8.9.2.3 Oracle Exadata System Softwareリリース12.1.2.2.1以降でのJDKパッケージの手動更新

最新バージョンのパッケージをダウンロードし、rpmユーティリティを使用してインストールすることで、JDK 8パッケージを最新リリースに更新します。

このステップを開始する前に、「MSプロセスの停止」のステップを完了していることを確認してください。

Oracle Exadata System Softwareリリース12.1.2.2.1以降では、Oracle Exadata Serverには、RPMとしてインストールされるJDK 8パッケージが含まれています。

(dbnodeupdateまたはpatchmgrを使用して)サーバー・イメージへのアップグレード後、JDKのバージョンを確認します。アップグレード中にJDKパッケージが古いバージョンに戻った場合、ここでの手順を使用してJDKパッケージを最新バージョンに更新します。

  1. My Oracle SupportのドキュメントID 1439822.1にあるリンクを使用して、JDK 8の最新バージョンをダウンロードします。JDK 8の更新のみをダウンロードします。
  2. ZIPファイルの内容を抽出します。
  3. JDK RPMを見つけます。
    ファイルの名前はjdk-version-linux-x64.rpmのようになります(たとえばjdk-8u172-linux-x64.rpm)。
  4. RPMファイルのみをターゲット・サーバーにコピーします。
    ファイルは、/tmpなどの一時ディレクトリに配置できます。
  5. rootユーザーとして、インストールされているJDK RPMの現在のバージョンを決定します。
    # rpm -qa|grep jdk
    jdk1.8.0_66-1.8.0_66-fcs.x86_64
  6. JDKパッケージがインストールされ、更新する必要がある場合は、rpmコマンドを使用して更新をインストールします。
    # rpm -Uvh /tmp/jdk-version-linux-x64.rpm
  7. JDKパッケージが更新されたことを確認します。

    JDK 8では、更新されたパッケージによって現在インストールされているパッケージが置き換えられないため、2つのバージョンのJDKパッケージがインストールされます。

    # rpm -qa | grep jdk
    jdk1.8.0_66-1.8.0_66-fcs.x86_64
    jdk1.8.0_172-1.8.0_172-fcs.x86_64
  8. 古いJDKパッケージをサーバーから削除します。
    古いバージョンが更新66だった場合、コマンドは次のようになります。
    # rpm -e --nodeps jdk.1.8.0_66-1.8.0_66-fcs.x86_64
  9. 更新されたJDKのみがサーバーで使用できることを確認します。
    # rpm -qa |grep jdk
    jdk1.8.0_172-1.8.0_172-fcs.x86_64
  10. ステージングされた更新ファイルを削除します。
    # rm -f /tmp/jdk-version-linux-x64.rpm
JDKの更新を完了するには、「管理サーバー(MS)の再構成および再起動」のステップに従います。