のページ・アクション - リスト値が選択されたときに実行されるアクションを選択します。オプションのヘルプを参照してください。

  • 設定複数選択を許可 - LOVから複数の値を選択できるようにするか、単一の値を選択できるようにするかを指定します。複数の値の場合、カンマ区切りのリストで返されます。
  • 設定検証の実行 - 「選択時のページ・アクション」「ページの送信」に設定されているかどうかを表示します。ページの送信時の検証の実行を制御します。この属性を「オフ」に設定すると、検証が実行されず、関連エラー・メッセージが表示されません。この属性を「オン」に設定すると、ページの送信時にすべてのページ検証、ビルトイン検証が実行され、関連エラー・メッセージが表示されます。この属性は、検証属性「常に実行」と組み合せて使用します。

  • 複数の値タイプ - ソース列に複数の値が含まれているかどうか、およびそれらのエンコード方法を決定します。
  • 複数の値セパレータ - 相互に値を区切る文字を指定します。

    「複数の値」属性についてさらに学習し、例を表示するには、ページ・デザイナのヘルプまたは「「複数の値」属性の構成」を参照してください。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

ノート:

このアイテム・タイプを作成するにはLOVを定義する必要があります。アプリケーション・レベルでのLOVの作成複数選択リスト・アイテムでの操作およびカスケードLOVの作成を参照してください。

A.24 複数選択

複数選択および検索のフィルタリングをサポートするドロップダウン・リストを表示します。

「複数選択」アイテムには、複数の値を許可するサジェスチョンを示すLOVベースのアイテムが表示されます。エンド・ユーザーがフィールドをクリックすると、推奨値のリストを含むポップアップ・ウィンドウが表示されます。「複数選択」アイテムは、ポップアップLOVと比較して、よりわかりやすい選択アイテムを提供し、フィルタリング、グループおよびテンプレート・ディレクティブをサポートします。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定リスト内の最大値 - 選択ボックスに表示するオプションの最大数を入力します。指定しない場合、最大250のオプションが表示されます。この値によって、多数の行が返されないようにすることでパフォーマンスが向上し、数文字のみが入力された場合に戻りセットが非常に大きくなることもなくなります。

  • 設定検索時にフェッチ - ユーザーがアイテムに入力したときに、一致する値をデータベースから取得するかどうかを指定します。「検索時にフェッチ」では、ユーザーが文字を入力するたびに、一致するレコードがデータベースから取得されます。それ以外の場合、ページをロードするときに、すべてのリスト値がロードされます。

    多数のレコードをロードすると、ページの初期ロード時間に影響する可能性があるため、選択リストが大きい場合は、「検索時にフェッチ」を使用することをお薦めします。

  • 設定デフォルトの使用 - 「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」で、このコンポーネントに対して定義されているデフォルトを使用するか、カスタム設定を使用するかを指定します。

  • 設定値の表示形式 - 「デフォルトの使用」が無効になっている場合にのみ表示されます。アイテムがフォーカスされていないときの値の表示方法を指定します。オプションは次のとおりです。

    • チップ
    • カンマ区切りリスト
  • 設定値HTML式 - 選択肢のレンダリング方法を定義します。この属性では、HTMLとテンプレート・ディレクティブをサポートします。「テンプレート・ディレクティブの使用」を参照してください。

    たとえば:

    <div class="your-container">
        <span class="your-item">Name: &NAME.</span>
        {if ?CAPITAL/}<span class="your-item">Capital: &CAPITAL.</span>{endif/}
        {if ?NATIONALITY/}<span class="your-item">Nationality: &NATIONALITY.</span>{endif/}
        {if ?POPULATION/}<span class="your-item">Population: &POPULATION.</span>{endif/}
    </div>
  • 検索一致タイプ - 入力値に対する検索の実行方法を選択します。「検索時にフェッチ」を使用する場合、この設定が問合せのパフォーマンスに影響する可能性があります。オプションは次のとおりです。

    • 次を含む(列索引が使用されなくなります)
    • 次で始まる
  • 検索大/小文字を区別 - 検索で大/小文字が区別されるかどうかを制御します。

  • 検索最小文字数 - 検索を実行する前に入力する必要がある最小文字数を指定します。

  • 複数の値タイプ - ソース列に複数の値が含まれているかどうか、およびそれらのエンコード方法を決定します。
  • 複数の値セパレータ - 相互に値を区切る文字を指定します。

    「複数の値」属性についてさらに学習し、例を表示するには、ページ・デザイナのヘルプまたは「「複数の値」属性の構成」を参照してください。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

    「共有コンポーネント」の「テキスト・メッセージ」でメッセージAPEX.PAGE_ITEM_IS_REQUIREDを定義すると、事前定義されたエラー・テキストをアプリケーション固有のエラー・メッセージに置換できます。メッセージの表示位置は、アプリケーション・レベル設定の「デフォルトのエラー表示位置」によって定義します。

  • 検証最大長 - このアイテムにユーザーが入力できる文字の最大数を入力します。

  • セッション・ステートストレージ - セッション・ステートの保持方法を選択します。オプションは次のとおりです。

    • リクエストごと(メモリーのみ) - ステートをデータベースに保存しません。ステートを使用できるのは、現在のリクエストを処理しているときのみです。AJAXリクエストでアイテムを使用する必要がある場合は、「送信するページ・アイテム」を使用してアイテム名を必ず渡してください。

      手動入力アイテムの作成時には、「リクエストごと(メモリーのみ)」を選択するようにお薦めします。

    • セッションごと(永続) - リクエストをまたがって値にアクセスできるように、各セッションの値がデータベースに保存されます。

    • ユーザーごと(永続) - セッションをまたがってアクセスするために、データベースに値を格納することでユーザーに対して保持します。

ノート:

このアイテム・タイプを作成するにはLOVを定義する必要があります。アプリケーション・レベルでのLOVの作成複数選択リスト・アイテムでの操作およびカスケードLOVの作成を参照してください。

A.25 1つ選択

1つの値の選択および検索フィルタリングをサポートするLOVアイコンを持つアイテムとして表示します。

エンド・ユーザーがフィールドをクリックすると、推奨値のリストを含むポップアップ・ウィンドウが表示されます。「1つ選択」アイテムは、選択リスト・アイテムと比較してよりわかりやすいオプションを提供し、フィルタリング、グループおよびテンプレート・ディレクティブをサポートします。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定リスト内の最大値 - 選択ボックスに表示するオプションの最大数を入力します。指定しない場合、最大250のオプションが表示されます。この値によって、多数の行が返されないようにすることでパフォーマンスが向上し、数文字のみが入力された場合に戻りセットが非常に大きくなることもなくなります。

  • 設定検索時にフェッチ - ユーザーがアイテムに入力したときに、一致する値をデータベースから取得するかどうかを指定します。「検索時にフェッチ」では、ユーザーが文字を入力するたびに、一致するレコードがデータベースから取得されます。それ以外の場合、ページをロードするときに、すべてのリスト値がロードされます。

    多数のレコードをロードすると、ページの初期ロード時間に影響する可能性があるため、選択リストが大きい場合は、「検索時にフェッチ」を使用することをお薦めします。

  • 設定値HTML式 - 選択肢のレンダリング方法を定義します。この属性では、HTMLとテンプレート・ディレクティブをサポートします。「テンプレート・ディレクティブの使用」を参照してください。

    たとえば:

    <div class="your-container">
        <span class="your-item">Name: &NAME.</span>
        {if ?CAPITAL/}<span class="your-item">Capital: &CAPITAL.</span>{endif/}
        {if ?NATIONALITY/}<span class="your-item">Nationality: &NATIONALITY.</span>{endif/}
        {if ?POPULATION/}<span class="your-item">Population: &POPULATION.</span>{endif/}
    </div>
  • 検索一致タイプ - 入力値に対する検索の実行方法を選択します。「検索時にフェッチ」を使用する場合、この設定が問合せのパフォーマンスに影響する可能性があります。オプションは次のとおりです。

    • 次を含む(列索引が使用されなくなります)
    • 次で始まる
  • 検索大/小文字を区別 - 検索で大/小文字が区別されるかどうかを制御します。

  • 検索最小文字数 - 検索を実行する前に入力する必要がある最小文字数を指定します。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

    「共有コンポーネント」の「テキスト・メッセージ」でメッセージAPEX.PAGE_ITEM_IS_REQUIREDを定義すると、事前定義されたエラー・テキストをアプリケーション固有のエラー・メッセージに置換できます。メッセージの表示位置は、アプリケーション・レベル設定の「デフォルトのエラー表示位置」によって定義します。

  • 検証最大長 - このアイテムにユーザーが入力できる文字の最大数を入力します。

  • セッション・ステートストレージ - セッション・ステートの保持方法を選択します。オプションは次のとおりです。

    • リクエストごと(メモリーのみ) - ステートをデータベースに保存しません。ステートを使用できるのは、現在のリクエストを処理しているときのみです。AJAXリクエストでアイテムを使用する必要がある場合は、「送信するページ・アイテム」を使用してアイテム名を必ず渡してください。

      手動入力アイテムの作成時には、「リクエストごと(メモリーのみ)」を選択するようにお薦めします。

    • セッションごと(永続) - リクエストをまたがって値にアクセスできるように、各セッションの値がデータベースに保存されます。

    • ユーザーごと(永続) - セッションをまたがってアクセスするために、データベースに値を格納することでユーザーに対して保持します。

ノート:

このアイテム・タイプを作成するにはLOVを定義する必要があります。アプリケーション・レベルでのLOVの作成複数選択リスト・アイテムでの操作およびカスケードLOVの作成を参照してください。

A.26 シャトル

リストを含む2つのボックスを含む複数の選択リストとして表示します。左のリストには、選択されていない値のソース・リストが表示され、右のリストには、現在選択されている値が表示されます。

エンド・ユーザーは、リストで1つ以上の値を選択し、選択した値またはすべての値をシャトル・コントロールを使用して移動できます。現在の値は、1つのコロンで区切られた文字列に格納されます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定コントロールの表示 - シャトルの中央に表示するデータ移動コントロールを選択します。オプションは、「なし」、「移動のみ」、「並替えのみ」または「すべて」です。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • 複数の値タイプ - ソース列に複数の値が含まれているかどうか、およびそれらのエンコード方法を決定します。
  • 複数の値セパレータ - 相互に値を区切る文字を指定します。

    「複数の値」属性についてさらに学習し、例を表示するには、ページ・デザイナのヘルプまたは「「複数の値」属性の構成」を参照してください。

ノート:

このアイテム・タイプを作成するにはLOVを定義する必要があります。アプリケーション・レベルでのLOVの作成複数選択リスト・アイテムでの操作およびカスケードLOVの作成を参照してください。

A.27 テキスト領域

複数行のテキスト領域を表示します。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定サイズ変更可能 - マウスを使用したテキスト領域のサイズ変更が有効かどうかを指定します。

  • 設定高さ自動調整機能 - 表示されるテキストの量に基づいてテキスト領域の高さを変えるかどうかを指定します。テキスト領域をデータ量に応じて決める場合は、このオプションを使用します。

  • 設定文字カウント機能 - 「オン」に設定すると、フィールドに入力された文字数を表示するカウンタが含まれます。

  • 設定空白の切捨て - アイテム値をどのように切り捨てるかを選択します。この設定によって、入力されたテキストから、空白、タブおよび改行が切り捨てられます。オプションには、「先頭」「末尾」「先頭および末尾」または「なし」があります。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • セッション・ステートデータ型 - ページ・アイテムのデータ型(VARCHAR2またはCLOB)を選択します。
  • セッション・ステートストレージ - セッション・ステートの保持方法を選択します。オプションは次のとおりです。
    • リクエストごと(メモリーのみ) - ステートをデータベースに保存しません。ステートを使用できるのは、現在のリクエストを処理しているときのみです。AJAXリクエストでアイテムを使用する必要がある場合は、「送信するページ・アイテム」を使用してアイテム名を必ず渡してください。
    • セッションごと(永続) - リクエストをまたがって値にアクセスできるように、各セッションの値がデータベースに保存されます。

A.28 星評価

エンド・ユーザーが数値を設定するためにクリックできる、星評価(最高は10)が表示されます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定星の数 - エンド・ユーザーが選択する星の合計数(1から10)を設定します(デフォルトは5)。

  • 設定デフォルトの使用 - 「オン」に設定すると、「星評価」では「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「星評価」で定義されたアプリケーション・レベルのコンポーネント設定が使用されます。

    関連項目:星評価の構成

    「デフォルトの使用」「オフ」に設定されている場合は、次のカスタム設定が表示されます。

    • アイコン - 使用するアイコン・クラス(fa-thumb-upなど)。ドロップダウン・リストをクリックしてアイコンを選択します。
    • アクティブな色 - アクティブな星のデフォルトの色。
    • 非アクティブな色 - 非アクティブな星のデフォルトの色。
    • ツールチップ - エンド・ユーザーがアイテムの上にマウスを移動したときに表示されるツールチップのテンプレート。この評価値によって、#VALUE#置換文字列が置き換えられます(たとえば、映画の評価は#VALUE#です)。
    • 「クリア」ボタンの表示 - 星の横に「クリア」ボタン(x)を表示するかどうかを選択します。
    • 値の表示 - 星の横に値を表示するかどうかを選択します。
    • 読取り専用の表示 - アイテムが読取り専用の場合の表示方法を選択します。オプションには、星と値および1つの星と値があります。

A.29 切替え

フリップ・トグル・スイッチとして表示します。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定デフォルトの使用 - 「オン」に設定すると、「カラー・ピッカー」では「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「カラー・ピッカー」で定義されたアプリケーション・レベルのコンポーネント設定が使用されます。

    ノート:

    切替えアイテムは、フリップ・トグル・スイッチ(デフォルト)、「ピル・ボタン」または「選択リスト」として表示できます。「切替えのデフォルト値の構成」を参照してください。

    「デフォルトの使用」「オフ」に設定されている場合は、次のカスタム設定が表示されます。

    • オン値 - エンド・ユーザーが「オン」オプションを選択した場合にページ・アイテムに格納される値を入力します。値は255文字以内で指定できます。

    • オン・ラベル - 「オン」オプションとして表示されるテキストを入力します。

    • オフ値 ユーザーが「オフ」オプションを選択した場合にページ・アイテムに格納される値を入力します。「オフ」オプションが選択されているときにNULLを格納する場合は、この属性を空白にすることもできます。値は255文字以内で指定できます。

      ノート: この値は、ページ・アイテムに移入される値が「オン値」または「オフ値」のいずれにも一致しない場合に使用されます。

    • オフ・ラベル - 「オフ」オプションとして表示されるテキストを入力します。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

A.30 星評価

エンド・ユーザーが数値を設定するためにクリックできる、星評価(最高は10)が表示されます。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定星の数 - エンド・ユーザーが選択する星の合計数(1から10)を設定します(デフォルトは5)。

  • 設定デフォルトの使用 - 「オン」に設定すると、「星評価」では「共有コンポーネント」、「コンポーネント設定」、「星評価」で定義されたアプリケーション・レベルのコンポーネント設定が使用されます。

    関連項目:星評価の構成

    「デフォルトの使用」「オフ」に設定されている場合は、次のカスタム設定が表示されます。

    • アイコン - 使用するアイコン・クラス(fa-thumb-upなど)。ドロップダウン・リストをクリックしてアイコンを選択します。
    • アクティブな色 - アクティブな星のデフォルトの色。
    • 非アクティブな色 - 非アクティブな星のデフォルトの色。
    • ツールチップ - エンド・ユーザーがアイテムの上にマウスを移動したときに表示されるツールチップのテンプレート。この評価値によって、#VALUE#置換文字列が置き換えられます(たとえば、映画の評価は#VALUE#です)。
    • 「クリア」ボタンの表示 - 星の横に「クリア」ボタン(x)を表示するかどうかを選択します。
    • 値の表示 - 星の横に値を表示するかどうかを選択します。
    • 読取り専用の表示 - アイテムが読取り専用の場合の表示方法を選択します。オプションには、星と値および1つの星と値があります。

A.31 テキスト・フィールド

テキスト・フィールドとしてアイテムを表示します。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定サブタイプ - HTML5テキスト・サブタイプを選択します。これによって、オンスクリーン・キーボードの付いたデバイスで、サブタイプごとに最適化されたキーボード・レイアウトを表示できるため、データ入力が簡単になります。サブタイプの選択は、ページ・アイテムの値を使用して適切なリンクをレンダリングする際にも使用されます(読取り専用でレンダリングされる場合)。物理キーボードを使用する場合、この属性でテキスト・アイテムやデータ・エントリは変更されません。

    ノート:

    このHTML5機能は、最新のブラウザでのみ機能します。より古い、HTML5に準拠していないブラウザではこの属性は無視され、ページ・アイテムは通常のテキスト・フィールドとしてレンダリングされます。
  • 設定空白の切捨て - アイテム値をどのように切り捨てるかを選択します。この設定によって、入力されたテキストから、空白、タブおよび改行が切り捨てられます。オプションには、「先頭」「末尾」「先頭および末尾」または「なし」があります。

  • 設定テキストの大/小文字 - アイテム値のテキストの大/小文字をどのように変換するかを選択します。オプションには、「変更なし」「小文字」および「大文字」があります。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

A.32 オートコンプリートが有効なテキスト・フィールド

エンド・ユーザーが入力したテキストに基づいてテキスト・アイテムが埋め込まれた、使用可能な値のリストを表示するテキスト・フィールドを表示します。エンド・ユーザーがテキストを入力するにつれてリストが絞り込まれます。

次の例を検討してください:

select [column]
  from ...
 where ...
 order by ...

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定検索 - 入力値に対する検索の実行方法を選択します。「遅延ロード」を使用する場合、この設定が問合せのパフォーマンスに影響することがあります。「「次を含む」および「大/小文字を区別」」または「「次を含む」および「大/小文字区別なし」」を選択すると、列索引が使用されません。

  • 設定入力時にフェッチ - ユーザーがオートコンプリート・アイテムで入力したとき、一致する値をデータベースから取得するかどうかを指定します。「入力時にフェッチ」では、ユーザーが文字を入力するたびに、一致するレコードがデータベースから取得されます。それ以外の場合、ページをロードするときに、すべてのリスト値がロードされます。

    多数のレコードのロードによってページの初期ロード時間が影響を受けることがあるため、選択リストが大きい場合、「入力時にフェッチ」を使用することをお薦めします。

  • 設定リスト内の最大値 - 選択ボックスに表示するアイテムの最大数を入力します。この値によって、数の行を返すことによるパフォーマンスの問題を回避でき、数文字のみが入力された場合に戻りセットが非常に大きくなることも避けられます。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

A.33 テキスト領域

複数行のテキスト領域を表示します。

動作を制御するページ・デザイナ属性:

  • 設定サイズ変更可能 - マウスを使用したテキスト領域のサイズ変更が有効かどうかを指定します。

  • 設定高さ自動調整機能 - 表示されるテキストの量に基づいてテキスト領域の高さを変えるかどうかを指定します。テキスト領域をデータ量に応じて決める場合は、このオプションを使用します。

  • 設定文字カウント機能 - 「オン」に設定すると、フィールドに入力された文字数を表示するカウンタが含まれます。

  • 設定空白の切捨て - アイテム値をどのように切り捨てるかを選択します。この設定によって、入力されたテキストから、空白、タブおよび改行が切り捨てられます。オプションには、「先頭」「末尾」「先頭および末尾」または「なし」があります。

  • 検証必須の値 - 「オン」に設定し、ページ・アイテムが表示されている場合、Oracle APEXでは、ページの送信時にNOT NULL検証が自動的に実行されます。詳細は、ヘルプを参照してください。

  • セッション・ステートデータ型 - ページ・アイテムのデータ型(VARCHAR2またはCLOB)を選択します。
  • セッション・ステートストレージ - セッション・ステートの保持方法を選択します。オプションは次のとおりです。
    • リクエストごと(メモリーのみ) - ステートをデータベースに保存しません。ステートを使用できるのは、現在のリクエストを処理しているときのみです。AJAXリクエストでアイテムを使用する必要がある場合は、「送信するページ・アイテム」を使用してアイテム名を必ず渡してください。
    • セッションごと(永続) - リクエストをまたがって値にアクセスできるように、各セッションの値がデータベースに保存されます。