7.14 createコマンド
--create
コマンドを使用して、ディスク・イメージを作成します。
構文
vm_maker --create --disk-image image_name [ --size size ] [ --filesystem filesystem_type ]
[ --from-zip zipfile ] [ --attach --domain guest_name [ --no-reflink ]]
オプション
-
--disk-image
: 指定のイメージ名を使用して、ディスク・イメージを作成します。-
完全修飾ファイル名ではないディスク・イメージ名(例:
shared.img
)を指定すると、共有ディスク・イメージがKVMホストの/EXAVMIMAGES
内に作成されます。この場合、--attach
オプションを追加するか、個別のvm_maker --attach
コマンドを使用することで、任意のゲストにディスク・イメージ・ファイルをアタッチできます。 -
ゲスト固有のディレクトリに完全修飾ディスク・イメージ名(例:
/EXAVMIMAGES/GuestImages/guest01.example.com/pv2_vgexadb.img
)を指定すると、指定した場所にゲスト固有のディスク・イメージ・ファイルが作成されます。この場合、ディスク・イメージ・ファイルは、ファイル・パス(例:guest01.example.com
)で識別されるゲストにのみアタッチできます。
-
--size
: オプションで、イメージのサイズを指定します。指定しない場合、デフォルト・サイズは50GBです。--filesystem
: ディスク・イメージに使用するファイル・システム・タイプを指定します。許可されるファイル・システム・タイプは、ext3
、ext4
およびxfs
です。デフォルトはxfs
です。--from-zip
: 指定されたZIPファイルからディスク・イメージを作成する必要があることを示します。-
--attach
: 作成後にディスク・イメージをゲストに直接接続するには、このオプションを使用します。このオプションを指定する場合は、--domain
オプションも指定する必要があります。-
共有ディスク・イメージ(
/EXAVMIMAGES
に作成したイメージ)をアタッチすると、共有ディスク・イメージ・ファイルのコピーが、ゲスト固有のディレクトリ/EXAVMIMAGES/GuestImages/guest_name
に作成されます。デフォルトでは、/EXAVMIMAGES
内の共有イメージ・ファイルを参照するreflinkコピーが、ゲスト固有のディレクトリに作成されます。reflinkを使用することなく共有ディスク・イメージ・ファイルをアタッチするには、--no-reflink
オプションを追加します。この場合、ゲスト固有のディレクトリ内の新しいディスク・イメージは、/EXAVMIMAGES
内のイメージ・ファイルとは別個のコピーになります。 -
ゲスト固有のディレクトリ内にある非共有イメージ・ファイルをアタッチしても、追加のコピーは発生しません。
-
--domain
: 作成後にディスク・イメージを接続するゲストを指定するには、このオプションを使用します。--no-reflink
: このオプションは、共有イメージ・ファイルのゲスト固有のイメージ・ディレクトリに、別個のコピー(reflinkではない)を作成するために使用します。このオプションは、非共有イメージ・ファイルでは無視されます。
使用上のノート
- KVMゲストには、最大で112個のディスクを接続できます。
親トピック: VM_MAKERコマンド・リファレンス