5.1.3 永続列キャッシュ
列キャッシュは、列形式のデータを含むExadataスマート・フラッシュ・キャッシュの一部です。Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュのデータは自動的に列形式に変換され、問合せのパフォーマンスを向上させるために列キャッシュに格納されます。
Oracle Exadata System Softwareリリース21.2.0より前のリリースでは、セルに障害が発生するか停止すると、列キャッシュを管理するためのメタデータが失われます。そのため、セルを再起動するたびに列キャッシュを再構築する必要があります。
Oracle Exadata System Softwareリリース21.2.0以降、列キャッシュはセルの再起動およびアップグレード後も保持できます。この機能により、キャッシュの再構築に関連するリソースが節約され、セルの再起動直後の問合せパフォーマンスの一貫性が向上します。
永続列キャッシュを使用するには、Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュがライトバック・モードである必要があります。この機能は、columnarCachePersMode
セル属性の設定によって制御されます。
最小要件:
- Oracle Exadata System Softwareリリース21.2.0
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