2.9 セキュアな管理のためのOracle ILOMの使用

個々のアプリケーションとサービスを適切に保護するには、セキュリティ制御および機能を組み合せる必要があります。

デプロイされたサービスおよびシステムのセキュリティを維持するための包括的な管理機能を持つことも、同様に重要となります。Oracle Exadata Database MachineではILOMのセキュリティ管理機能が使用されます。

ILOMは、多数のOracle Exadata Database Machineコンポーネントに組み込まれたサービス・プロセッサです。次のようなバンド外管理アクティビティを実行するために使用されます。

  • データベースおよびストレージ・サーバーのセキュアな停電管理を実行するためのセキュアなアクセスの提供。アクセスには、SSLによって保護されたWebベースのアクセス、セキュア・シェル(SSH)を使用したコマンドライン・アクセス、TLSおよびSNMPv3を使用したプロトコル・アクセスが含まれます。

  • ロールベースのアクセス制御モデルを使用した職務要件の分離。各ユーザーは、実行できる機能が制限された特定のロールに割り当てられます。

  • すべてのログインおよび構成変更の監査レコードの提供。各監査ログ・エントリには、アクションを実行しているユーザーおよびタイムスタンプが表示されます。これにより、組織は未認可のアクティビティや変更を検出し、それらのアクションを特定のユーザーと関連付けることができます。