2.2.1.9 クライアント・サービスの管理
Exascaleストレージ・サービスに加えて、さらにクライアント側サービスでは、Exadataコンピュート・ノード上の特定のExascale機能をサポートします。
デフォルトでは、各Exascaleコンピュート・ノードで次のクライアント側サービス・インスタンスが構成されます:
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Exascaleノード・ポリシー(ESNP)
ベアメタル構成では、ESNPはサーバーのオペレーティング・システム上で実行されます。コンピュート・ノードが仮想マシン(VM)上で実行されている構成では、ESNPはゲストVM内で実行されます。
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Exascaleダイレクト・ボリューム(EDV)
このサービスは、EDVデバイスを使用するすべてのExadataコンピュート・ノードで必要です。ベアメタル構成では、EDVサービスはサーバーのオペレーティング・システム上で実行されます。コンピュート・ノードが仮想マシン(VM)上で実行されている構成では、EDVサービスはKVMホストで実行され、EDV管理ストレージに基づいてハイパーバイザがVMイメージ・ファイルにアクセスできるようにします。EDVサービスは、各ゲストVMでも実行され、VM内からEDV管理ストレージに直接アクセスできるようにします。
クライアント側サービスを管理するには、Oracle Exadata Database Machineコマンドライン・インタフェース(DBMCLI)でALTER DBSERVER
コマンドを使用します。
関連するコマンド構文は次のとおりです:
DBMCLI> ALTER DBSERVER { STARTUP | SHUTDOWN | RESTART } SERVICES { ESNP | EDV }
クライアント側サービスのステータスを表示するには、DBMCLI LIST DBSERVER
コマンドを使用します。
親トピック: Exascaleサービスの管理