5.1.3.3 IORMを使用したExadataキャッシュ・リソースへのデータベース・アクセスの制御
IORMを使用して、重要なOracle Exadata Storage Serverキャッシュ・リソースへのアクセスを管理できます。
データベース間のIORMプランでflashcache
およびflashlog
属性を使用して、Exadataスマート・フラッシュ・キャッシュおよびFlash Logへのアクセスを制御できます。flashcache=off
を設定すると、指定したデータベースがフラッシュ・キャッシュを使用できないようにできます。同様に、flashlog=off
を設定すると、指定したデータベースがFlash Logを使用できなくなります。デフォルトでは、すべてのデータベースでキャッシングおよびロギングにフラッシュ・メモリーを使用できます。
同様に、適切に構成されたサーバーでは、xrmemcache
およびxrmemlog
属性を使用してExadata RDMAメモリー(XRMEM)リソースへのアクセスを制御できます。
ノート:
Exadata X8MおよびX9Mストレージ・サーバー・モデルでのみ、pmemcache
およびpmemlog
属性をxrmemcache
およびxrmemlog
と同じ意味で使用できます。ただし、IORMプランにPMEM属性とXRMEM属性を混在させることはできません。
これらの属性により、特に統合環境において、重要なキャッシュ・リソースをミッション・クリティカル・データベース用に確保できます。
親トピック: データベース間のリソース管理について