2.1.4 Exadata RDMAメモリー(XRMEM)の列キャッシュ

Oracle Exadata System Softwareリリース12.2.1.1.0で初めて導入されたストレージ・サーバーの列キャッシュは、列形式のデータを含むExadataスマート・フラッシュ・キャッシュの一部であり、通常は複雑な分析問合せの高速化に使用されます。問合せおよびデータ・プロファイルに基づいて、Exadataソフトウェアは、Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュ内の選択されたデータを自動的に識別して列形式に変換し、列キャッシュに書き込み、問合せのパフォーマンスを透過的に支援します。

Oracle Exadata System Softwareリリース24.1.0では、ストレージ・サーバーの列キャッシュを拡張して、Exadata X10M以降のExadataストレージ・サーバー・モデルでExadata RDMAメモリー(XRMEM)を利用します。この機能を使用すると、フラッシュ・キャッシュ内の最もアクティブな列データ・リージョンが自動的にXRMEMキャッシュにレプリケートされるため、列読取りパフォーマンスが大幅に向上し、問合せパフォーマンスが改善されます。