9.3.7 最大データベース・プロセス数の増加

最小ソフトウェア要件: 12.1.0.2 BP11または11.2.0.4 BP18

次の表に、データベース・ノード当たりサポートされる最大データベース・プロセス数を示します。これらの数は以前のリリースよりも高くなっています。ベスト・プラクティスは、プロセス数をこれらの値よりも低く抑えることです。ワークロードのサブセットがパラレル問合せを実行中の場合、最大データベース・プロセス数はパラレル問合せを含まないプロセス数列と実行中のすべてのパラレル問合せを含むプロセス数列の間になります。

表9-3 ノード当たりの最大データベース・プロセス数

マシン・タイプ InfiniBandボンディング・タイプ パラレル問合せを含まないプロセスの最大数 実行中のすべてのパラレル問合せを含むプロセスの最大数

8ソケット(X2-8、X3-8)

アクティブ・パッシブ

28,500

25,000

8ソケット(X4-8、X5-8)

アクティブ・ボンディング

50,000

44,000

2ソケット(X2-2、X3-2)

アクティブ・パッシブ

12,500

10,000

2ソケット(X4-2、X5-2)

アクティブ・ボンディング

16,500

14,000

マシンは次のように構成されます。

  • アクティブ・ボンディングInfiniBand構成の8ソケット・データベース・ノード(X4-8およびX5-8)では、4つのInfiniBandカード(8つのInfinibandポート)全体で8つのIPアドレスがあります。

  • アクティブ-パッシブInfiniBand構成の8ソケット・データベース・ノード(X2-8およびX3-8)では、4つのInfiniBandカード(8つのInfinibandポート)全体で4つのIPアドレスがあります。

  • アクティブ・ボンディングInfiniBand構成の2ソケット・データベース・ノード(X4-2およびX5-2)では、1つのInfiniBandカード(2つのInfinibandポート)上に2つのIPアドレスがあります。

  • アクティブ-パッシブInfiniBand構成の2ソケット・データベース・ノード(X2-2およびX3-2)では、1つのInfiniBandカード(2つのInfinibandポート)上に1つのIPアドレスがあります。

データベースの使用に対して、IP当たり50,000 RDSソケットがプロビジョニングされます。IO対応の各データベース・プロセスは、複数のIPにまたがり均等なロード・バランスでRDSソケットを消費します。

セルには次の接続制限があります。

  • X4およびX5システムの場合、セルの接続制限は120,000プロセスです。

  • X2およびX3システムの場合、セルの接続制限は60,000プロセスです。

つまり、データベース・プロセスの合計数が前述のセル・ノードに対する制限を超えることはできません。たとえば、フル・ラックの8個のデータベースが最大プロセス数で実行されると、セルの接続制限を超過します。