6.19.2.4 スナップショット・バックアップからのゲストのリストアおよびリカバリ

この手順は、ゲスト内から取得したゲストのスナップショット・ベースのバックアップを使用して、消失または損傷したKVMゲストのファイルをリストアするために使用できます。

方法3: ゲストの内部的なバックアップの項で説明されているゲスト内から作成されたスナップショット・ベースのバックアップを使用して、KVMゲストの紛失または破損したファイルをリストアするには、この手順を使用します。
rootユーザーとしてKVMゲストにログインします。
  1. バックアップNFSサーバーをマウントし、損傷または紛失が発生したファイルをリストアします。
    # mkdir -p /root/mnt
    # mount -t nfs -o ro,intr,soft,proto=tcp,nolock nfs_ip:/location_of_backup /root/mnt
  2. 損傷または紛失が発生したファイルをバックアップからステージング領域に抽出します。
    1. 抽出されたファイルが保持されるように、ステージング領域を準備します。バックアップ論理ボリュームLVDbSys2は、次で使用できます。
      # mkdir /backup-LVM 
      # mount /dev/mapper/VGExaDb-LVDbSys2 /backup-LVM
      # mkdir /backup-LVM/tmp_restore 
    2. 必要なファイルを抽出します。
      # tar --acls --xattrs --xattrs-include=* --format=pax -pjxvf /root/mnt/tar_file_name -C /backup-LVM/tmp_restore absolute_path_of_file_to_be_restored
  3. 必要に応じて、損傷または紛失が発生したファイルを一時ステージング領域からリストアします。
  4. 必要に応じてKVMゲストを再起動します。