6.1.4 Oracle Linux KVMリソース
Oracle Linux KVMインフラストラクチャの2つの基本部分であるネットワークとストレージが、Oracle Linux KVMの外部で構成されます。
ネットワーク
Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA)を使用してOracle Exadataラックの構成詳細を指定する場合は、Oracle Linux KVM環境に必要なネットワークIPアドレスの作成方法を入力します。生成されたOEDA設定ファイルはOracle Exadataラックに転送され、ネットワーク・アドレスの作成に使用されます。
ストレージ
Oracle Linux KVMには、仮想マシン(VM)の作成および管理に不可欠な環境リソースを格納する場所が常に必要です。こういったリソースには、ISOファイル(仮想DVDイメージ)、VM構成ファイル、およびVM仮想ディスクがあります。このようなリソースのグループが格納される場所を記憶域リポジトリといいます。
Oracle Exadataでは、Oracle Linux KVM用のストレージにXFSファイル・システムを使用します。
2ソケットのOracle Exadata Database Machineシステムでのみ、ディスク拡張キットを購入してストレージ容量を増やすことができます。追加のディスク領域を使用することで、/EXAVMIMAGES
を拡張して、サポートするOracle Linux KVMゲストの数を増やしたり(最大12個まで)、各ゲストの/u01
パーティションのサイズを増やすことができます。