2.2.1.8 サービスの無効化
Exascaleシステム・コンポーネントは、一連のソフトウェア・サービスを使用して実装されます。
通常、Exascaleクラスタには、必要なExascaleソフトウェア・サービスが自動的に含まれます。ただし、Exascale管理者は、ソフトウェア・サービス・インスタンスの無効化が必要になる場合があります。
Exascaleサービスを無効にするには、ESCLI chservice
コマンドを--disable
オプションとともに使用します。
無効になったサービス・インスタンスは停止され、関連付けられたサーバーで自動的に再起動されなくなります。無効になったサービス・インスタンスを有効にするには、手動で起動する必要があります。
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Exadataストレージ・サーバーでExascaleサービスを無効にするには、コマンド構文は次のとおりです:
@> chservice --attributes name=service_cell --disable
Exadataストレージ・サーバーで無効にするサービス・インスタンスを特定するには、形式
name=service_cell
を使用してname
属性を指定します。属性値では:
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service: 次のいずれかの操作対象となるサービスを指定します:
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egs
: Exascaleクラスタ・サービス(Exascaleグローバル・サービス(EGS)とも呼ばれる)を指定します。 -
ers
: Exascale制御サービス(Exascale RESTfulサービス(ERS)とも呼ばれる)を指定します。 -
syseds
: システム・ボールト・マネージャ・サービスを指定します。 -
usreds
: ユーザー・ボールト・マネージャ・サービスを指定します。 -
bsm
: ブロック・ストア・マネージャ・サービスを指定します。 -
bsw
: ブロック・ストア・ワーカー・サービスを指定します。
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cell: サービスをホストするストレージ・サーバー(
cell
)の名前を指定します。セルは名前で識別する必要があります。
lscell
コマンドを使用して、すべてのセル名を検出します。
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Exadataコンピュート・サーバーでExascaleサービスを無効にするには、コマンド構文は次のとおりです:
@> chservice --attributes name=service_compute --disable
Exadataコンピュート・サーバーで無効にするサービス・インスタンスを特定するには、形式
name=service_compute
を使用してname
属性を指定します。属性値では:
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service: 次のいずれかの操作対象となるサービスを指定します:
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egs
: Exascaleクラスタ・サービス(Exascaleグローバル・サービス(EGS)とも呼ばれる)を指定します。 -
bsw
: ブロック・ストア・ワーカー・サービスを指定します。
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compute: サービスをホストするコンピュート・サーバー(
dbserver
)の名前を指定します。必要なサービスの場所に応じて、特定のコンピュート・ノード仮想マシン(VM)の名前またはExadataコンピュート・ノード・ホスト・ドメイン(KVMホストまたはDom0)のいずれかを指定します。
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--force
オプションを追加して、サービスをホストしているサーバーが使用できない場合でも、サービスを強制的に無効にすることもできます。
親トピック: Exascaleサービスの管理