2.2.1.3 RAIDコントローラがあるシステムでのディスク・コントローラ構成の検証

Oracle Exadata X8M-2以前では、2ソケットExadataデータベース・サーバーにRAIDコントローラが含まれています。8ソケット・システムの場合、Oracle Exadata X6-8までのすべてのモデルにRAIDコントローラが含まれています。

  • 次のコマンドを使用して、データベース・サーバーのディスク・コントローラ構成を確認します。
    if [[ -d /proc/xen && ! -f /proc/xen/capabilities ]]
    then
      echo -e "\nThis check will not run in a user domain of a virtualized environment.  Execute this check in the management domain.\n"
    else
      if [ -x /opt/MegaRAID/storcli/storcli64 ]
      then
        export CMD=/opt/MegaRAID/storcli/storcli64
      else
        export CMD=/opt/MegaRAID/MegaCli/MegaCli64
      fi
      RAW_OUTPUT=$($CMD AdpAllInfo -aALL -nolog | grep "Device Present" -A 8);
      echo -e "The database server disk controller configuration found is:\n\n$RAW_OUTPUT";
    fi;

2ソケット・システムの場合、予想される出力は、1つの仮想ドライブ(機能低下またはオフラインなし)、5つの物理デバイス(1つのコントローラと4つのディスク)、および4つのディスク(クリティカル・ディスクまたは障害のあるディスクなし)です。

8ソケット・システムの場合、予想される出力は1つの仮想ドライブ(機能低下またはオフラインなし)と8つのディスク(クリティカル・ディスクまたは障害のあるディスクなし)です。物理デバイスの数は、9 (1つのコントローラと8つのディスク)に、SAS2拡張ポート(該当する場合)の数を加えたものです。

出力が異なる場合は、問題点を調査して修正します。パフォーマンスが低下した仮想ドライブは、通常は存在しない物理ディスクまたは障害が発生したディスクです。ノードで障害が発生したディスクの数が、システムの動作を維持するのに必要な数を超えた場合は、データ損失のリスクを回避するために、クリティカル・ディスクをすぐに交換してください。障害が発生したディスクもすぐに交換してください。

ノート:

その他の仮想ドライブまたはホット・スペアが存在する場合は、デプロイ時にディスク再利用手順が実行されなかったか、dualboot=no修飾子を使用せずにベア・メタル・リストア手順が実行された可能性があります。詳細および是正ステップは、Oracleサポート・サービスに問い合せてください。また、My Oracle Supportノート1323309.1を参照してください。

ホット・スペアがあるデータベース・サーバーをOracle Exadata System Softwareリリース11.2.3.2.0以上にアップグレードする場合、ホット・スペアは削除され、アクティブ・ドライブとしてRAID構成に追加されます。

例2-1 ディスク拡張キットのない2ソケット・システムのディスク・コントローラ構成の確認

次に、ディスク拡張キットのない2ソケット・システムで予想されるコマンド出力の例を示します。

                Device Present
                ================
Virtual Drives    : 1 
  Degraded        : 0 
  Offline         : 0 
Physical Devices  : 5 
  Disks           : 4 
  Critical Disks  : 0 
  Failed Disks    : 0