1.10.2 Oracle ExadataラックのDNS構成
Oracle Exadataラックの受入前に、Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用してシステムの構成を駆動するファイルを生成する必要があります。システム構成ファイルには、管理ネットワーク、クライアント・ネットワークおよび追加パブリック・ネットワーク用のネットワーク・ホスト名およびIPアドレスが含まれており、これらは初期構成の前にドメイン・ネーム・システム(DNS)に登録する必要があります。特に、すべてのパブリック・アドレス、Single Client Access Name(SCAN)アドレスおよびVIPアドレスもインストール前にDNSに登録する必要があります。
アシスタントで生成されるファイルでは、クライアント・アクセス・ネットワーク上の3つのIPアドレスを持つ1つの名前としてSCANを定義します。3つのSCANアドレスにより、クライアントはOracle Exadata Database Machineへのサービス・アクセスが可能になります。この3つのSCANアドレスに対するSCAN名のラウンド・ロビン解決用にDNSを構成します。
DNSに登録されたアドレスはすべて、正引き解決と逆引き解決の両方について構成する必要があります。逆引き解決は、正逆のDNSエントリが相互に一致するように正引きの確認を行う(Forward Confirmed reverse DNS)必要があります。
ノート:
OEDAを使用した構成時に、Oracle Exadata Database Machineでグリッド・ネーミング・サービス(GNS)は構成されません。
関連項目:
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SCANアドレスの詳細は、『Oracle Grid Infrastructureインストレーションおよびアップグレード・ガイドfor Linux』を参照してください。
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ラウンド・ロビン名前解決の構成の詳細は、DNSベンダーのドキュメントを参照してください。