2.1.1 OEDA Webユーザー・インタフェースを使用したExascaleの構成

Oracle Exadata Deployment Assistant (OEDA) Webユーザー・インタフェースを使用すると、新しいExadataデプロイメントでExascaleの初期構成を行ったり、既存のExadataデプロイメントとともにExascaleを追加できます。

新しいExadataデプロイメントでExascaleの初期構成を行うには:

  1. OEDA Webユーザー・インタフェースを使用して、ExascaleクラスタおよびExascale対応のOracle DatabaseおよびOracle Grid Infrastructureインストールの構成の詳細を含む新しいExadata XML構成ファイル(es.xml)を作成します。

    「Exascale用のOEDA Webユーザー・インタフェースの設定およびオプション」を参照してください。

  2. OEDAデプロイメント・ユーティリティ(install.sh)を使用して、Exadata XML構成ファイル(es.xml)で指定されたとおりに新しいExadataデプロイメントを構成します。

既存のExadataデプロイメントとともにExascaleを追加するには:

  1. 既存のExadataシステム構成で、Exascaleを収容するための空き領域がストレージ・サーバーにあることを確認します。必要な空き領域の合計量は、Exascaleの予定使用量によって制御されます。

    必要に応じて、既存のASMディスク・グループおよびExadataグリッド・ディスクを再構成して、すべてのExadataセル・ディスクに、Exascaleで使用できる同量の領域が含まれるようにします。また、ストレージ構成の調整がExadata XML構成ファイル(es.xml)に反映されていることを確認します。

  2. OEDA Webユーザー・インタフェースを起動し、既存のExadataデプロイメントからExadata XML構成ファイル(es.xml)をインポートします。

  3. OEDA Webユーザー・インタフェースを使用して、Exadata構成を次のように変更します:

    「Exascale用のOEDA Webユーザー・インタフェースの設定およびオプション」も参照してください。

    1. OEDAのハードウェアの選択ページで、チェック・ボックスをクリックしてExascaleの有効化を実行します。

    2. Exascaleページを使用して、Exascaleクラスタを定義します。

    3. クラスタの定義ページを使用して、既存のASMベースのVMクラスタとともに新しいExascale対応のVMクラスタを追加します。

    4. データベースの作成ページを使用して、Exascaleストレージを使用する新しいデータベースを追加します。

    5. 更新されたExadata XML構成ファイルを生成します。

  4. OEDAデプロイメント・ユーティリティ(install.sh)は、新しいExascale対応のVMクラスタ用のクラスタ固有のXML構成ファイルとともに使用します。