6.10.2 Oracle Linux KVMのゲストのバックアップ
次の手順を使用して、Oracle Linux KVMゲストをバックアップできます。
ゲストをバックアップする方法は3つあります。
表6-5 Oracle Linux KVMゲストのバックアップ方法
方式 | 説明 | 管理者 | 最適な状況 |
---|---|---|---|
方法1: すべてのKVMゲストのバックアップ |
KVMホストから、XFS reflinkを使用して一貫性バックアップを取得し、 |
KVMホスト管理者 |
計算ノードの障害が発生した後、ゲストがブート可能でないときに、すべてのゲストをリカバリする場合。 |
方法2: 個々のゲストのバックアップ |
KVMホストから、XFS reflinkを使用して一貫性バックアップを取得し、 |
KVMホスト管理者 |
計算ノードの障害が発生した後、ゲストがブート可能でなくなったが、他のすべてのゲストに影響するわけではないときに、ゲストを選択的にリカバリする場合。 |
方法3: ゲストの内部的なバックアップ |
ゲスト内部で実行されるスナップショット・ベースのバックアップ手順を使用して、ゲストをバックアップします。 |
ゲスト管理者 |
障害が発生した後、ゲストがまだブート可能で、 |
- 方法1: すべてのKVMゲストのバックアップ
/EXAVMIMAGES
の下にある記憶域リポジトリをバックアップすることで、すべてのゲストをバックアップできます。 - 方法2: 個々のゲストのバックアップ
/EXAVMIMAGES
の下にある特定のフォルダをバックアップすることで、個々のゲストをバックアップできます。 - 方法3: ゲストの内部的なバックアップ
ゲスト内部からゲストのスナップショット・ベースのバックアップを取得できます。
親トピック: KVMホストとゲストのバックアップ