6.2.12.14 mkvolume

ボリュームを作成したり、ボリューム・スナップショットをクローニングします。

用途

mkvolumeコマンドを使用すると、新しいExascaleボリュームを作成したり、ボリューム・スナップショットをクローニングできます。

構文

新しいボリュームを作成するには:

mkvolume size --vault vault [ --attributes attribute=value[,attribute=value] ... ]

ボリューム・スナップショットをクローニングするには:

mkvolume --attributes volumeSnapshot=parent_snapshot_id[,name=clone_name][,iopsProvisioned=integer_value][,iopsInherited={true|false}]

コマンド・オプション

mkvolumeコマンドのオプションは、次のとおりです:

  • size: ボリュームのサイズを指定します。sizeは、接尾辞KKBMMBGGBTTBを使用して指定できます。接尾辞は、大/小文字が区別されません。

    ノート:

    ボリュームを使用してOracle ACFSをサポートする場合は、ACFSに512 MBの最小ボリューム・サイズが必要であることに注意してください。
  • --vault: ボリュームを作成するボールトを指定します。

  • --attributes: オプションで、ボリュームの属性を指定します。

    describe mkvolumeコマンドを使用して、mkvolumeで設定できるすべてのボリューム属性の詳細を表示します。

使用上のノート

ボリューム・スナップショットをクローニングする際は、次の属性設定のみを使用します。その他のコマンド・オプションや設定は不要であり、許可されません。

  • volumeSnapshot=parent_snapshot_id: クローニングするボリューム・スナップショットを識別します。

  • name=clone_name: オプションで、ボリューム・クローンの名前を指定します。これにより、後で識別しやすくなります。指定しない場合、システム生成の名前が割り当てられます。

  • iopsProvisioned=integer_value: オプションで、ボリューム・クローン用にプロビジョニングされるI/O帯域幅を指定します。I/O帯域幅は、1秒当たりのI/O数(IOPS)で表されます。

  • iopsInherited={true|false}: オプションで、ボリューム・クローンが、プロビジョニングされたI/O帯域幅(継承されていない)を保持するボリューム階層内の最も近い祖先からI/O帯域幅を継承するかどうかを指定します。

例6-170 ボリュームの作成

この例では、サイズが100 MBで、MYVOLSという名前のボールトに配置されるボリュームを作成します。

@> mkvolume 100m --vault MYVOLS

例6-171 属性設定を使用したボリュームの作成

この例では、サイズが200 MBで、MYVOLSという名前のボールトに配置される特定の属性設定を持つボリュームの作成を示します。

@> mkvolume 200m --vault MYVOLS --attributes name=vol2,iopsProvisioned=1000