6.24.3 Oracle Exadataに対するExachkのコマンドライン・オプション
Exachkには、専用のコマンドライン・オプションが不要です。これにより、Oracle ExadataのOracle Linux KVM環境で実行していることが自動的に検出されます。ただし、サーバーやスイッチのサブセットに対してExachkを実行するために、コマンドライン・オプションを使用することができます。
Exachkは、KVMホストとゲストのどちらで実行されているかを自動的に検出し、適切な監査チェックを実行します。たとえば、最も簡単なケースとして、コマンドライン・オプションなしでExachkを実行できます。
./exachk
KVMホストでExachkを実行すると、RDMAネットワーク・ファブリック・ネットワーク経由でアクセス可能なすべてのデータベース・サーバー、ストレージ・サーバーおよびRDMAネットワーク・ファブリック・スイッチで監査チェックが実行されます。
サーバーまたはスイッチのサブセットでExachkを実行するには、次のコマンドライン・オプションを使用します:
オプション
-
-clusternodes
: データベース・サーバーのカンマ区切りリストを指定します。 -
-cells
: ストレージ・サーバーのカンマ区切りリストを指定します。
例6-1 ノードとスイッチのサブセットに対するExachkの実行
たとえば、Oracle Exadataフル・ラックの最初のクオータ・ラックのみが仮想化用に構成されているとしても、RDMAネットワーク・ファブリック・ネットワーク経由ですべてのコンポーネントにアクセス可能ならば、データベース・サーバーdm01adm01
から次のようなコマンドを実行できます:
./exachk -clusternodes dm01adm01,dm01adm02
-cells dm01celadm01,dm01celadm02,dm01celadm03