6.1.5 特定のデータベースの永続メモリー使用量の制御
この機能では、データベース間IORMプランの新しい2つのディレクティブである、pmemcache
およびpmemlog
が導入されます。これらのディレクティブを使用すると、特定のデータベースの永続メモリー使用量を制御し、貴重な永続メモリー・リソースを重要なデータベース用に確保できます(特に統合環境において)。
pmemcache=off
を設定すると、指定したデータベースによる永続メモリー(PMEM)キャッシュの使用を防ぐことができます。同様に、pmemlog=off
を設定すると、指定したデータベースによるPMEMログの使用を防ぐことができます。デフォルトでは、すべてのデータベースで、キャッシュおよびロギングに永続メモリーを使用できます。
現在のIORMプラン設定を確認するには、CellCLIでコマンドLIST IORMPLAN DETAIL
を発行します。
詳細は、Oracle Exadata System Softwareユーザーズ・ガイドのIORMの使用によるフラッシュおよびPMEMリソースへのデータベース・アクセスの制御およびPMEMキャッシュおよびPMEMログへのアクセスの制御を参照してください。
最小要件:
- Oracle Exadata System Softwareリリース20.1.0
- Oracle Exadata X8M