3.5.1 Exadata System Softwareのユーザーの作成の概要
Oracle Exadata System Softwareユーザーは、オンプレミスまたはOracle Cloud環境でExaCLIを実行する場合に必要です。ExaCLIでは、計算ノードからリモートでセルを管理できます。計算ノード上でExaCLIを実行するときに、セル・ノードへの接続に使用するユーザー名を指定する必要があります。管理サーバー(MS)により、ユーザーの資格証明が認証され、そのユーザーによって発行されるコマンドの許可チェックが実行されます。そのユーザーがコマンドを実行する適切な権限を持っていない場合、MSによりエラーが返されます。
パスワードのセキュリティ・キーは、HMAC-SHA1とパスワード・ベース・キー導出関数2 (PBKDF2)を使用して暗号化されています。
Oracle Exadata System Softwareで使用するユーザーおよびロールを作成するステップの概要を次に示します。
- CREATE ROLEコマンドを使用してロールを作成します。
- GRANT PRIVILEGEコマンドを使用してロールに権限を付与します。
- CREATE USERコマンドを使用してユーザーを作成します。
- GRANT ROLEコマンドを使用してユーザーにロールを付与します。
REVOKE PRIVILEGEコマンドを使用して、ロールから権限を取り消すこともできます。ユーザーからロールを取り消すには、REVOKE ROLEコマンドを使用します。