16.4 アプリケーション設定の管理

アプリケーション設定を作成して、アプリケーション・レベルの構成オプションを定義します。

ヒント:

また、APEX_APP_SETTING APIを使用して、アプリケーション設定にアクセスします。Oracle APEX APIリファレンスのAPEX_APP_SETTINGを参照してください。

• アプリケーション設定の作成
  アプリケーション設定を作成して、開発者がアプリケーションレベルの構成オプションを定義できるようにします。
• アプリケーション設定の編集または削除
  アプリケーション設定ページで、既存の設定を編集または削除します。
• アプリケーション設定のコピーまたはサブスクライブ
  現在のアプリケーションまたは別のアプリケーションから、アプリケーション設定をコピーします。別のアプリケーションからアプリケーション設定をコピーする場合は、それをサブスクライブすることもできます。
• アプリケーション設定のサブスクライブ
  「アプリケーション設定」ページでアプリケーション設定をサブスクライブします。

16.4.1 アプリケーション設定の作成

アプリケーション設定を作成して、開発者がアプリケーションレベルの構成オプションを定義できるようにします。

アプリケーション設定を作成するには:

1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
   1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
   2. アプリケーションを選択します。
   3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

2. 「アプリケーション・ロジック」で、「アプリケーション設定」を選択します。
3. 「設定の作成」をクリックします。
4. 「アプリケーション設定」で、次を指定します。
   1. 名前 - このアプリケーション設定のわかりやすい名前を入力します。
   2. 値 - このアプリケーション設定のデフォルト値を入力します。
   3. 必須の値 - このアプリケーション設定で値が必要かどうかを選択します。「オン」または「オフ」を選択します。
   4. 有効な値 - カンマで区切られた有効な値を入力します。定義されている場合、APEXは、設定が変更されたときに有効な値のみを受け入れます。
   5. アップグレード時に値を維持 - アプリケーションがアップグレードされた場合に、デプロイされたアプリケーションのアプリケーション設定値を維持するか、指定された値で上書きするかを選択します。「オン」を選択すると、デプロイした値を維持できるため、デプロイしたアプリケーションでアプリケーション設定値が変更されるアプリケーション設定構成(APEX_APP_SETTING.SET_VALUE APIを使用)がアプリケーションでサポートされ、アップグレード時にこれらの値を考慮する場合に便利です。
   6. コメント - この設定を説明するコメントを入力します。
5. 「アプリケーション設定の作成」をクリックします。

   新規アプリケーション設定はアプリケーション設定ページに表示されます。

16.4.2 アプリケーション設定の編集または削除

アプリケーション設定ページで、既存の設定を編集または削除します。

アプリケーション設定を作成または編集するには:

1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
   1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
   2. アプリケーションを選択します。
   3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

2. 「アプリケーション・ロジック」で、「アプリケーション設定」を選択します。
   アプリケーション設定ページが表示されます。
3. 既存の設定を編集するには:
   1. 設定を選択します。
      「アプリケーション設定」ダイアログが表示されます。
   2. 対象となる属性を編集します。
      属性についてさらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。
   3. 「変更の適用」をクリックします。
4. 既存の設定を削除するには:
   1. 設定を選択します。
      「アプリケーション設定」ダイアログが表示されます。
   2. 「削除」をクリックします。

16.4.3 アプリケーション設定のコピーまたはサブスクライブ

現在のアプリケーションまたは別のアプリケーションから、アプリケーション設定をコピーします。別のアプリケーションからアプリケーション設定をコピーする場合は、それをサブスクライブすることもできます。

アプリケーション設定をコピーするには:

1. 「共有コンポーネント」、「アプリケーション設定」ページにナビゲートします:
   1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
   2. アプリケーションを選択します。
   3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

   4. 「アプリケーション・ロジック」で、「アプリケーション設定」を選択します。

      アプリケーション設定ページが表示されます。レポートには、「サブスクライブ元」、「サブスクリプション・ステータス」および「サブスクライバ」の各列が含まれていることに注意してください。

2. 現在のアプリケーション内でアプリケーション設定をコピーするには:
   1. アプリケーション設定を検索して、「コピー」列の「コピー」をクリックします。
      アプリケーション設定のコピー・ウィザードが表示されます。
   2. 新規アプリケーション設定名 - アプリケーション設定の名前を入力します。アプリケーション設定名は、アプリケーション内で一意にする必要があります。
   3. 「アプリケーション設定のコピー」をクリックします。
3. 別のアプリケーションからアプリケーション設定をコピーするには:
   1. 「アプリケーション設定」ページの「タスク」リージョンで、「別のアプリケーションからコピー」をクリックします。
      アプリケーション設定のコピー・ウィザードが表示されます。
   2. アプリケーション - コピー元のアプリケーションを選択します。
   3. アプリケーション設定のコピー - コピーするアプリケーション設定を選択します。
   4. サブスクライブ - アプリケーション設定をサブスクライブするには、このフラグを有効にします。
   5. 「アプリケーション設定のコピー」をクリックします。

   ノート:

   別のアプリケーションからアプリケーション設定をコピーするときに、ビルド・オプションの依存関係は自動的にコピー・プロセス中に解決されます。詳細は、「自動依存性解決について」を参照してください。

関連項目:

共有コンポーネント・サブスクリプションの使用

16.4.4 アプリケーション設定のサブスクライブ

「アプリケーション設定」ページでアプリケーション設定をサブスクライブします。

サブスクリプションにより、開発者はワークスペース内の複数のアプリケーション間で共有コンポーネントを再利用できます。共有コンポーネント・サブスクリプションの詳細は、「共有コンポーネント・サブスクリプションの使用」を参照してください。

ヒント:

アプリケーション設定をコピーし、「サブスクライブ」オプションを有効にすることで、アプリケーション設定をサブスクライブすることもできます。「アプリケーション設定のコピーまたはサブスクライブ」を参照してください。

現在のアプリケーションでアプリケーション設定をサブスクライブするには:

1. 「アプリケーション設定」ページにナビゲートします:
   1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
   2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
   3. アプリケーションを選択します。
   4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
   5. 「アプリケーション・ロジック」で、「アプリケーション設定」をクリックします。

      アプリケーション設定ページが表示されます。レポートには、「サブスクライブ元」、「サブスクリプション・ステータス」および「サブスクライバ」の各列が含まれていることに注意してください。

2. アプリケーション設定を選択します。
   アプリケーション設定ページが表示されます。
3. アプリケーション設定をサブスクライブするには:
   1. 「サブスクリプション」リージョンを見つけます。
   2. サブスクリプション、サブスクライブ元 - サブスクライブするマスター・アプリケーション設定を選択して、「変更の適用」をクリックします。
   3. 選択内容を確認して、「サブスクライブ」をクリックします。

      サブスクライブされたコンポーネントは、選択したマスターから自動的にリフレッシュされます。

4. サブスクリプションをリフレッシュするには:
   1. 「サブスクリプション」リージョンを見つけます。
   2. 「変更の適用」をクリックします。
   3. サブスクリプション、アプリケーション設定のリフレッシュ - アプリケーション設定がすでにサブスクライブされている場合は、「アプリケーション設定のリフレッシュ」をクリックします。
5. アプリケーション設定をサブスクライブ解除するには:
   1. 「サブスクリプション」リージョンを見つけます。
   2. サブスクリプション、サブスクライブ解除 - 「サブスクライブ解除」をクリックします。