16.11 コンポーネント・グループの使用

コンポーネント・グループを使用して、共有コンポーネントのコレクションを簡単にコピーまたはサブスクライブできます。

16.11.1 コンポーネント・グループについて

コンポーネント・グループについて学習します。

コンポーネント・グループは、他の共有コンポーネントのコレクションです。コンポーネント・グループを使用して、グループ内のコンポーネントを一括コピー、サブスクライブおよびリフレッシュします。アプリケーション間でコンポーネント・グループをコピーまたはサブスクライブできます(あるいはその両方を行うことができます)。

次の共有コンポーネントをコンポーネント・グループに含めることができます:

  • アプリケーション・アイテム
  • アプリケーション・プロセス
  • アプリケーションの計算
  • アプリケーション設定
  • ビルド・オプション
  • リスト
  • 構成の検索
  • データ・ロード定義
  • RESTデータ・ソース
  • 認証スキーム
  • 認可スキーム
  • アプリケーション・アクセス制御ロール
  • 電子メール・テンプレート
  • LOV
  • プラグイン
  • コンポーネント設定(ネイティブ・コンポーネントのみ)
  • ショートカット
  • マップ背景
  • レポート・レイアウト
  • テキスト・メッセージ

16.11.2 コンポーネント・グループの作成

コンポーネントをグループに割り当てて、コンポーネント・グループを作成します。

コンポーネント・グループに追加するコンポーネントは、アプリケーションにすでに存在している必要があります。

コンポーネント・グループを作成するには:

  1. 「コンポーネント・グループ」ページにアクセスします:
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント・グループ」をクリックします。
    5. 「作成」をクリックします。
  2. 「名前」および「コメント」で:
    1. 名前 - コンポーネント・グループの名前を入力します。コンポーネント・グループ名は、アプリケーション内で一意である必要があります。
    2. コメント - このコンポーネント・グループの簡単な説明を入力します。
    3. 「作成」をクリックします。
    「コンポーネント・グループ詳細」画面が表示されます。

コンポーネント・グループにコンポーネントを追加するには:

  1. 「コンポーネントの割当て」をクリックします。
  2. 使用可能なオプションから「コンポーネント・タイプ」を選択します。
  3. 使用可能なコンポーネントから、「リセット」「すべて移動」「移動」「削除」および「すべて削除」を使用してコンポーネント・グループのコンポーネントを選択します。

    警告:

    コンポーネント・グループのコンポーネントを選択したら、目的のコンポーネント・タイプを切り替える前に、それらのコンポーネントをグループに割り当てる必要があります。コンポーネントを選択してから、選択したコンポーネントを割り当てずにコンポーネント・タイプを切り替えた場合、そのコンポーネントはグループに追加されません
  4. コンポーネントをコンポーネント・グループに割り当てます:
    • 選択したコンポーネントを割り当てて、別のコンポーネント・タイプの他のコンポーネントの選択を続行するには、「割当てと追加割当て」をクリックします。
    • 選択したコンポーネントを割り当てて、「コンポーネント・グループ詳細」画面に戻るには、「割当て」をクリックします。
    • 「コンポーネント・グループ詳細」画面に戻るには、「取消」をクリックします。

コンポーネント・グループからコンポーネントを削除するには:

  1. 「コンポーネント・グループからの割当て解除」をクリックします。

コンポーネント・グループを保存するには:

  1. 「変更の適用」をクリックします。

16.11.3 コンポーネント・グループのコピーおよびサブスクライブ

現在のアプリケーションまたは別のアプリケーションからコンポーネント・グループをコピーします。別のアプリケーションからコンポーネント・グループをコピーする場合は、それをサブスクライブすることもできます。

ヒント:

サブスクリプションにより、開発者はワークスペース内の複数のアプリケーション間で共有コンポーネントを再利用できます。サブスクリプションについてさらに学習するには、「共有コンポーネント・サブスクリプションの使用」を参照してください。
  1. 「共有コンポーネント」、「コンポーネント・グループ」ページにナビゲートします:
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

    4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント・グループ」を選択します。

      「コンポーネント・グループ」ページが表示されます。レポートには、「サブスクライブ元」、「サブスクリプション・ステータス」および「サブスクライバ」の各列が含まれていることに注意してください。

現在のアプリケーション内でコンポーネント・グループをコピーするには:

  1. コンポーネント・グループを検索して、「コピー」列の「コピー」をクリックします。
    コンポーネント・グループのコピー・ウィザードが表示されます。
  2. 新規コンポーネント・グループ名 - コンポーネント・グループの名前を入力します。コンポーネント・グループ名は、アプリケーション内で一意である必要があります。
  3. 「コンポーネント・グループのコピー」をクリックします。

別のアプリケーションからコンポーネント・グループをコピーするには:

  1. 「コンポーネント・グループ」ページの「タスク」リージョンで、「別のアプリケーションからコピー」をクリックします。
    コンポーネント・グループのコピー・ウィザードが表示されます。
  2. アプリケーション - コピー元のアプリケーションを選択します。
  3. コンポーネント・グループ - コピーするコンポーネント・グループを選択します。
  4. サブスクライブ - コンポーネント・グループをサブスクライブするには、このフラグを「オン」に設定します。

    ヒント:

    コンポーネント・グループを新しいアプリケーションにコピーした後は、それをサブスクライブできません。コピー・プロセスのこのステップ中にのみサブスクライブできます。
  5. 「次」をクリックします。
  6. 各コンポーネントのアクション列を確認します。
    • 追加: 新しいコンポーネントがターゲット・アプリケーションに追加されます。
    • リフレッシュ: リフレッシュ後に既存のコンポーネントが再利用されます。
    • 置換: 既存のコンポーネントがマスター・コンポーネントに置き換えられます。
    • 再利用: 既存のコンポーネントが再利用されます。
  7. 「コンポーネント・グループのコピー」をクリックします。

16.11.4 サブスクライブされたコンポーネント・グループのリフレッシュ

サブスクライブされたコンポーネント・グループをリフレッシュすることで、マスター・コンポーネント・グループの変更内容にアクセスします。

この手順では、コンポーネント・グループ全体のリフレッシュについて説明します。コンポーネント・グループ内の個々のアイテムをリフレッシュするには、「サブスクライブされた共有コンポーネントのリフレッシュ」を参照してください。

マスター・コンポーネント・グループ、またはコンポーネント・グループの一部であるいずれかのコンポーネントに変更があると、サブスクライブされたコンポーネント・グループのサブスクリプション・ステータスは「リフレッシュが必要」になり、コンポーネント・グループの編集ページに「リフレッシュ」ボタンが表示されます。コンポーネント・グループをリフレッシュすると、個々のコンポーネントのサブスクリプション・ステータスが「リフレッシュが必要」であるコンポーネント・グループに割り当てられているすべてのコンポーネントがリフレッシュされます。サブスクリプション・ステータスが「最新」の場合、「リフレッシュ」ボタンは表示されません。

サブスクライブされたコンポーネント・グループは、コンポーネント・グループの編集ページでリフレッシュできます。

サブスクライブされたコンポーネント・グループをリフレッシュするには:

  1. 「共有コンポーネント」、「コンポーネント・グループ」ページにナビゲートします:
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

    4. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント・グループ」を選択します。

      「コンポーネント・グループ」ページが表示されます。レポートには、「サブスクライブ元」、「サブスクリプション・ステータス」および「サブスクライバ」の各列が含まれていることに注意してください。

  2. コンポーネント・グループのサブスクリプションをリフレッシュします:
    1. コンポーネント・グループを見つけて、その編集ページにアクセスします。

      マスター・コンポーネント・グループに新しい変更があると、サブスクリプション・ステータスは「リフレッシュが必要」になります。

      編集ページにアクセスするには、コンポーネント・グループ名をクリックします。

    2. コンポーネント・グループの編集ページで、「サブスクリプション」リージョンを見つけて、「リフレッシュ」ボタンをクリックします。
  3. 各コンポーネントのアクション列を確認します。
    • 追加: 新しいコンポーネントがターゲット・アプリケーションに追加され、コンポーネント・グループに割り当てられます。
    • リフレッシュ: 既存のコンポーネントがリフレッシュされます。
    • リフレッシュして割当て: 既存のコンポーネントがリフレッシュされ、コンポーネント・グループに割り当てられます。
    • 置換: 既存のコンポーネントがマスター・コンポーネントに置き換えられ、コンポーネント・グループに割り当てられます。
    • 再利用: 既存のコンポーネントがコンポーネント・グループに割り当てられます。
    • 割当て解除: このコンポーネントがコンポーネント・グループから割当て解除されます。
  4. 「リフレッシュ」をクリックして、コンポーネント・グループを更新します。
コンポーネント・グループがリフレッシュされます。

16.11.5 コンポーネント・グループのパブリッシュ

コンポーネント・グループをパブリッシュして、サブスクライブしているすべてのコンポーネント・グループに変更をプッシュします。

コンポーネント・グループをパブリッシュするには、コンポーネント・グループ内の1つ以上のコンポーネントにすでに変更を加えている必要があります。

コンポーネント・グループをパブリッシュするには:

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. マスター・コンポーネント・グループが含まれているアプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント・グループ」をクリックします。
  3. マスター・コンポーネント・グループを見つけて、その編集ページにアクセスします。
    デフォルトでは、それぞれのコンポーネント・グループがレポートとして表示されます。編集ページにアクセスするには、コンポーネント・グループ名をクリックします。
  4. (オプション)コンポーネントをコンポーネント・グループに割り当てるか、コンポーネント・グループから割当て解除します。
    コンポーネントの割当ておよび割当て解除の詳細は、「コンポーネント・グループの作成」を参照してください。

サブスクライブされたコンポーネント・グループに変更をプッシュするには:

  1. 「サブスクリプション」で、「パブリッシュ」をクリックします。
  2. 各コンポーネントのアクション列を確認します。
    • 追加: 新しいコンポーネントがターゲット・アプリケーションに追加され、コンポーネント・グループに割り当てられます。
    • リフレッシュ: 既存のコンポーネントがリフレッシュされます。
    • リフレッシュして割当て: 既存のコンポーネントがリフレッシュされ、コンポーネント・グループに割り当てられます。
    • 置換: 既存のコンポーネントがマスター・コンポーネントに置き換えられ、コンポーネント・グループに割り当てられます。
    • 再利用: 既存のコンポーネントがコンポーネント・グループに割り当てられます。
    • 割当て解除: このコンポーネントがコンポーネント・グループから割当て解除されます。
  3. 「パブリッシュを確認」ダイアログで、「パブリッシュ」を再度クリックします。
    次の確認メッセージが表示されます:

    サブスクライブしているすべてのコンポーネント・グループがリフレッシュされました。

16.11.6 コンポーネント・グループのサブスクライブ解除

「コンポーネント・グループ詳細」ページでコンポーネント・グループをサブスクライブ解除します。

コンポーネント・グループをサブスクライブ解除すると、そのグループ内の個々のコンポーネントがすべて自動的にサブスクライブ解除されます。

コンポーネント・グループをサブスクライブを解除するには:

  1. 「コンポーネント・グループ」ページにナビゲートします:
    1. 「ワークスペース」ホームページにナビゲートします。
    2. 「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    3. アプリケーションを選択します。
    4. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    5. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント・グループ」をクリックします。
      「コンポーネント・グループ」ページが表示されます。レポートには、「サブスクライブ元」、「サブスクリプション・ステータス」および「サブスクライバ」の各列が含まれていることに注意してください。
  2. アプリケーションから現在サブスクライブされているコンポーネント・グループを選択します。

    ノート:

    コンポーネント・グループがサブスクライブされている場合、「サブスクライブ元」列はマスター・コンポーネント・グループのアプリケーション番号を示しています。
  3. 「サブスクリプション」リージョンで、「サブスクライブ解除」をクリックします。

16.11.7 コンポーネント・グループの削除

コンポーネント・グループを削除する方法について学習します。

コンポーネント・グループを削除しても、グループを構成する個々の共有コンポーネントは削除されません。コンポーネント・グループを削除すると、グループとそのグループへのコンポーネントの割当てが削除されます。

コンポーネント・グループを削除するには:

  1. 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」をクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。

      共有コンポーネント・ページが表示されます。

  2. 「他のコンポーネント」で、「コンポーネント・グループ」を選択します。

    「コンポーネント・グループ」ページが表示されます。

  3. 削除するコンポーネント・グループの名前をクリックします。
  4. 編集ページで、「削除」をクリックします。
  5. 「削除」をクリックして確認します。