2.2.1.3 サービス・インスタンス数の変更

Exascaleシステム・コンポーネントは、一連のソフトウェア・サービスを使用して実装されます。

デフォルトでは、各Exascaleクラスタは、通常ほとんどのワークロードに十分な数のソフトウェア・サービス・インスタンスで構成されます。ただし、Exascale管理者は、デプロイされるサービス・インスタンスの数を変更できます。

Exascaleクラスタにデプロイされるサービス・インスタンスの数を変更するには、次のようにESCLI chclusterコマンドを使用します:

@> chcluster --attributes attribute_name=value

コマンドで、attribute_nameとして次のいずれかを指定します:

  • numControlServicesFrontends: フロントエンド・プロセスおよびバックエンド・プロセスを含む制御サービス(ERS)インスタンスの数。

  • numControlServicesBackends: バックエンド・プロセスのみを含む制御サービス(ERS)インスタンスの数。

  • numSystemVaultManagers: システム・ボールト・マネージャ(SYSEDS)インスタンスの数。

  • numUserVaultManagers: ユーザー・ボールト・マネージャ(USREDS)インスタンスの数。

  • numVolumeManagers: ブロック・ストア・マネージャ(BSM)インスタンスの数。

  • numStorageVolumeWorkers: ブロック・ストア・ワーカー(BSW)インスタンスの数。

    ノート:

    この設定は、Exadataストレージ・サーバー全体にデプロイされるBSWインスタンスの数のみを制御します。

    追加のBSWインスタンスは、Exadataコンピュート・ノードに手動でデプロイできます。この配置により、BSWインスタンスはExadataクライアント・ネットワークにアクセスできるようになります。このネットワークは、Oracle Cloud Infrastructure (OCI)オブジェクト・ストレージへのボリューム・バックアップの実行およびExadata外部のiSCSIイニシエータへのサービス提供に使用できます。

ノート:

Exascaleクラスタ・サービス(EGS)の数は変更できません。EGSは常に、Exascaleクラスタの最初の5つのノードで実行されます。