6 Oracle Linux KVMゲストの管理
Oracle Exadata X8M-2以降、Oracle Linux KVMは、RoCEネットワーク・ファブリックを使用するシステムの仮想化テクノロジです。
- Oracle Linux KVMおよびOracle Exadata
Oracle Exadata X8M-2以降をデプロイするときに、データベース・サーバーにOracle Linux KVMを実装できます。 - ベア・メタルOracle RACクラスタからOracle Linux KVMのOracle RACクラスタへの移行
既存のOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)クラスタは、KVMで管理する仮想環境に移行できます。 - 実行中のドメインの表示
実行中のドメインのリストを表示するには、vm_maker
ユーティリティを使用します。 - ゲストの起動
手動でゲストを起動することも、KVMホストの起動時に自動的にゲストを起動するように構成することもできます。 - 診断ISOファイルを使用したゲストの起動
診断ISOファイル(diagnostics.iso
)を使用してゲストを起動するには、この手順を使用します。 - 起動時のゲスト・コンソールの監視
ゲスト起動時のOracle Linux起動メッセージを表示するには、vm_maker --start-domain
コマンドに--console
オプションを使用します。 - Oracle Linux KVMゲストの自動起動の管理
デフォルトでは、ゲストは、作成するとき、KVMホストが起動するときに自動的に起動するように構成されます。この機能は必要に応じて有効/無効を切り替えることができます。 - ユーザー・ドメイン内部のユーザー・ドメインのシャットダウン
- KVMホストからのゲストのシャットダウン
KVMホストからゲストをシャットダウンできます。 - KVMホストとゲストのバックアップ
Oracle Linux KVMデプロイメントでは、KVMホストとゲストをバックアップする必要があります。 - KVMゲストでのOracleデータベースのバックアップおよびリストア
KVMゲストのOracleデータベースのバックアップとリストアは、物理ノードのOracleデータベースのバックアップとリストアと同じです。 - ゲストへのメモリー割当ての変更
ゲストへのメモリー割当ては、vm_maker
を使用して変更できます。 - ゲストへの仮想CPU割当て数の変更
ゲストに割り当てられた仮想CPUの数は、vm_maker --set --vcpu
コマンドで動的に変更できます。 - ゲストのディスク領域の増加
KVMゲストのローカル領域は、ローカル・ディスク・イメージを追加することにより、初期デプロイメント後に拡張できます。 - KVMホストでの/EXAVMIMAGESの拡張
KVMホストの使用可能な領域を使用して/EXAVMIMAGES
を拡張するには、この手順を使用します。 - Oracle Linux KVMクラスタの追加
Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用して、既存のOracle Exadataに新しいOracle Linux KVMクラスタを作成できます。 - OEDACLIを使用したOracle Linux KVMでのOracle RACクラスタの拡張
Oracle Exadata Deployment Assistantコマンドライン・インタフェース(OEDACLI)を使用してゲストを追加することにより、Oracle Linux KVM上の既存のOracle RACクラスタを拡張できます。 - ゲストの別のデータベース・サーバーへの移動
ゲストは、別のデータベース・サーバーに移動できます。 - KVMデプロイメントのリカバリ
KVMホストはバックアップからリカバリでき、ゲストはスナップショット・バックアップからリカバリできます。 - ゲストの削除
Oracle Linux KVMでゲストを削除するには、OEDACLIまたはvm_maker
ユーティリティを使用します。 - Oracle Linux KVMと組み合せたクライアント・ネットワークのVLANタグ付けの使用
このトピックでは、Oracle Linux KVMと組み合せたクライアント・ネットワークのタグ付けされたVLANインタフェースの実装について説明します。 - Oracle Linux KVMと組み合せたExadata Secure RDMA Fabric Isolationの使用
このトピックでは、Oracle Linux KVMと組み合せたExadata Secure RDMA Fabric Isolationの実装について説明します。 - Oracle Linux KVMゲストへの結合ネットワーク・インタフェースの追加
この手順を使用して、既存のOracle Linux KVMゲストに結合ネットワーク・インタフェースを追加します。 - Oracle Linux KVM環境でのExachkの使用
Oracle Exadataでの仮想化は、Exachkバージョン12.1.0.2.2以降でサポートされています。