8.4.3.3 RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチのpatchmgr構文
patchmgrを使用して、RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチのソフトウェアを更新できます。
前提条件
patchmgrは、Oracle Linuxを実行しているOracle Exadataデータベース・サーバーまたはOracle Exadata以外のシステムである駆動システムで実行されます。これにより、中央のサーバーからpatchmgrを実行して、複数のOracle Exadataシステムを更新できます。
ノート:
Oracle Exadata System Softwareリリース19.3.9より前では、RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチにパッチを適用するために、非root
ユーザーとしてpatchmgr
を実行する必要があります。
RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチのpatchmgr構文
./patchmgr --roceswitches [roceswitch_list_file]
{ --upgrade [--roceswitch-precheck] [--unkey] [--force] |
--downgrade [--roceswitch-precheck] [--unkey] [--force] |
--apply-config [--unkey] [--force] |
--verify-config [ --newswitchlist new_list_file ] [--unkey] }
[ -log_dir { absolute_path_to_log_directory | AUTO } ]
メイン引数
引数 | 説明 |
---|---|
--roceswitches [roceswitch_list_file] |
patchmgrがRoCEネットワーク・ファブリック・スイッチで機能することを指定します。 指定すると、スイッチのリスト・ファイルでRoCEネットワーク・ファブリック・スイッチが指定されます。 最も簡単な形式では、ファイルの各行には、1つのスイッチのホスト名またはIPアドレスが記載されています。この場合、各スイッチはシングルラックExadata環境のリーフ・スイッチと見なされます。次に例を示します:
各スイッチの構成タイプを指定するには、スイッチのリスト・ファイルで各スイッチのホスト名またはIPアドレスにコロン(
次に例を示します:
マルチラック構成の場合のみ、各スイッチに一意のループバック・オクテットも指定します。 ループバック・オクテットは、スイッチを一意に識別するスイッチ・ループバック・アドレスの最後のオクテットです。 各スイッチのループバック・オクテットを指定するには、ピリオド( 注意: マルチラック構成のすべてのスイッチには、一意のループバック・オクテットが必要です。複数のスイッチが同じループバック・オクテットを使用すると、RoCEネットワーク・ファブリックは正しく機能しないため、システムが停止します。 リーフ・スイッチの場合、最初のループバック・オクテット値として
スパイン・スイッチの場合、最初のループバック・オクテット値として
たとえば、2ラックExadata X9Mシステムのスイッチのリスト・ファイルの内容は、次のようになります:
ファイル名を指定しない場合、このコマンドは、patchmgrを実行しているホストから検出されたすべてのRoCEネットワーク・ファブリック・スイッチで機能します。 |
--upgrade |
RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチのファームウェアをアップグレードします。 必要に応じて、スイッチ・アラートをOracle Auto Service Request (ASR)に伝播するクライアント・ソフトウェア・コンポーネントもインストールまたはアップグレードします。 ノート: 2022年8月の |
--downgrade |
RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチのファームウェアをダウングレードします。 ノート: 2022年8月の |
--apply-config |
各スイッチにゴールデン構成テンプレートを適用します。 このオプションは、スイッチごとの構成タイプを指定するスイッチのリスト・ファイル内のタグに依存します。 |
--verify-config [ --newswitchlist new_list_file ] |
各スイッチ構成をゴールデン構成に対して検証します。 検証は、 指定した場合、 |
サポートされているオプション
次のオプションは、RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチの構成およびファームウェアの更新でサポートされています。
表8-5 RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチのpatchmgrオプション
オプション | 説明 |
---|---|
--roceswitch-precheck |
リスト・ファイル内のRoCEネットワーク・ファブリック・スイッチでスイッチ・ファームウェアのアップグレードまたはダウングレード・シミュレーションを実行しますが、実際のインストールは実行しません。このオプションは、--upgrade または--downgrade とともに使用します。
|
--unkey |
このオプションを |
--force |
このオプションを このオプションを |
-log_dir ( absolute_path_to_log_directory | AUTO ) |
patchmgrをroot以外のユーザーとして実行する場合は、 ノート: |
使用上のノート
- Oracle Exadata System Softwareリリース19.3以降では、オプションの先頭に
--
を付けます。このリリースより前のリリースでは、オプションの先頭に-
を付けました。
例8-9 RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチのファームウェアをアップグレードするためのpatchmgrの使用
この例では、すべての検出されたスイッチでアップグレードの前提条件チェックを実行してから、スイッチをアップグレードします。
$ ./patchmgr --roceswitches --upgrade --roceswitch-precheck
$ ./patchmgr --roceswitches --upgrade
例8-10 RoCEネットワーク・ファブリック・スイッチにゴールデン構成を適用するためのpatchmgrの使用
この例では、switches.lst
ファイルで指定されたとおりに、ゴールデン構成の設定をRoCEネットワーク・ファブリック・スイッチに適用します。この操作のログは/tmp/switchlogs
に書き込まれます。
$ cat switches.lst
switch456-rocea0:leaf
switch456-roceb0:leaf
$ ./patchmgr --roceswitches switches.lst --apply-config –log_dir /tmp/switchlogs
親トピック: patchmgrの構文