3.5.5 サーバーにリモートにアクセスするユーザーのパスワードの有効期限の構成

CELL属性を構成して、ユーザー・パスワードを期限切れにできます。

Oracle Exadata System Softwareリリース19.1.0では、REST APIまたはExaCLIなど、リモートでOracle Exadata System Softwareサーバーにアクセスするユーザーにパスワード・セキュリティを構成するための新しいCELL属性があります。これらの属性によって、ユーザーがリモートでパスワードを変更できるかどうか、ユーザー・パスワードが期限切れになるまでの時間、およびパスワード有効期限の前にユーザーが警告メッセージを受け取る日数が決まります。デフォルトの構成では、ユーザー・パスワードは期限切れになりません。

ノート:

パスワードの有効期限用のCELL属性は、Oracle Exadata System Softwareで作成されたユーザーにのみ適用されます。パスワードの有効期限は、LIST USERコマンドで表示されるユーザーにのみ適用され、celladminoracleなどのオペレーティング・システム・ユーザーには適用されません。
  • ユーザーがリモートでパスワードを変更できるようにするには、ALTER CELLコマンドを使用してremotePwdChangeAllowed属性をtrueに設定します。
    値をfalseに設定すると、ユーザーは、サーバー管理者に連絡してパスワードを変更する必要があることを通知するメッセージを受け取ります。
    CellCLI> ALTER CELL remotePwdChangeAllowed=true
  • ユーザー・パスワードが期限切れになるまでの時間の長さを変更するには、ALTER CELLコマンドを使用してpwdExpInDays属性を変更します。
    この値nを、パスワードの期限が切れるまでの日数に設定します。pwdExpInDaysが0 (デフォルト値)に設定されている場合、ユーザー・パスワードは期限切れになりません。
    CellCLI> ALTER CELL pwdExpInDays=n
  • パスワードの期限が切れる前に警告期間の長さを構成するには、ALTER CELLコマンドを使用してpwdExpWarnInDays属性を変更します。
    nをパスワードの期限が切れる前にユーザーに警告する日数に設定します。ユーザー・アカウントのパスワード期限切れ警告時間は、デフォルトで7日間です。
    CellCLI> ALTER CELL pwdExpWarnInDays=n
  • ユーザー・パスワードの期限が切れた後にユーザー・アカウントがロックされるまでの時間を指定するには、ALTER CELLコマンドを使用してaccountLockInDays属性を変更します。
    この値nを、ユーザー・アカウントがロックされるまでの日数に設定します。ユーザー・アカウントのロック時間は、デフォルトで7日間です。
    CellCLI> ALTER CELL accountLockInDays=n