2.2 ネットワーク・チャネル・ボンディングのサポート
データベース・サーバーのネットワーク・ポートのペアを結合して、クライアント・ネットワークおよび追加ネットワークのネットワーク可用性または帯域幅を高めることができます。
非結合ネットワーク構成はOracle Exadata X7以降のシステムではサポートされていません。
結合ネットワーク構成の場合:
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Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用して、クライアント・ネットワークおよび追加ネットワーク(構成されている場合)に結合する物理ネットワーク・インタフェースを指定します。OEDAにより、2つの物理ネットワーク・インタフェースを融合する結合ネットワーク・インタフェースが生成されます。
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OEDAによって生成された結合構成を手動で変更することは可能ですが、実行しないでください。Oracleでは、非標準の結合構成に関連する質問または問題をサポートしていません。いずれの場合も、ネットワーク・インタフェースが2つ未満の結合構成はできません。
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結合クライアント・ネットワーク・インタフェース名は
bondeth0
です。OEDAでは「バックアップ・ネットワーク」とも呼ばれる最初の追加ネットワークの結合インタフェース名は、bondeth1
です。OEDAでは「その他のネットワーク」とも呼ばれるもう一方の追加ネットワークの結合インタフェース名は、bondeth2
です。 -
OEDAによって生成されるXML構成ファイルには、基礎となるイーサネット・ポートに結合ネットワーク・インタフェースをマップする詳細情報が含まれています。
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OEDAを使用した初期構成時に、Linuxボンディング・モジュールは、デフォルトでアクティブ・バックアップ・モード(
mode=active-backup
)を使用するように構成されます。他の結合パラメータの追加構成は可能ですが、インストール・サービスの対象外であり、顧客ネットワーク・エンジニアが実行する必要があります。別のボンディング・ポリシーを有効にする再構成は可能ですが、実行しないでください。詳細は、https://www.kernel.org/doc/Documentation/networking/bonding.txtの『Linux Ethernet Bonding Driver HOWTO』を参照してください。
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選択したボンディング・モードをサポートできるネットワーク・インフラストラクチャ(スイッチ)を指定する必要があります。たとえば、Link Aggregation Control Protocol (LACP)が有効になっている場合(
mode=802.3ad
)、それに応じてネットワーク・スイッチを指定および構成する必要があります。特定のボンディング・ポリシーの要件は、https://www.kernel.org/doc/Documentation/networking/bonding.txtのLinux Ethernet Bonding Driver HOWTOに記載されています
親トピック: Oracle Exadataのネットワーク要件の理解