2.10 セキュアな環境に関する考慮事項
Oracle Exadata Database Machineには、組織の特定のポリシーと要件を満たすように調整できる、数多くの階層化されたセキュリティ制御が含まれています。
組織はこれらの機能を最大限に活用する方法を評価し、これらの機能を既存のITセキュリティ・アーキテクチャに統合する必要があります。IT管理の効果を高めるには、リスク管理および管理上の措置を確実に施行するための人材、プロセスおよび技術を検討する必要があります。措置およびポリシーは、Oracle Exadata Database Machineの計画、インストールおよびデプロイメントの各段階で設計し、レビューする必要があります。
Oracle Exadata Database Machineに統合されている機能の多くはデフォルトでセキュアなデプロイメントを実現するために構成されていますが、組織には独自のセキュリティ構成標準があります。Oracle Exadata Database Machineコンポーネントに対するセキュリティ設定変更をテストする前に、Oracleセキュリティ情報を再確認することが重要です。特に、既存の標準を改善できる場所、およびサポート問題によって特定のコンポーネントに加えることができる変更が制限される可能性がある場所を特定することが重要です。
ノート:
攻撃面を最小化するために、Oracle Exadata Storage Serverでは、その管理インタフェース以外でのカスタマイズをサポートしていません。ストレージ・サーバーではカスタム・ユーザーは許可されません。サーバーは特定の目的で最適化および強化されています。- アイデンティティおよびアクセス管理に関する考慮事項
Oracle Exadata Database Machineコンポーネントおよびデプロイされたサービスを組織の既存のアイデンティティおよびアクセス管理アーキテクチャに統合する際は、統合されたアプローチを使用する必要があります。 - ネットワーク・セキュリティに関する考慮事項
Oracle Exadataが到着する前に、ネットワーク・セキュリティの考慮事項について検討してください。